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今、大学の課題で「仏教の来世に対する定義」の課題が出ています。どなたかお詳しい方がいましたら教えてください。また、ネットでどこを調べたらよくわかる定義が載ってるでしょうか?
ほんとに困っています。よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

来世と言うか、過去世・現世・未来世の三世についての説明のHPです。


参考になれば良いのですが...。

<死は決して終りではなく、生も死も、永遠の生命が常住していく上での存在形態の変化にすぎない。生命そのものは新たに生ずるものでもなければ消滅するものでもない。これを「本有常住」という。>
というような話です。

参考URL:http://home7.highway.ne.jp/yoshida/main/buppou/e …
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この回答へのお礼

ありがとうございます!宗教というのはどれをとっても奥が深くて難しいですね・・・。jj3desuさんの教えてくださったページを読んで勉強になりました。これを生かして頑張って課題をやろうと思います。本当にありがとうございました!!

お礼日時:2001/05/08 22:51

まず、不変の霊魂みたいな物が永久に輪廻することを「常見」(じょうけん)、死んだら何もかも終わりとすることを「断見」(だんけん)とよび、これをあわせて「辺見」(へんけん)という極端な説であるとして退けます。



「条件」によって輪廻が続いたり止まったりするわけです。

完全に輪廻が止まった状態が「涅槃」です。

更に凡夫がいつまでも果てしなく地獄から神々の世界の間である「六道」を輪廻している状態を「分段生死」(ぶんだんしょうじ)
死ぬまでに「預流果」(よるか)と言う最低の悟りを開くと、七回輪廻するうちに必ず涅槃に至るとされるので、その状態を「変易生死」(へんにゃくしょうじ)といいます。
「一来果」という悟りを得ると、一回だけ人間として生まれてきます。
「不還果」(ふげんか)「阿羅漢果」を得ると二度と輪廻しません。
「預流果」「一来果」「不還果」「阿羅漢果」を「四沙門果」と呼びます。
余談ですが、そういうわけで、「お釈迦様の生まれ変わり」などと言うのは絶対ありえません。

この回答への補足

上段の方のところに書いたのですが、私は大学の授業でいろいろな宗教のなかから1つについて、そして指定されたカテゴリーからまた1つ選んでそのことについて調べるよう課題がでました。
私のグループでは仏教を調べることになり、私は仏教が来世をどう説いているのかを調べることになりました。自分でいろいろ調べてはみたのですがまったく理解できずみなさんのお力をお借りしているのですが・・・。
もう少し詳しく教えてください。また上の回答は宗派によっても考えは異なるのですか?
よろしくお願いします。

補足日時:2001/05/08 22:41
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私は専門家ではありません。


単に仏教が好きで独学ですこしばかり勉強した事がある程度ですが、私な
りの意見を書かせていただきます。

ここでおっしゃっている仏教というのは何を意味しているのでしょうか?
お釈迦様の説いたものに近い原始仏教を指しているなら、仏教では来世は
語られていないはずです。お釈迦様は死後の世界についてさえ、無記でい
らっしゃったはずです。確かに当時ヒンズー教に輪廻の概念はありました
がそれをそのまま仏教の思想とするのは乱暴な気がします。

しかし、日本仏教という事になるとまた話が変わってきます。
日本の仏教は六道輪廻と言う概念の影響を色濃く受けています。
すなわち天界、人界、畜生界、地獄界、餓鬼界、修羅界を輪廻していると
言う思想。日本の仏教はその輪廻の鎖からどのように抜けるかという事を
テーマとしている傾向があると思います。
その結論の一つが、浄土真宗の浄土思想であり、真言密教の即身仏であり、
禅宗の悟りなのではないでしょうか?

そう考えたとき、何かが見えてくるような気がするのですが・・・。

この回答への補足

ここでの仏教が何を意味しているのか・・・。私にもわかりません(汗)。
実は私はキリスト教の大学へ通っていて、この前キリスト教の授業でグループに分かれさまざまな宗教のなかで一つ選び、その宗教について指定されたカテゴリーを一人ずつ必ず調べて発表するという課題がでました。私のグループは仏教について調べることになり、私は仏教が「来世」をどう説いているのかを調べることになりましたが、ネットで検索した結果どれを見てよいのかわからず皆さんに質問したのです。先生は「輪廻説」について詳しく調べろと言っていたのですがこれは何なのですか?

補足日時:2001/05/08 22:33
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>宗派によっても考えは異なるのですか?



「上座部仏教」の基本的な説です。ですから実はお釈迦様とは関係の無い「大乗仏教」には、宗派によってまちまちです。

しかし「辺見」については大体大乗各派あまり異同はありません。

「四沙門果」については、大乗仏教は上座部仏教を「小乗」と賎しめた都合上、否定したりする宗派や、それ以上の悟りがあるとしたりする宗派があります。

浄土系宗派なんかではキリスト教に近いです。イエスが磔刑になったことにより、罪を肩代わりしてくれたので、人はイエスを信仰する事によって罪が赦されて天国へ行けるという信仰に対し、阿弥陀仏の「本願」にすがれば悪人でも極楽へ行けるという思想です。特に浄土真宗では「一切衆生は既に成仏しているので、感謝するだけで良い」とするのでもう輪廻も何も人は死んだら極楽へ行くことになってます。(死人のことを俗に「ホトケ」と言うのはここに由来する)

その他大乗仏教一般は四沙門果以上の存在として「菩薩」を設定します。菩薩より劣るとする「縁覚」(えんがく)「声聞」(しょうもん)が四沙門果であるとします。

また、チベット仏教なんかでは、輪廻する意志があれば輪廻から解脱した聖者も輪廻するとしています。「ダライラマ」を頂点とする「活仏」思想(制度)です。

これらのことを骨に、仏教用語辞典などで周辺のことを調べて肉付けされるとよろしいでしょう。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなってしまって申し訳ないです。文章からさっするにかなりの専門家さんでは?ひょっとしてお坊さん?
ほんとに助かりました!かなり参考にさせていただきました。ありがとうございます。私はほとんど宗教に縁がなく育ったので今回の課題が出たとき正直あせっていました。本当にどうもありがとうございました!!!

お礼日時:2001/05/22 20:44

>先生は「輪廻説」について詳しく調べろと言っていたのですがこれは何なのですか?



これについて理解するには「十二因縁」或いは「十二縁起」説にあたってみる
と良いと思います。仏教では輪廻を肯定的なものとはとらえていません。
キリスト教文化圏のリンカネーションは生まれ変わりという比較的肯定的なイ
メージがあるような気がしますが、そこが大きな違いだと思います。

そして、その輪廻から解脱する方法として、「四諦」があります。すなわち、
苦諦、集諦、滅諦、道諦です。
強引に簡略化して言うと、人生は苦である事を認識して(苦諦)、その原因
(煩悩)を明らかにして(集諦)、滅ぼす(滅諦)、その為の方法(道諦)の
事です。
そしてその方法の具体的な説明が「八正道」又は「八聖道」です。

以上は釈尊の処女説法での内容とされている仏教の根本的な教義なので、仏
教の根を理解するのに適した教えだと思われます。
以上のキーワードで検索をかければ多くの情報が得られると思います。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなってしまって申し訳ないです。とても参考になりました。
私は宗教とはあまり縁がなく育ったので、何を読めばわかるのかわからず、本には難しい言葉ばかりがならんでいてまったく理解できませんでした。
ほんとうにありがとうございました。

お礼日時:2001/05/22 20:39

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