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東日本大震災で村の神社が傾き、津波で冠水しました。見た目はクレーンなどで引っ張って真っ直ぐにし、固定すれば直りそうなのですが、神社の役員の人達は、400年ほど前の建物で基礎がガタガタだから、それを直すのに数千万かかると言っています。全体が被災し、村の人達からの寄付は望めません。村から神社が無くなるのは悲しいです。何とかならないでしょうか?

A 回答 (1件)

今、幾つかの神社庁が神社復興支援募金を行なっています。


但し、これは神社本庁所属の神社に限ります。また数が多すぎて時間がかかるでしょう。
手続きなどは県の神社庁などに問いあわせればいいと思います。

まずは地元の復興が一番ですよね。
資材などは境内に保管し、痛まないようにしましょう。
いずれ再建時に使うことも出来るでしょう。

神社という事を考えれば、元に戻す事が大切なのではありません。
それは文化財としての価値でしかないからです。
それがあるなら市などの教育委員会に登録されれば、そちらかが予算が出たはずです。

神社として一番大事な事は、そこに信仰があるかということ。
信仰は宗教ではありません。敬神崇祖の念です。つまり神を尊び、先祖を敬う事です。
先祖を敬うと言っても個人のおじいさんおばあさんではありません。
その土地に移り住み、苦労して開拓し、貴方が他子孫の為に努力した多くの先祖達の事です。そしてその歴史の事です。
神社はその土地の歴史であり、開拓した人々の思いの塊なのです。

必要なものは場所です。つまり境内が保存されている事。
近年何かにつけて境内を切り売りしますが、最も大切なものは住民が集える敷地なのです。
次に必要なものは神籬(ひもろぎ)です。
本来神籬は小さな石一つでもよかったし、なければ木の枝を立てて神籬にしました。
地鎮祭で見かける木の櫓の上に立ててある榊の枝。あれが神籬です。
まだ神社の建物が出来る前は境内と神籬しかありませんでした。その形式は今でも沖縄に残っています。
つまり、神社は神が降りるための神籬或いは小さなお宮と人々が祭の為に集える広場があれば充分なのです。

とりあえずはそこから出発です。
人々に敬神崇祖の念が持続していけば、やがて生活が潤い、少しずつ蓄えをして昔のままの立派なお宮が造れるはずです。
どんなに金を集めてお宮を再建しても、皆の心から敬神崇祖の念がなくなったら宮は荒廃するだけです。
都会の神社のように、神社の境内は結局駐車場になるだけです。
皆の心に敬神崇祖の念が燃えていれば、どんなに小さなお宮でもとても綺麗で空気が清浄になっています。
だから、形にこだわらず、心を繋げて、一歩一歩、歩み出せばいいのです。
そして貴方の代、貴方の子供達の代にでも立派なお宮が再建できれば、それ自体が更に未来に語り継がれる歴史になるのです。
それが神社というものの本当の価値なんです。
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この回答へのお礼

貴重なご回答有難うございます。
質問には書いてなかったのですが、取り壊しが検討されてるのは、拝殿、覆屋、幣殿、です。御神体が祀られている本殿は残します。
私にとって神社とは、子供の頃から見続けてきた拝殿が神社そのものでした。それが無くなるという事で悲しんでいたのですが、ご指摘のように神社の本来の意味を考えれば建物が無くても問題ないですよね。ご回答を読んで気持ちがすっきりしました。
境内と本殿は残るので、これまで通り春と秋のお祭りは続けて行きたいと思います。ローカル色たっぷりの小さなお祭りですが、回答者さんに、ぜひ見せてあげたいです。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/06/26 20:18

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