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3月7日、これを700万買ったんですが、ちょっと心配です。もちろん、投資信託ですから、リスクは承知ですが、投資信託は、クーリングオフはできません。期間は、1年以上~5年というのを選びました。もし、危ない、と、思ったら、どうしたら、早く、引き上げできるのでしょうか。銀行に貯金したのではなく、信託というかたちではあるが、あくまで、投資、ですから、そんな、甘い逃げ道は、ないのでしょうか?

A 回答 (2件)

すごく人気の投信ですね。

要は、豪ドル建ての短期債へ投資する投信です。
購入時手数料も2.1%で無難なところです。

債券の発行体はオーストラリアの最大手の銀行のANZ銀行やオーストラリア政府、世界銀行などで信用リスクはないと言ってもいいでしょう。
債券価格の変動リスクを計る尺度であるデュレーションは0.57年で債券価格下落リスクはほとんどないと言っていいでしょう。

メリットは、豪ドルの短期金利が高いこと。豪ドルの対円為替相場に変動が無ければ、この投信の利回りは4%程度になるでしょう。

リスク(唯一のリスクと言ってもいい)は、豪ドルの対円為替相場の下落リスクです。

質問に行きます。

その前に、
>期間は、1年以上~5年というのを選びました。
何が「1年以上~5年」なのでしょう? ちょっと意味がわかりません。

>危ない、と思ったら、どうしたら、早く引き揚げできるのでしょうか。
これは投資スタンスにかかってくるので一概に対応方法は言えません。
しかし、豪ドルが対円で「長期にわたって下落が続く」と思えば、引き揚げることになります。
では、それをどのように判断するかですが、名案はありません。いくつかヒントを書いておきます。

為替は通貨の交換レートです。その変動要因は、日本側にあることもあれば、オーストラリア側にあることもあります。
オーストラリアの状態ばかり見ていても始まりません。

(1)日本は貿易黒字国から貿易赤字国に転じています。2012年1月は経常赤字になりました。これは、恒常的な円高が続くことは無くなったとうことかもしれません。つまり、豪ドルが一方的に安くなっていく可能性は高くないかもしれないということです。

(2)ここまで豪ドルが強かったのは、やはり、豪ドルの金利が相対的に高いからです。豪ドルの政策金利が2%になるようなことがあれば、豪ドルの魅力は低下し、豪ドルは売られるでしょう。

(3)豪ドルの政策金利が2%になるようなことがあるとすれば、世界的に景気が低迷することでしょう。オーストラリアのような資源国は資源価格に経済が左右されますが、資源価格は世界経済動向に左右されます。

(4)世界経済を地域別に見れば、欧州は低迷する可能性が高いと思われます。中国(オーストラリアの主な輸出先)もやや経済成長は減速するでしょう。GDP成長率が6%にでもなれば問題です(中国政府の計画では7.5%)。そうなると、やはり米国経済動向にかかってくると思われます。

(5)米国経済は、今のところ悪くありません。注目はISM指数です。これが常に50以下になるようだと、豪州の政策金利も低下し、豪ドルも売られやすくなると思います。逆に言えば、50以上が続いている間は、じたばたする必要は無いでしょう。

ISM指数は、次のサイトの「•Latest Manufacturing ROB」で見ることができますが、ニュースを注意深く見ていれば、毎月第一営業日の翌日の夕刊あたりに出ると思います。
http://www.ism.ws/ISMReport/
なお、ISM指数の解説は、ISM指数で検索すれば多々出てきますが、次のサイトもみることをお勧めします。
http://www.tdasset.co.jp/column/kamiyatakashi/vo …

(6)では、ISM指数の動向はどのように判断するのでしょうか? これは難しいので今回は書ききれません。ただ、米国経済と連動しているので、米国経済を判断することと同じということです。米国景気が後退するようなことがなければ、豪ドルも安泰とは言いませんが、それほど心配することはないでしょう。

(7)目先のリスクといえば、イスラエルがイランに対して武力行使するときでしょう。もしそうなれば、原油価格が跳ね上がり、株価は大きく下落するでしょう。通貨の動きは予想しにくいのですが、豪ドルも大きく売られることになると思います。このリスクは避けられないと思います。これが投資ですから。しかし、万一そういうことになれば、あわてず、投信を叩き売ったりしないことです。落ち着いてくれば、相場は戻ってきます。半年ぐらいして、そのときどうするか、また考えましょう。


>あくまで投資ですから、甘い逃げ道はないのでしょうか?
そのとおり、ありません。自分が常に注意し、どのように決断するか(売るか、保有するか、一部売るか)にかかっています。投資では、出るときが一番難しいのです。


最後に、余計なことを一言付け加えます。
算術的に言えば、豪ドル建て高格付け短期債投信に投資するなら、外為証拠金取引で豪ドル買い/円売りするほうが合理的です。実際、人気があります。
なぜなら、効果(手数料控除前投資利回り)は殆ど同じなのに、外為証拠金取引では殆ど手数料がかからないからです。2.1%の購入時手数料もありません。維持手数料もかからないと言っていいくらいです。買うときも売るときもリアルタイムで行えます。投信の様に売買価格が決まる前に通知する必要はありません。
ただし、外為証拠金取引では、投資収益は税法上「雑所得」になるので、サラリーマンは投資収益が20万円を超えると確定申告しなければなりません。
投信では、特定口座に入れ、分離課税を選んでいれば、税は源泉徴収されるので何もする必要はありません。
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この回答へのお礼

たいへん、くわしく、丁寧なご回答、ありがとうございました。家の者が、まるで、仕手株を買ったかのごとく、「そんな危ないものに手を出して、大損するわ!」と、怒るので、心配で質問しました。申し込み用紙に、「投資の期間」と言うのがあり、短期(1年以内)、中期(1年超~5年以内)、長期(5年超)とあったので、よくわからなかったので、とりあえず、まんなかの、中期を選んだ、というわけです。

お礼日時:2012/03/09 10:56

書き忘れましたが、



>もし、危ない、と、思ったら、どうしたら、早く、引き上げできるのでしょうか。
買ったところに連絡して、売るしかありません。
しかし、売ってしまったら、後悔しても(売るんじゃなかったと後で思っても)、もとには戻りません。

しかし、売るのを躊躇して(特に損をしているときは売るのを躊躇する)、後悔する人の多いこと多いこと。

ですから、人によっては「10%儲かったら売る。10%損しても、それ以上損が膨らまないように売る。」と決めている人もいます。

売るのは本当に難しい。これについては、対面でじっくり話をしながらでないとアドバイスできません。
みんな悩んで成長していくのだと思います。
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