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数学カテゴリと迷ったのですが、こちらで質問させていただきます。

とある掲示板で、小学2年生の算数の問題が話題になっていました。

「子供が5人います。お菓子を2個ずつ配ると、お菓子は全部で何個になりますか?」

回答は以下のとおりだそうです。
 2×5=10 ○
 5×2=10 ×

元の掲示板では、その様に教える様に指導されているとのことですが
下の式が×になる理由がわかりません。
どの様な理由によるものなのでしょか?

よろしくお願いします。

A 回答 (33件中21~30件)

 元の掲示板でも回答しましたが、かけ算導入時には、何がいくつ、というかけ算の意味を理解させるため、理解しているかどうかを判断するため、という教え方の1つの方法が、「そうでなくてはならない。

そういう決まりがある」と勘違いする人が出てきているのが現状です。

 仮にかけ算に順序を固定することで理解が促される・理解しているかどうかを判断できると仮定しても、「答えの単位が左側」という指導する人もいます。この「答えの単位が左」で理解とは無関係に教師が望む順序にできるのだから、これは教えている人自身が、順序を手段でなく目的と捉えている証拠です。

 さらに、「答えの単位は左」は、「順序を正しく書く」のための手段、つまり「手段の手段」ですが、これさえも本当にそういうルールがあると思い込み、「5×2だと10人になるから間違い」などという教師もいます。http://suugaku.at.webry.info/201102/article_2.html
>小学校教員
>抑々 4 × 5 には, 4 の五倍という意味があります。 4 人の五倍では答が 20 人になってしまいます。

 かけ算を理解したら、カード式の分配や格子状に並べることで(1あたり)と(いくつ分)などの区別不可能であり、あくまでこれは最初の導入段階の方便に過ぎないと理解するはずです。ところが、教えている人自身が「順序がある」「答えの単位が左側というルールがある」と思い込んでいるわけです。また大人になっても「正しい順序がある」と頑なに信じている人がいます。

このことは、「かけ算に順序を固定することで理解が促される・理解しているかどうかを判断できる」が甚だあやしいことを示しています。

ただし、順序があると信じているかどうかはで、かけ算を理解してるかどうかは判断できると思います。

順序があると信じている人はかけ算を理解していません。

参考URL:http://suugaku.at.webry.info/201102/article_9.html
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tosa-bashさんのような掛け算に順序があるという考え方は支持できません。

わたくしは、算数教育を専門に勉強したわけではありません。しかし、小学校で掛け算の順番を強制された苦しい時期から今やっている大学レベルの数学まで、掛け算の順序を正当化するような理論にふれたこともなければ、順序が必要だと痛感した実体験もありません。小学校の間はテストで不正解になるのが分かっているので順序があると信じるふりをしていましたが、中学校以降はそのような偽装をする必要はありませんでした。それでも割り算に「順番」があることも、差が負数になる引き算も、行列やベクトルの外積で交換法則が成立しないことも問題なく理解できたものです。

さて、数教協や教科書6社の提唱する「内包量(単位あたり量・1あたり量)×いくつ分の量」なる順序に賛同する根拠としてtosa-bashさんは以下のように述べておられました(7番)。

<引用>書き抜かっていました。「5×2=10」を×にする理由は、式が「日本語を算数の言葉に翻訳したもの」だからです。
日本語の問題文を日本語として簡略化すると「2が5つ」「2の5倍」です。それを「日本の算数の言葉(式)」に翻訳して「2×5」になる、ということです。国語で文法を教えると同じように算数の言葉の文法を教えているのだと、私は思っています。</引用>

それでは伺いますが、同じ問題文を「5つの2」または「5倍の2」と簡略化し、「5 x 2」と「翻訳」してはいけない理由は何でしょうか。「5つのバナナ」や「5倍の容量」という表現が日本語の文法に照らして適正である以上、このような簡略化を否定することはできず、「5 x 2」という「翻訳」も正当なはずです。もちろん交換法則によって「5つの2」を「2 x 5」に「翻訳」することもできます。つまり、ある問題文を簡略化する方法は1通りではありませんし、簡略化したものを「翻訳」で数式に表現する方法も1通りではないのです。現実と数式は一対一に対応するものではありません。現実のとらえ方はさまざまですし、そのとらえ方を表現する数式もさまざまです。f272さんが8番で紹介された学習指導要領が「一つの数をほかの数の積としてみることができるようにし,数についての理解を深めるとともに,数についての感覚を豊かにする」とはこのようなことを理解する能力を養うことを目標にしていると思われます。

