プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

シロバナシランの園芸種でしょうか?
芯のピンクが濃く、白花ではありません。
園芸種には、芯が薄いピンクになっているものもあるようですが、ネットの写真を見ても、
この様に濃いものは見つかりませんでしたので、別の種類では、と思って投稿しました。

「シロバナシランの園芸種でしょうか?」の質問画像

A 回答 (6件)

追加質問があったのですね^^



一発で答えるとすれば
「シラン(紫蘭)の変異体の一形態を持つ個体」
といってしまうと回りくどいですかね。

ラン科植物は突然変異を起こしやすく、
平均的な特徴を示す個体を並べてみても
微妙に性質がちがったりします。

葉の長さとか、幅とか厚みとか、
花をとっても花弁(ランやユリでは花被片)の長さとか花の開き方なんかが
個体ごとに違いのあることに気づきます。

既に時期的には遅すぎるかもしれませんが
芝生なんかにも生えているネジバナは個体数が多いので
そのような観察をするには好適な題材だと思います。

春頃見られる春ランやエビネでもそのような違いがよく分かるのですが
自然下では開発や盗掘などで個体数が激減しているので
容易く見られないのが残念です。

横道にそれましたが、
写真の個体に関して結論を言えば
「シランの花の紫の色素が抜ける突然変異を起こして
白っぽい花が咲くようになったものの、
花の紫色の濃い唇弁の先に色素を少し残した個体で、
場合によっては『クチベニシラン』と呼ばれることもある。
(園芸家においては芸が下級品と評価される)」
ということになります。
このような回答でいかがでしょうか?
(ちなみに、学問を修めたわけではないのでこの分野では私は素人です。)

ところで、これからの時期ですとウチョウラン(羽蝶蘭)が
園芸店に並んでいるかもしれません。
突然変異の妙を感じるには良い題材かもしれませんよ。
(人工交配がほとんどではあるのでしょうけれど。)
http://www.uchouran.jp/
    • good
    • 0
この回答へのお礼

お礼が遅れてすみません。暫くパソコンを開いていなかったものでーー。
花を見るのは、イギリス人とドイツ人の顔の違い、韓国人と日本人の顔の違いを知るのに、多くの人に会って経験しなければ難しいのと同じですね!
ただ「きれい」で終わってしまう人が多い中、小生、少しはマシ、と自負していましたが、この後14日にも頂いたご教示を見て、自分もただ見ているだけ、と意気消沈しました。
ただ、申し訳ありませんが、小生の趣味の範囲は、
まだ「携帯写真で撮った花に名前をつけてパソコンに取り込む」までの域を超えていないので、詳しいことは、少し落ち着いてから、と思っています。(いつになるか分かりませんが。)
この度のものは「シランの突然変異。通称クチベシラン」とします。そして、
「シランの花の紫の色素が抜ける突然変異を起こして白っぽい花が咲くようになったものの、
花の紫色の濃い唇弁の先に色素を少し残した個体で、場合によっては『クチベニシラン』と呼ばれることもある。(園芸家においては芸が下級品と評価される)」とリンク付けます。
本当に沢山のご教示をありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。

お礼日時:2012/07/15 11:31

もうひとつは、


基本的に雑草扱いの、どこででも見られるツユクサの白花品です。

ツユクサは一年草なので、前年見られた場所に再び見られるとは限りませんが、
遺伝的には自家受粉で同一性質を持つ種子が作られている様子で
白花個体から種子を採取して蒔くと必ず翌年の個体も白花を咲かせます。
私の小さなベランダで毎年この花が咲いています。

ツユクサの場合は、大抵の図鑑に「白花を咲かせることもある」と書かれていると思います。
ノアザミと同様、ツユクサの白花を咲かせるものも品種のひとつです。
場合によっては、青い色が濃い個体もありますし、
白にほんのり青い色が乗っている個体も見つかります。

よって、その種の基本的な花の色素が抜けて純白になっているものは
実はそれほど多くないのかもしれません。
その意味で言えば、「口紅」となってしまったシランの花は
ちょっと残念な「中途半端な花」と呼べるかもしれませんが
これはこれでいいのでしょうね。
「シロバナシランの園芸種でしょうか?」の回答画像6
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご丁寧にありがとうございます。
NO3でお礼させて頂きます。

お礼日時:2012/07/15 11:36

まだ締め切られていなくてよかったです。


手元の資料からふたつほど見ていただきたいものがあります。

ひとつの回答に添付できる画像がひとつなのですね。
こちらはノアザミの白花品です。
種子で殖えるようで、周囲にいくつか白い花を咲かせる個体がありました。

詳しく書かれた図鑑では、
「まれに白い花を咲かせるものもある」と付記されています。
この白い花のノアザミは品種のひとつです。
「シロバナシランの園芸種でしょうか?」の回答画像5
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご丁寧にありがとうございます。
NO3でお礼させて頂きます。

