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1979年頃、イラクの大統領に就任しますよね?
時を同じくして、ソ連がアフガニスタンへ侵攻しますが、何が目的でソ連はアフガニスタンへ侵攻していったのですか?
やはり石油ですか?

A 回答 (2件)

1979年にフセインがイラクの大統領になった事と、ソ連軍がアフガニスタンに侵攻した事は同じ年に起こった事ではありますが、何も関係はありません。



ソ連軍がアフガニスタンに侵攻した目的は石油ではありません。
アフガニスタンでは石油は出ません。

1979年当時のアフガニスタンは内戦が酷い状態でした。
当時のアフガニスタンは共産主義政権の統治下にあり、政府が社会改革を性急に行ったため、それに不満を持つ者が大勢出て、ゲリラとなって反政府運動を展開していました。
ソ連はアフガニスタンの共産政権を支援していましたが、ゲリラはかなり優勢に戦いを進めていました。
しかも1979年2月に隣国イランではイスラム革命が起き、その影響でイスラム教であるゲリラがさらに活気付きました。
「イスラム教と民主主義のために戦う」それがゲリラの主張です。
そのような危機にある状況で1978年からアフガニスタンの政権トップの座にいたアミーン大統領は、徐徐にソ連離れの姿勢を見せ始めます。

こうした状況においてソ連はアフガニスタン侵攻の決定を下します。
信頼できないアミーン大統領を排除し、ソ連にとって信頼できる人物を政権トップの座に付け、さらにソ連軍の介入により優勢にある反政府ゲリラを叩いて、アフガニスタンを安定させ、ソ連の完全な衛星国にしようとしたのです。
またアフガニスタンと国境を接するソ連南部には5000万人にも及ぶイスラム教徒が住んでいました。そこにイスラム革命の
影響が波及してソ連南部が不安定にならないよう、アフガニスタンでイスラム革命の影響を止めようという意図もありました。
それがソ連がアフガニスタンに侵攻した理由です。
ただし、ソ連侵攻の背景には地下資源が目当てだとする説もあります。
地下資源的にはアフガニスタンでは天然ガスや鉱物資源(銅やエメラルドやルビー等色々)が出ます。
実際、こうした地下資源はソ連によって搾取されています。
しかし、アフガニスタン政府への援助や、駐留するソ連軍の戦費も膨大なものであり、それを考慮すると経済的には大したメリットにはならないという主張もあります。
実際、アフガニスタンに駐留するソ連軍の戦費は1日あたり800万ドルにもなっていたそうです。

なお、ソ連軍がアフガニスタンに侵攻した当初は、西側諸国やアラブ諸国では、ペルシャ湾進出、石油地帯制圧の足がかりのために、その第一歩のためにソ連軍はアフガニスタンに侵攻したのではないかと、懸念していました。
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この回答へのお礼

ご丁寧な回答ありがとうございます。
さらに世界情勢を、学ぶ気になれました!!

お礼日時:2011/06/12 08:05

アフガニスタンに石油があるか自分で調べるくらいのことはしましょう。



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