算数教育の採点方針はこのようのものなのですね(rosavermelhaさん、5番)。
<引用>算数を受験だけではなく、実生活で使えるように、
ただテストの点数をとるためだけのテクニックよりも、
なぜそのような式になるのかという、数学的思考を小学校では大切にしているのだと思います。
実際、小学校のテストでは、式で5点、答えで5点というように配点がされていて、
「答えだけ合っていればいい」というわけではありません。
(教師のやり方という個人レベルではなく、教科書を作っている文部科学省、つまり国の方針が)</引用>
式によって、どうすれば問題を解けると考えているかというその考え方を見、答えによって、実際に正しく回答できるかをみているようです。いま述べたように式からは<考え方>は読み取れないのですが。文部科学省までこの様に考えているとするなら、残念ながら掛け算の順序は式から無理やりに<考え方>を読み取る簡便な方法として現場では採用され続けることでしょう。足し算ではなく掛け算で式を書いた時点で考え方は合格とするか、より精密に考え方を測定する方針をとるなら、図表や文章で式を補わせるようにしなければならないと思われます。

百歩譲って「内包量(単位あたり量・1あたり量)×いくつ分の量」なる順序には掛け算の学習の最初期や算数の苦手な児童にとって、混乱を防ぐ効果があるとしましょう(本当はそのような効果についての実証研究があればいいのですが)。それでもある程度掛け算に習熟した段階で「今まで掛け算に順序があるとして施行してきたローカルルールは方便だったの。これからは不正解にしないから自分のやりやすい方法でやってね。グッドラック」といったほうがいいでしょうね。

割り算の導入に役立つから順序の概念を掛け算で教えておくべきだという意見もあるようですね。掛け算それ自体にとって必要ではない概念です。また、引き算に順序が必要だからといって足し算で順序を適用するような指導方法はないのですから、割り算の導入に掛け算の順序も必要ないでしょう。
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ANo.9です。


ANo10様のお答え、勉強になりました。
.
>「いち単位あたりの量」×「いくつ分」にこだわって指導するようになったのは数教協の影響が強いというのが定説

確かに「かけ算が新しい量を生み出す」として「内包量(単位あたり量・1あたり量)×いくつ分の量」というかけ算の見方を提唱したのは数教協で、教科書各社は時期の差はあれ、その見方を取り入れてきました。ただ、

>遠山先生でさえ掛け算の数値の順序にはこだわっていませんでした。

は不勉強のため、コメントできませんが、

>「いち単位あたりの量」×「いくつ分」という順序で指導することにして,でも何をいち単位の量とみるかについてはいろいろな考え方があってもよいとしていました。

は、数教協には内包量・単位あたり量・1あたり量の違いを含め、基本的な確固たる考え方があります。いろいろな考え方でよいにせよ、基本的に譲れない部分があります。だから、(場面にもよりますが)「2×5」と「5×2」は相容れる状態ではありません。だからこそ、

>それが指導書を作る人の間では,かける数値の順序を固定する方法に

なったのではないでしょうか。

>掛け算の導入時には順序を固定していました
>すぐに交換法則について言及し順序を固定するのは単に指導上の便法にすぎないことは明確でした。

お説の通りだと思います。所詮かけ算も基本演算の一つ、答えを求める道具です。九九は歴史的には「5×2」のように被乗数が大きい場合は「2×5」になおして唱える「順九九」が多く用いられていて、その指導方法については「順九九か総九九か」の論争が明治から昭和初期まで続いていたとのこと、「被乗数先唱か乗数先唱か」という問題まで議論されていたそうですから、「どっちが先でも同じ」という感覚は私たちのDNAにすり込まれているのかもしれません。だから、

>掛け算には正しい順序があるとするものであって常識に従っている大人には到底受け入れるいれることはできません。

と、感じる方が多いのも当然だと思います。
ですが、小学校の現場では、「日本語で表された日常的な状況を、算数国の言葉に翻訳する」という見方も伝えるということで、かけ算の導入段階では「正しい順序」にこだわっているのです。ですが、同じ小学校でも6年生の比例の学習あたりになると「1あたり×いくつ分」の順番には、必ずしもこだわれませんが…。

ここまで書いていながら言うのも変ですが、これは質問者様への回答とは思えませんから、削除されるかもしれませんね。
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#8です。



#9さん> 私がここで述べた以上の明らかな根拠があるのかもしれませんね。

歴史的にみると,今の教科書は6社ともおっしゃるようになっているのですが,つい最近までは教科書にはそのような記述はなかったのです。それではどうしてこのような指導がなされていたのかというと,教師用の指導書(6社とも)がかなり昔から順序にこだわる指導をするように書かれていたのです。順序を逆にするのは間違いであると。

