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フランス語の単語や例文を暗記してるのですが、eのアクサンテギュ、グラーヴを間違えてしまいます。この記号がつく法則みたいなものがあるのでしょうか?

A 回答 (1件)

法則はありますが、そのためには音節と分綴を理解しなければなりません。

音節には母音で終わる「(発音上の)開音節」と子音で終わる「(発音上の)閉音節」があります。また、綴りを分綴するのに一定の決まりがあります。母音で終わる分綴を「綴り上の開音節」、子音で終わる分綴を「綴り上の閉音節」と呼ぶこととします。
アクサンの付かない開音節の e は無音(または曖昧音)であるのを前提とし

・é 綴り上も発音上も開音節にある e を「エ」と発音させるとき

é-té [e-te], pré-fé-rer [pre-fe-re] ※不定詞語尾の -er は例外, é-tu-de [e-tyd]

子音と母音は「子音+母音」で一つの音節・分綴を作ります。子音が二つ並ぶときはその間で切れるため es-pace [εs-pas] es- は閉音節・閉分綴となりアクサンは付けません。ただし並んだ子音のうち後ろが r, l であれば間で分けません。é-cri-re [e-krir], se-cret [s-krε]。écrire の初めの e は開音節に来ることになるため「エ」と読ませるのにアクサンがいりますが、secret の se は開音節にあってもアクサンがないので無音です。

・è 綴り上は開音節で発音上は閉音節の e を「エ [ε]」と発音させるとき

scè-ne [sεn], biè-re [bjεr], pré-fè-re [pre-fεr]

子音は単独で音節を作れないため、無音の e を伴う子音は発音上前の母音にくっついて閉音節を作ります。こういう性質から「è + 子音字 + e(無音)」というパターンが多くなります。

ê, ë については、ê はかつてあった子音字が脱落したことを示し、ë は直前の母音と切ることを(Noël, aiguë 切り離した結果 ë 自体は発音されなくなることもあります)表しますが、これは個別に覚えた方がいいでしょう。

なお、ress- で始まる語は例外的に「ルッ…」のように発音します。ressortir, ressource etc.
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