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原発推進派が、必ず突いてくるポイント。
風力や太陽光は、安定供給できない・・・・と。あと場所が無いと・・・。
であれば、自然エネルギーの安定供給できないと言う欠点をなぜ国は、国策として克服しよう
とし(姿勢が)殆ど無いのでしょうか?

(屋根に取り付ける太陽光発電の補助金は良かったのですが・・・。
今回の賠償金分で屋根に太陽電池がどれだけ買えるのかな・・・)


何事にもシステムには、利点と欠点がありますが
原発も今回の事故のような欠点があり、色々な「安全対策」で欠点を補おうとしています。

例え不安定でも使い方によっては、夏場のピークと、(屋根の)太陽電池の発電量のピークは、
むしろ原発より柔軟に対応しているように単純に考えてしまいます。

生命が生き残るために「多様性」と言う方法で環境に適用してきたように発電方法も、状況に
合った多様な発電方式があっても良いと思います。

なのに日本国内の自然エネルギーの割合が極端に少ないのは、「別の意図」が隠されていると
おもいますが、国民がこの国策を変えることは本当に出来ないのでしょうか?

A 回答 (14件中1~10件)

ひとつは、単純な話「原発利権」です。



原発は、安全性と、使用済燃料の永久管理という「未来の問題」さえ、ないがしろにすれば
火力に比べて圧倒的に低コストで電気を作ることができるのです。
火力を基準に電力価格を設定すると、莫大な利益が転がり込むわけです。
そこに電気事業関係者のみならず、ゼネコン、官僚、自民党、大学、広告代理店やマスコミまでが
群がり、潤っている現実があります。

反原発学者として有名な小出氏もおっしゃっていますが
「意図」というよりは「利権」です。
自然エネルギーは安全ですが、このような「あぶく銭」を産んではくれません。
単純で、えげつない話です。

さて、世界的には太陽光発電はそろそろ実用レベル(競争力がある)のものになっていますが
日本では「コスト的に見合わない」とよく言われます。
日本より緯度の高いドイツで進んでいるのに、なぜ、日本だけが? 

それは、送電インフラの問題が大きいと思います。
はるか遠くの原子力発電所と、揚水発電と、消費地を結ぶ、現状の巨大送電システムに
自然エネルギーの小さな電力を乗せるのは、もともとムリがあります。
そこを改め、スマートグリッドや超電導直流送電などの技術を利用して、
自然エネルギーにあった社会整備をしていくこと。
それをやった上で比較すれば「コスト的に見合わない」とは
すでに言えなくなっているのです。
(ドイツはもともとブンデスリパブリックの国、原発も「遠くから送電」ということはありません)

もちろん、自然エネルギーを批判する人たちに共通のまちがいも散見されます。
例えば、下に
「原発1機分の出力を100万kWとして、太陽光のkWあたり設備費を60万円とすると、
 同等の出力を太陽光で出すとなると6000億円ですかね?」
と書いた人がいますが、これは建設費の問題で、ランニングコストは考慮していません。
太陽光発電は設置してしまえば、ほとんど費用はかからないのに比べ
原子力は定期点検や、燃料の購入、使用済燃料の管理など、実費がかかります。

もちろん太陽光発電は多くの人を被爆させるような事故も起こしませんし、
日本特有の真夏のピーク対応にはうってつけの技術です。
いまここで送電インフラを改められれば、地産地消という「距離のメリット」も生まれます。

こういった社会インフラ整備を考慮しないで、現状のシステムを前提にしただけのコスト論は、
意味があるとは言えません。

ただ、原子力の「あぶく銭」を得ているのは、国民全体と比べたらほんの一部の人たち。
今後、何度かの選挙を経て、多くの国民が自然エネルギーへの転換を指示し続ければ、
電気の環境は、送配電から根本的に新時代へと移行していくだろう、と期待しています。
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この回答へのお礼

原発利権ですね。
ありがうございました、

ただ、原発利権の恩恵の無い人がこんな状況を見ても
なお推進しているのは不思議です。

お礼日時:2011/09/09 17:34

地域にあった発電方法で、家庭用電気はまかなっていった方がいいんじゃないかと思います。

今回の福島原発の事故で、国民が疑問に感じたことを、素直に反映できれば国を変えることはできると思います。
その為には原発村で生きている人々からどれだけ利権と金をむしりとれるかにかかっています。
マスコミも金をくれるところにばかりひいきせずに、良心的な報道をしてほしいです。
企業や工場は安定したまとまった電気がいるので、当面の間原発に頼るのもやむを得ないかも、ただいつ大地震がどこでおこるかわからない日本では、綱渡りになるけど、経済も捨てられないならしょうがないですね。
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安定供給の問題も大きいですが、もう一つの問題はコストの問題です。


電力会社も低コストで収益が上げられるのなら、自然エネルギーを利用すると思います。
孫正義氏の提唱するソーラー発電も補助金を注ぎ込みながら電気料金も値上げするというモノですからね。
経済の問題は避けて通れないと思います。
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エネルギーの絶対量が足りないからだと思います。


たとえば、現在開発可能な(国立公園等をのぞいた)地熱エネルギーをすべて開発して発電しても、全電力の3.3%ぐらいしにしかなりません。
太陽電池では、緯度が高い日本では、すべての電気を賄うには、山梨県ぐらいの面積が必要です(パネル代だけで500兆円ぐらい?)。
水力も力不足ですね。黒4ダム全体でも、福島第1原発1号機の発電量に届かない。

最近思うんです。
エネルギーの議論が盛んですが、どうして量の議論をしないんでしょう。
量の話にすれば、すべて金銭換算できますので、難易度が定量的に比較できるんです。
全部、電気代に換算して議論すべきだと思います。
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日本の自然エネルギーの技術や現状は、すでにご指摘のある通りです。



自然エネルギーをうまく利用しようとすると、技術やお金のほかに、安定した気候(エネルギー供給源)と、広大な土地が必要です。

日本の魅力である『風光明媚で、四季豊かな島国』が自然エネルギー利用には最大の敵なんです。
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> なのに日本国内の自然エネルギーの割合が極端に少ないのは、「別の意図」が隠されていると


おもいますが、国民がこの国策を変えることは本当に出来ないのでしょうか?