「いち単位あたりの量」×「いくつ分」にこだわって指導するようになったのは数教協の影響が強いというのが定説ですが,その遠山先生でさえ掛け算の数値の順序にはこだわっていませんでした。こだわったのは「いち単位あたりの量」とか「いくつ分」とかの概念であって,その指導のための便法として「いち単位あたりの量」×「いくつ分」という順序で指導することにして,でも何をいち単位の量とみるかについてはいろいろな考え方があってもよいとしていました。
それが指導書を作る人の間では,かける数値の順序を固定する方法にすり替わっていったのです。

数教協が50年代に入ってから唱えた「いち単位あたりの量」と「いくつ分」を重視する立場より前からあった掛け算を累加あるいは倍と捉える立場でも,掛け算の導入時には順序を固定していましたが,すぐに交換法則について言及し順序を固定するのは単に指導上の便法にすぎないことは明確でした。

今の状況は,掛け算には正しい順序があるとするものであって常識に従っている大人には到底受け入れるいれることはできません。
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ANo.7です。



>5人に対して2個ずつですから、5人という基本の固まりに対して2個ずつ配る。であるから5×2となるという考え方もありではないかと思うのです。

小学校低学年(1年生も)では、かけ算に入る前に「まとめて数える」という考え方を学習します。「2ずつ」とか「5ずつ」とか「10ずつ」とかに対象物をまとめて、見やすく数えやすくする考え方です。「2ずつ」というのは「2を1セット」と見ます。今回のお菓子の問題も「ばらばらの2個」のイメージではなく「セットになった2個」「ビニル袋に入りの2個」のような状態が、小学校現場での「2個ずつ配る」です。
ですから、「A~Eさんにまず1個配り、もう一度A~Eさんに1個配る」というイメージにはなりません。(余談ですが、このイメージはわり算の中の等分除の指導の時に使います。)

>2×5の順番でないとダメというのは指導要綱?に明記されているのでしょうか?

ANo.8様がおっしゃるとおり、書かれていません。ですが、小学校算数の教科書を出版している会社6社全てが「これ」です。確かにANo.8様のお説の通り「ローカルルール」かもしれませんが、編集方針の異なる教科書6社が「国内統一」なのです。私がここで述べた以上の明らかな根拠があるのかもしれませんね。

あと、

○○○○○
○○○○○

の件ですが、「両方あり」です。これは「2が5つ」とも「5が2つ」とも見えます。
式は「答えを出すため」に大切なだけではなく「状態を表すため」にも大切なものです。「2個のセットが5つあるし、見方を変えたら5個のセットが2つある」と見て式を2つ作るといった学習活動は、数の感覚を豊かにするとされています。
最後に使うエピソードとしては適切でないかもしれませんがお許し下さい。トイレットペーパーの包装に「110mm×60m」のような標記がありました。私は「言葉としての式・状態を表す式」を考える上で、とても参考になるなあと思ったことでした。
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> 下の式が×になる理由がわかりません。



それは日本の初等教育業界では「いち単位あたりの量」×「いくつ分」の順序で書かなければならないというローカルルールがあるからですね。そして、ここでいち単位あたりの量というのは一人当たりのお菓子の数でなければならないという固定観念があるからです。

> でも逆の考え方もあるのではないでしょうか?
> つまり5人に対して2個ずつですから、5人という基本の固まりに対して2個ずつ配る。
> であるから5×2となるという考え方もありではないかと思うのです。

当然ですね。いろいろな考えがあって良いと思います。そういう考えが出来るようにすることも算数教育の目的の一つのはずです。

> 2×5の順番でないとダメというのは指導要綱?に明記されているのでしょうか?

学習指導要領にはそんなことは書いてありません。それどころか「一つの数をほかの数の積としてみることができるようにし,数についての理解を深めるとともに,数についての感覚を豊かにする 。」として2×6と6×2が同じである事を言っています。
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education …
81ページ

それから#6さんが
> >子供が5人います。お菓子を2個ずつ配ると、お菓子は全部で何個になりますか?
>
> のような問題では、日本では「2×5=10」と表すのが一般的ですが

と書いていますが、少なくとも40歳以上の普通の日本人はこの問題なら5×2=10とするほうが多いでしょう。数字が出てきた順に書くのです。普通の大人であればこの問題は掛け算でとけるということが分かり、掛け算は交換可能であることも知っていますから掛け算の順序にはこだわらないというのが本当のところでしょうけど。
それをなぜか小学校の算数教師(と教科書の指導書の編集者)だけはローカルルールを押し付けるのです。

