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僕は文化財に関わる仕事をしたいと考えています。
文化財に関わる仕事をされている方達の改善したいがなかなか出来ないこと、悩みといったもの、今の文化財の現状について、などを教えてください。またそれの改善に必要なことも教えてくださると助かります。よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

考古学に携わる仕事をしてます。


文化財に関わる仕事とはどんな事ですか?
遺跡の発掘がしたいのですか?博物館で働きたいのですか?保存科学ですか?
多少の事ならアドバイスできると思います。
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このPDFは参考になりませんか。


http://www.mlit.go.jp/kokudokeikaku/souhatu/h18s …
 
市場(活躍できる場所・場面)が、広がらない、狭まる傾向があると、結構大変です。
全体が、(「文化財保護の負のスパイラル」に入りつつある)様々な社会環境の変化によって,文化財保護を取り巻く環境は厳しくなっており,これまで文化財の保護に取り組んできた主な関係主体(文化財所有者,技術者・材料供給者,国,自治体等)だけでは十分な対応を行うことが困難な状況に陥っている。
文化財保護には、保護すべき文化財があることが大前提です。ところで、所有者の高齢化・後継者不在という問題が起きています。( 文化財所有者の後継者問題が深刻化している。特に中山間地域の寺社などの後継者不在が顕在化しており,住職も兼務で担っているケースが見受けられる。個人所有の場合も,保存のための費用負担や手間の多さから子や孫に無理をさせたくないと考える所有者が少なくない) 
 
文化財に関わることを仕事にするには、自分の実力をつけるためにも経験を増やすことが大事ですが、文化財の修復や保護などの対象物が少ないと、経験を積むのも大変です。見習いという形で就業する希望を持っても、専門家が見習をまわりにおいてくれるかも難しそうです。
 
文化は多くの周辺のものに支えられています。和の漆器でも、漆やはけ、顔料、各種小道具、利用や鑑賞の文化があって存在しています。 水車や臼でも灌漑用水や自家製粉の事情が皆目わからないと、水車や臼だけを保存展示しても意味がわかりません。 昔の文化が2010年代、2030年代に身の回りから一切なくなるようだと、文化財が文化財ではなくて、たんなる歴史上の遺物でしかなくなるし、関心を寄せるヒトも減ってしまうでしょう。
私も、書は見ても、全然わかりません。 漢字や仮名は、活字のようなスタイルでないと読めないし、書を文化として鑑賞することもできません。 屏風やふすま絵、床の間の置物もない、正月などでも和装をしない、服装に合わせる小物も知らないのであれば、きついです。
服装関連、工芸品、建具等でも、生まれてから20年、30年と現物を見たこともないヒトが増えたら、文化財の専門家が実力を上げて良い仕事をしても、評価してもらえない可能性があります。
文化は、社会の中、家族、師弟や親子の関係で、時間を掛けて伝えられ理解者を育てる面があります。20歳過ぎまで現代文明の中で育つと、それから美術工芸品を見る目を獲得するのが難しいことがあります。
 
単純に考えるなら、文化(無形文化財を含む)の伝承継続、文化財保護は、現在の環境では非常に大変だと思います。 10年後、20年後には、さらに状態が厳しくなると思えます。
 
文化(無形文化財を含む)の伝承継続、文化財保護を進めるには、過去の文化を知っている人を増やす。過去の文化にも関心を持ち積極的に鑑賞しようとするファンを増やすことが大事ではないかと思います。
イベントプランナー、宣伝員、プロモーター、WEBなどでの情報発信者が大事なような気がします。 アニメやTVドラマに、そうした文化を背景にした作品を造ることも大事でしょう。
韓流ドラマが宮廷料理や歴史の関心を呼び寄せた効果は大きいでしょう。
日本では、若い女性のたしなみとして和装、茶道、生け花、箏曲、舞踊なども流行った時期があり、そうした文化を鑑賞する人口もそれなりにありましたが、現状は激減していると思います。
私のように習字もだめ、書道は全然だめ、掛け軸や書画、踊りは見たこともない、三味線もTV以外では見たこともないというような人を減らすことも、文化財関連の周辺の仕事として大事なのでしょう。
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以前に、建物の文化財を保存するために従事されている人たちと交流があり、いろいろと聞いた経験があります。



いまいち質問の意図がわかりませんので、ひとことだけ。

文化財といってもいろいろありますが、分野によっては非常に狭き門戸となります。私が関わった建物の文化財の場合、県レベルならともかく、国レベルの文化財では、それを扱う機関に就職するためには特定の大学の研究室からしかほぼ入れません。したがって、大学選びでほぼ決まってしまいますので、もう少しやりたいことを具体化して大学選びが必要かと思います。
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基本的には「文化財保護」は「人の生死にかかわらない」ということです。


福祉は人の生死を左右することがありますが、文化財が滅失してもそれは「文化的損失」ではあっても「人命」には影響しません。
例えば、100万円しか予算がなく、それを生活保護費に充てるか、文化財の修復費に充てるか、と2者択一を背迫られた時、ほとんどの人が「生活保護費に充てるべき」というでしょう。
それを頑張って1万円でも2万円でも文化財保護費に回してもらう・・・・というのが現実の文化財保護行政です。
今回の東北大震災で被災者の住宅を「史跡」に建てさせろ、という意見があります。
原始・古代の集落などは津波被害を受けないところに作られることが多いので、そういう部分に指定史跡があったりします。
通常であれば「史跡破壊になるので新築住宅は不許可」となるのですが、「史跡と生きている人間とどちらが大事なのだ。」という被災住民の切実な声は実際にあるのです。
道路工事で重要な遺跡が見つかっても「道路工事を中止して交通渋滞が発生し、人命にかかわる事故が起きたらどうするのだ。」という反対を受けます。
いくら「貴重な文化遺産だ」と主張したところで人命や福祉を前面に出されればそれに抗するのはきびしいのです。
かの有名な吉野ヶ里遺跡でさえ「遺跡保護して観光客が多少来ても地元は活性化しない。工業団地が出来て雇用が確保された方がよほど良かった。」という地元意見もあるのです。

だからといって文化や文化財をないがしろにしていいわけでもありません。
だから私はそういう時には「確かに文化(財)で飯は食えない。けれど文化のない飯はまずい。人はパンのみにて生きるに非ず。」と言います。
文化的な生活を営むためには分化や文化財保護が必要なのです。
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文化財でもいろいろあります。



もっと具体的にどのようなものか書かないと回答しようが無いですし、
今のあなたの立場(学生?)を書いたほうが良いですよ。
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この回答へのお礼

失礼しました。
僕は現在高校3年です。将来、学芸員など、歴史・文化財に関わる仕事をしたいと考えています。まだまだ勉強不足なのでこれ!といった断言が出来る器はないのですが、文化財には随分なお金がかかると聞きました。確かに、保存や修復するのにかなり技術やお金がかかるそうです。ですが、僕は文化財達は日本に残された昔の人達がいた、といえる証拠のようなものですよね。やはりそういうものから学ぶことは多いと思いますし、それらを後世に伝えなければならないと思うのです。
ですが、最初のお金がかかるというのは僕がインターネットで調べた一般の方の意見でしたから本当に仕事をされている方達にはまた違う課題もあると思ったので、是非関係者の方に考えを聞いてみたいと思ったのが理由です。部活や塾があるのでなかなか関係者の方に会って話すということも叶わなかったのでインターネットを通じて知ることができないかと思い、投稿しました。

お礼日時:2011/09/13 19:20

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