逆です。国民の意識を反映しているのが現在の政策に他なりません。

わかりやすい例を申しましょう。2000年頃まで、日本はぶっちぎりで世界一の太陽光発電大国でした。わかりやすく言うと、日本はこの頃、ドイツの3倍くらいの太陽光発電容量を誇っておりました。これは、その事実を知らない国民が大変に多いことからもわかるように、国民ではなくむしろ政府が主導していたのです。
しかし、この頃ご存じの小泉純一郎が政権を取ります。彼には爆発的な国民の人気があったことはよくご存知だと思います。そして、このころから自然エネルギーの普及はかげりが出始めます。太陽電池自体の値段が下がったにもかかわらず、特に財政再建という錦の御旗の元、太陽光発電への補助金が減ったり、電気代が下落して太陽光発電設置のメリットが小さくなるなどして普及の伸びが鈍化したのに対し、環境立国を目指すドイツなどはかなり強引ともみえる政策により普及をどんどんのばしてゆきます。最終的に、同じ首相が政権を握る2005年に、日本は首位の座をドイツに明け渡します。

その後、歴代の首相はいろいろな形でCO2削減や太陽光を中心とする自然エネルギーの推進を唱えますが、これらはなかなか国民に「ウケ」ませんでした。特に、「真水」の削減目標を掲げた麻生総理が選挙で惨敗したことからもわかるように、国民はこの問題に対して大変に冷淡で、むしろ、電力会社に「お任せ」で、原子力とオール電化という、国民の負担が非常に少ない路線が静かに歓迎され、安全と安定という電力行政でもっとも大事な要素がおざなりにされた結果が今に他ならないのです。

国民が代われば国策は変わります。逆に、民主主義国家でありながら国民がこれらを「国」のせいにしている限り、いつまでたっても「国策」は変わりますまい。
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この回答へのお礼

政治家を世に送り出したのも我々国民なんですよね。
今回の事故は、元を辿れば「政治に無関心な」国民が自ら招いた自業自得だったのですね・・・

ありがとうごさいました

お礼日時:2011/06/07 00:36

たしかに日本の技術は世界的にみて優れています.


なので,自然エネルギーの利用量を増やすのはとてもいいことと思えます.

どのような発電方法にも長所短所はありますよね.
まず,太陽光が推進されない理由として,国民負担が大きいことがあります.
なぜなら,太陽光パネルは自宅の屋根などに付けるためいくらかを個人が負担する必要があります.
もし,全額国が補助したのならば,電気を多く使う人と少ない量しか使わない人とで不公平が出てきます.
この負担を嫌がる人が多いため(また,今の技術水準では元を取れない確率がそれなりにあります)推進が難しくなっています.

次に風力発電ですね.
鳥類への被害や,低音の騒音問題などがあり自治体が首を縦に振らないことが多いようです.

なので,本格的に自然エネルギーを利用するにはもう少し技術が発展してから出ないと,失敗する可能性が高いと考えられています.
国民が国策を変える云々よりも,もう少し見てから判断することのほうが大事かと思います.
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理由は


太陽光等不安定で数時間しか発電出来ない、それ以外の時間は火力発電が必要なのです、
わざわざ太陽光の為火力発電減らすのは意味が無いのです、

日本は世界第三位の地下資源が有りますが、各省が縦割りで、公園の問題で地熱発電は普及は少ない、でも技術は世界一で輸出してます、

太陽光パネルも日本に資源が無いいずれ中国が牛耳るでしょう

太陽光も鏡で熱集め、タービン回す研究した方が良い

風力も真剣に研究すれば今より音の問題無い物が出来る。


結論は利権者の癒着です、マスコミも広告代でで、利権者です。

故に東電のまずい事は報道しないね。
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間違いがありましたので訂正を。



【誤】
>原発1機分を100万kWとして、kWあたり設備費60万円とすると、6000億円ですかね?


【正】
原発1機分の出力を100万kWとして、太陽光のkWあたり設備費を60万円とすると、同等の出力を太陽光で出すとなると6000億円ですかね?


ついでに補足を。
他の回答者様が地熱に触れてくださってるんですが.....。

私も「安定に目を向けるなら地熱ですな。」と思うんですけどね。
この反対、もう凄い物があります。
地熱発電の適地って、大抵が温泉地隣接or国定等の公園内部なんですよ。

そこに建設したいと申請した場合、国定等公園ですと自然保護団体から反発もありますし、希少動物の保護の観点から海外からも反発されてしまう場合がある。
温泉隣接地ですと「湯が枯れるんじゃないか?」「近くにそんな物作られたら景観が壊れて商売にならない。」と言われていまうと。

以前、実際に良いところまで行った地熱はあったんですが、温泉地の反対で計画はとん挫しましたし。
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>日本国内の自然エネルギーの割合が極端に少ないのは、



こういうのが事実誤認の誘導質問というやつですね。

日本の自然エネルギー利用度は、世界170各国でもトップ級の上位10%に入っていますよ。

とくに、水力発電と太陽熱温水器の利用については世界でも上位5%ぐらいでしょう。

まずは、前提となる事実認識を正確にしてから、「状況に合った多様な発電方式があっても良いと思います。」などという自己主張をしましょう。
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