昔に私が回答したものがある。
http://okwave.jp/qa/q6289870.html

黒木さんという人の主張
http://www.math.tohoku.ac.jp/~kuroki/LaTeX/20101 …
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ANo.6です。



書き抜かっていました。「5×2=10」を×にする理由は、式が「日本語を算数の言葉に翻訳したもの」だからです。
日本語の問題文を日本語として簡略化すると「2が5つ」「2の5倍」です。それを「日本の算数の言葉(式)」に翻訳して「2×5」になる、ということです。国語で文法を教えると同じように算数の言葉の文法を教えているのだと、私は思っています。

英語では「2の5倍は10」は「five times two is ten」ですから、英語の言葉の文法に合わせた英語の算数の文法を適用しています。ですから「5×2=10」とするのが正しいのですが、「2×5=10」で×にしているかどうかは知りません。ですが、問題の中の数字の意味をつかむということが大切というのは、国によって違わないはずですから、×にしないまでも指導は入ると思います。
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この回答へのお礼

皆様ご回答ありがとうございました。
No.7様の欄をお借りしてお返事とさせていただきます。


はっきり言いますと今ひとつ腑に落ちない部分があります。
考え方として、基本となる固まり×それが幾つあるか となるのだと思います。

質問の問題では、
皆様の考え方では、基本の固まりは2個であり、それが5人分であるから2×5になるということですよね、これは理解できます。

でも逆の考え方もあるのではないでしょうか?
つまり5人に対して2個ずつですから、5人という基本の固まりに対して2個ずつ配る。
であるから5×2となるという考え方もありではないかと思うのです。


2×5の場合は、Aさんに2個、Bさんに2個 …… Eさんに2個配る、ですが。
5×2の場合は、A~Eさんにまず1個配り、もう一度A~Eさんに1個配る
というイメージですね。

ですから5×2が不正解になるというのは疑問が残ります。



話が変わりますが
2×5の順番でないとダメというのは指導要綱?に明記されているのでしょうか?
であれば、そのように教えざるを得ないというのには納得できるのですが……



あと、もう一つ質問です、例えば

○○○○○
○○○○○

「上の○の数をかけ算の式を書いて表しなさい」という問題の場合には
どちらの順序で書いても正解になるのでしょうか?

お礼日時:2011/12/18 18:32

小学校に30年ほど勤めています。



>子供が5人います。お菓子を2個ずつ配ると、お菓子は全部で何個になりますか?

のような問題では、日本では「2×5=10」と表すのが一般的ですが、例えば英語圏では「5×2=10」と表すのが普通のはずです。
理由は、言葉での表現の順番に合っているからです。この問題のケースでは「お菓子2個が5セット必要→2個が5つ(2の5倍)」と言葉では表現できます。だから、その順番通り「2×5=10」なのです。
英語では「five times two is ten」ですから「5×2=10」になります。オリンピックなどの国際競技会の400mリレーも「4×100」ですね。日本語的には「100×4」なのですが…。

ただ、文科省には「理数教育の国際的な通用性」という視点もあります。もしかしたら、何年か後には英語圏に合わせて「5×2」になるかもしれません。私的には「そうならないこと」を祈っています。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
No.7様の欄をお借りして皆様へのお返事とさせていただきました。

お礼日時:2011/12/18 18:35

2×5は、「2」と「×5」であって、「2×」と「5」ではないですよね。


2の「5倍」なんです。

つまり、2個のおかしが(分身するように)5倍に増える、というイメージ。

でも5×2なら、
5人の子どもが2倍に増えてしまうでしょう?

そういう理屈じゃあないでしょうか。

算数のテクニックとして、便宜的に、公式を教えるように、
「何個、なら○個の方を先に書くんだよ」などとも教えますが、
本当に理解してほしいところは、上記のようなイメージです。

算数を受験だけではなく、実生活で使えるように、
ただテストの点数をとるためだけのテクニックよりも、
なぜそのような式になるのかという、数学的思考を小学校では大切にしているのだと思います。
実際、小学校のテストでは、式で5点、答えで5点というように配点がされていて、
「答えだけ合っていればいい」というわけではありません。
(教師のやり方という個人レベルではなく、教科書を作っている文部科学省、つまり国の方針が)
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
No.7様の欄をお借りして皆様へのお返事とさせていただきました。

お礼日時:2011/12/18 18:35

私見ですが



採点者の能力がないのか、時間がないという言い訳によるのか
”本質を教えず、一本道のことしか正解にしない”
という今の教育システムの欠点だと思います。
極論すれば 2+2+2+2+2 でも5+5でも正解です
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
No.7様の欄をお借りして皆様へのお返事とさせていただきました。

お礼日時:2011/12/18 18:34

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