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自動車のラジエターのアッパータンク、ロアタンクが、知らない間に樹脂化されています。いつ頃からだったのかは、覚えていないのですが、かなり以前からでした。これは単にコストの問題だけなのでしょうか?硬質なプラスチックですが、硬化するのか?割れて来ます。以前のほう(真鍮?)が、マシなのではないのでしょうか?

A 回答 (6件)

ラジエーターのプラスチック部分が痛むのは、融雪剤の影響です。


寒冷地等において、融雪剤(凍結防止剤)が散布された道路を自動車が走行すると、撒き上げられた融雪剤が樹脂製ラジエータタンクの表面に付着する。樹脂製ラジエータタンクをポリアミド66により形成した場合には、表面に付着した融雪剤により環境応力割れ(クラック)が発生することが判ってきました。
そこで、クラック発生を防止するために、融雪剤に強いポリアミド612をポリアミド66とブレンドし、融雪剤に対し耐性を有する材料としたブレンド材が採用されています。
さらに最近のデンソー製ラジエーターの場合、表面部分を融雪剤に強いポリアミド612のみで成形し、内部をポリアミド66にしたサンドイッチ構造にしています。
また、最近は植物由来のプラスチックを使用することでさらに耐久性を高めたラジエーターを開発しています。

http://www.denso.co.jp/ja/news/newsreleases/2009 …

ラジエーターの部品が金属からプラスチックに変わってくるのは、軽量化(燃費)と生産コストの問題ですが、さらに大きな問題は冷却水を介して電気が発生する電気腐食があります。異なった金属、鉄、アルミ、真鍮などが冷却水を介して接触すると電気が発生します。
ある金属は腐食され、ある金属は電気メッキ状態になり、冷却経路を詰まらせたり、穴をあけたりします。
昭和50年代の車では、冷却水が錆びでカフェオーレにようになることもあったとき聞きます。

最近の自動車には多数のプラスチックが使用されますが、技術者の知恵の結晶です。
何気ないプラスチックでも、耐久性や、耐熱性を高めるために多くの研究と試行錯誤がなされています。
10年前は日本の技術が最も進んでおり、特にトヨタ自動車は、粘土の一種(ナノクレイ)をプラスチックに混ぜる技術を開発し、プラスチックの強度や耐熱性、ガス透過性を飛躍的に高めるとこに成功しています。
(世界中の研究者が驚愕し、プラスチックのナノテクノロジーブームが起こった)
しかし、今現在はドイツが豊富な政府の補助金などで先行しています。

自動車用プラスチック加工の技術コンテストでも、上位を独占いています。

http://www.marklines.com/ja/report/solrep037_200 …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。詳しく貴重な話を教えて頂き、感謝します。

お礼日時:2012/04/20 11:06

私は 昨年まで NSXの20才 今はビートの21才に乗っています。


どちらも樹脂とアルミコアのラジエターですが ウォーッターホースを含めて漏れはありません。

昔 整備士をしていましたが よく真鍮が穴が開き 外注に出していました ホースも走行中に穴があいてよく修理に行きました。

 私は 真鍮より樹脂のほうが耐久性はあると思います またゴム類もホースや ブレーキのカップなどもオイル漏れで車検ごとに交換したものです ゴムの質が変わったのかブレーキカップのオイル漏れもほとんど聞きません。

 コストもあると思いますが 日本車と耐久性は世界一だと思います 同僚はベンツの二回目の車検でラジエターから水漏れが 有料修理だと目をむいていました 3年ぐらい前の話です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。メンテが行き届き、羨ましい限りです。不思議に大丈夫なものは、大丈夫ですよね。駄目なものはすぐ漏れますが。不思議なものです。

お礼日時:2012/04/17 18:27

10年以上前から、アッパーやロアの部分が樹脂化され始めて居ます。



まぁ、生産コストを下げる意味合いですね。
耐久性を上げる為ではありません。

そもそも国内最大手の自動車メーカーの会長は、設計の対応年数を超えて使える車には、対応年数を超えただけの部分に対して無駄があったと言う事であり、その無駄を削ればコストダウンが出来る。と言う様な事を言って居た位です。

だいたい5~7年を寿命で考えていますので、その間持てばよいと言うのが設計の基本になって来ています。

長持ちする事は、自動車メーカーにとって、デメリットでしかありません(買換え需要が減るので)
長持ちしない車を作る方が良い事ですからね。
それによってコストが少しでも下がるのであればそちらを選ぶと言う事です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。そうでしたか。5年、7年はないですよね。せめて10年は乗らせて欲しいものです。ヨーロッパはどうなんでしょうね?かなり頑丈な気もしますが、材質そのものが悪いような?

お礼日時:2012/04/17 12:31

こんにちは。


確かに修理するほうにとっては真鍮のほうが安易・安価だったと思います。
でも、これも世の中の流れ(製造時のコスト・整形性・組立の容易化・軽量化など)ではないでしょうかね、息子の乗っている乗用車なんぞインテークマニホールドまで樹脂製ですよ。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。そうです。インマニも樹脂ですよね。あれは知りませんでした。ありがとうございました。

お礼日時:2012/04/17 12:26

いつからだったか?



樹脂ですから おっしゃる通り  硬化し割れが起きます。
7年以降は 危険では?
真鍮製は、重く ロウ付け加工で 製作で手間が掛ります
樹脂の方が 生産性 コスト 軽量化になります。

クラーントホースも コストダウンで 弱く 硬化し 差し込み部から 漏れが発生します
特に アッパーホースは熱影響が 大きいので 痛みやすく
先週 18年登録車(4年10カ経過)で 強化ホースにホース交換しましたが
アッパーホースを 外す際 ホースを引き抜く作業で ホースを潰すと パリパリと ホースゴム内の
糸が 切れました。 まだ 強い硬化は進んでいませんでしたが 内部糸は 劣化していたと言う事です。

最近の車作りは 部品の コストを下げ 耐久性は 下がってます。
部品交換の早まりで 交換部品販売利益と 買い替えを考えさす様な 仕組みになっています。

電装部品など 大きなコストダウンに 繋がるので 耐久 余力キャパシティーの少ない部品に
なっています。富士重、ホンダは、まだ良いですが トヨタ車の電装部品は 貧弱化され 耐久性が 短いと思います。
例 イグナイター(一次コイル) 
富士重工、ホンダ 19Vに耐えられるが 
トヨタ 新86  17.1Vが限界(BRZも同様になってしまってますが・・・)
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この回答へのお礼

ありがとうございます。イグナイタの件、勉強させて頂きました。個人的には、強度は保証して欲しいものですが、少しやり過ぎの感じもしますね。

お礼日時:2012/04/17 11:25

樹脂カバーじゃないでしょうか?


直接ラジエタ本体がむき出しだと手が触れたとき火傷しやすいので
カバーで覆われているだけな気もしますが。

社外ラジエタなどなら完全にむき出し状態のものもありますが,
純正品の場合は怪我しにくいように手が当たりそうな部分には
樹脂カバーがはめられていたと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2012/04/17 11:20

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