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ある文献を読んでいて、respirableという言葉が出てきました。「呼吸可能な」、つまり吸い込んでも問題ないという意味に解釈して読み進みましたが、文脈を考えるとどうも「吸い込んでしまう可能性がある」(吸い込んでしまうと問題がある)という意味に使われているようです。
Cellulose fibres of respirable size occur in cellulose fibre insulation and these are released
during installation (by pouring and blowing methods) in unacceptable quantities (50
fibres/ml with diameter < 3μm and 20 fibres/ml with diameter <1μm have been measured).
Research in the United States involving animal inhalation exposure to cellulose fibre
insulation has raised concerns about respiratory problems.
respirableが、このような意味で使われることはありますか?
また、その場合には「呼吸可能な」「吸い込むと問題な」のどちらの意味になるかは文脈で判断するしかないのでしょうか。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

まず、辞書を引くことです。

というよりも、辞書を引き比べてみることです。もちろん、ここで言っている辞書とは、英々辞書です。

V+ableは、「Vに対応する日本語の動詞+できる」で意味が通じることが多いので、うっかりすると見落としがちですが、be V+ableには、can be V+edの受身の意味が隠れています。学校英語では、おそらく、visibleで初めて接するのではないでしょうか(ラテン語派生のvisがなければ、*seeableとでもなっていたところです)。

(1) a. Mt Fuji is visible from here.
b. Mt Fuji ( )( )( ) from here.

(1b)の空所には、順に、can、be、seenが入りますね。

受動文が背後に隠れていることを忘れていると、(2)の意味がきちんと理解できなくなります。ここのis accessible toは、can be reached byの意味で、アクセスを試みるのは、everybodyです。

(2) This site is accessible to everybody.

解釈が難しいのは、can be V+edに戻してみた時のcan(あるいは、V+ableのable)の読みでしょう。(1b)のcan be seenは、is possible to seeを表しますが、(2)をcan be reached byのパラフレーズで考えると、is easy for everybody to reachと解釈でき、この場合の「できる」は、「難しい操作を必要としない」を含意しています。

問題のcellulose fibres of respirable sizeは、cellulose fibres that are small enough that they can be respired [=taken in by breathing]としてみると、やはり、受動文が隠れていることが分かると思いますが、ここのcanは、be likely to/will probablyです。あるいは、…that you have the chance to take them in by breathingとしてみてもよいでしょう。つまり、「呼吸をしていると、なにか、きっかけさえあれば、体内にとりこんでしまう」という意味でrespirableを使っているわけです。

単語は、個々に独自に進化を遂げるので、-ableを単に「-できる」で済ませないで(というか、そう考えた時に、違和感がある場合)は、辞書に当たって意味を確認することが大切です。例えば、respirable oxygenを「呼吸できる酸素」と訳したのでは、酸素には呼吸できないものがあるかのような印象を与えかねません。ここのrespirableは、suitable for being breathedの意味で、「呼吸用の酸素」とすべきところでしょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
お返事が遅くなってすみません。
もちろん辞書は引いたんですが、国民的辞書(と私が勝手に思っている)英辞郎に「呼吸に適する」と出ていたので戸惑ってしまいました。

お礼日時:2004/01/06 10:41

「呼吸可能な」で構いませんが、吸い込むことが有害なのか無害なのかは、ここでは無関係です。



訳すと“吸い込まれる程度の大きさのセルロースファイバーが発生するのは、セルロースファイバーを施工(流し込み工法や吹き込み工法)するときで・・・”
この次で“・・・有害だという研究結果が・・・”となっていますから。

「可能な」の解釈で混乱してしまいますよね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
お返事が遅くなってすみません。

お礼日時:2004/01/06 10:39

respirable .... これ自体には別に問題があるか/ないかという区別はありません。



>「呼吸可能な」、つまり吸い込んでも問題ない
という解釈そのものに問題があります。
「吸引可能な」(呼吸よりも吸引が適当かと)だけでは問題ないかどうかなんて日本語でもわかりません。
日本語に訳した後更に勝手に解釈をつけてしまっているからおかしくなります。

「この有害な粒子が吸引可能な大きさだと問題である」
「この薬を経口投与するには吸引可能なサイズにする必要がある」

前者は吸引がのぞまくしくい場合で、後者は吸引したい場合です。

英語を訳した日本語に更に解釈を加えるのはよろしくありませんね。
その上日本語の解釈そのものまで間違っていますので、今回のような疑問となったと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
呼吸可能→呼吸してもいい
の解釈がおかしいということでしょうか。
ちょっと納得できませんが、もうちょっと日本語の勉強もします。

お礼日時:2004/01/06 10:38

辞書には「呼吸に適する」なんてのもありますが、


おっしゃるように文脈によります。
問題があるかないかは、言葉の意味には内在されません。
「呼吸器にはいりうる」のですから、
役に立つ薬であれば有益、ゴミや異物であれば問題に
なるわけですね。

呼吸可能な例(役に立つ例)は、検索すれば
たくさん出てくると思いますので、例示しません。
害になる文章の例
「environmental issues raised by respirable toxic particulates」
http://www.centroscansetti.unito.it/english/abou …
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
お返事が遅くなってすみません。

お礼日時:2004/01/06 10:29

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