お礼日時:2012/07/15 11:37

図鑑で「シロバナシラン(白花紫蘭)」と呼称されているものは


原種を紫蘭(花の紫色のもの)とし、
その品種を紫の花ではなく、白い花を咲かせる品種のひとつとして紹介しているのです。
(なお、品種のついて、と、白花について、参考URLに簡単に触れられています。)
(説明が長くなりますので詳細は割愛しますね。)

元々の種で白以外の花を咲かせるものが
その色素が抜けて白い花を咲かせるようになると
大抵品種として扱われ、「シロバナ~」と呼称されるのが一般的です。
その逆で、白い花をつける種の中に突然変異を起こして
赤とか黄色の花を咲かせるようなものもあります。

それと、園芸種というのは商売上そのような名前で呼ばれている植物のことで
業者さんが違えば似たようなものも別の名前で呼ばれることもふつうですよ。
つまりあだ名みたいなもので、学術的な意味合いはその名前には含まれていないでしょう。

もうひとつ、コアな園芸家には突然変異で現れた特徴(形質)を「芸」と呼び、
先に書きました「口紅」に相当する芸では、
白い部分と先のほうの赤い部分の対比が強くないと下級品として扱われ、
彼らには見向きもされません。
写真の紫蘭も園芸家には「口紅」として認めてもらえないレベルです。
紫蘭の繁殖力も強いこともあり、下級品はせいぜい数百円ですよね。

ちなみに、珍しいものではこんなものもありますよ。
 http://shop.takii.co.jp/CGI/shop/search/detail.c …
本来ラン科植物は突然変異が起こりやすく、
それに目をつけた好事家が収集・取引を行なってそこに特殊な文化も作られてきました。
東洋蘭、錦蘭なども調べてみると面白いですよ(検索はご自身でどうぞ^^)。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/品種
    • good
    • 0
この回答へのお礼

やぁー!頭が混乱してしまいました!
覚えている原種と、色の違いや形の違い、その他の違いを、ただの突然変異の範囲とするか、別品種と見るか、それはそれは深い見識が無ければならない、と思いました。
さて、このサイトは、小生のようなズブの素人が、単純に「お花の名前が知りたい!」と思っている範囲で活用させていただくものと思っています。
と、いうことで、この「全体が白いが部分的に赤くなっているシラン」は結論的には何としたらいいでしょうか?
一発でお答え願えませんでしょうか?

お礼日時:2012/07/07 13:06

この春近くのホームセンターで同じものを購入しました


クチベニシランと言う名前でした
シロバナシランと迷ったのですが、かわいらしさにひかれてクチベニシランにしました
今は花が咲いていないので画像が添付できないのが残念です
あと、たしかにモモイロシランもありました
紫蘭なのになーといろいろあるのを迷って楽しんで買い物しました
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。
御蔭でNo1のmammie267の回答を確信付けて頂きました。No1のmammie267の回答で「口紅」とありました。
と、いうことで、ベストアンサーはNo1のmammie267さんにさせて頂きます。これからも宜しくお願いします。

お礼日時:2012/07/06 10:08

紫蘭の花は元々紫色ですので


変異を起こして花が白くなった時点で
既に市場では園芸種の扱いとなっているはずです。
ゆえに、写真の紫蘭も園芸店などで入手されたものと推察しますので
立派な園芸種だと思います。

色の細かな違いに関して申しましては、
紫蘭の花の場合、
唇弁(リップとも。下側の装飾された花弁のこと)の先の色が濃く、
その部分は白花に変異しても完全に色素が抜け切らない場合が多いです。
特に色の濃い部分がそのまま紫色で、他が白くなっているものは
園芸的には『口紅』と呼ばれます。
そういった観点では写真の変異は、
中途半端な白花になり切れなかった変異体ということになります。
他にも、濃い紫の色素も抜けづらく、全体に少し残った状態のものは
花全体がピンク色になりますので「桃花」と呼ばれて販売されていますね。
(このような変異はラン科植物に限ったものではないです。)

もう少しだけ付け加えれば、
ラン科植物は突然変異を起こしやすいために個体ごとの特徴が異なることもあります。
特に園芸種では個体ごとの差異も生じやすく、
場合によっては大量販売されているものの中に掘り出し物がある場合も?
ただし、最近のランはメリクロンという同一の性質を持つ個体を大量生産しているため
あまり突然変異のようなものは見つけづらいとは思います。
(ちなみに、今の時分に見られるネジバナでも突然変異は見つけられますよ^^)

メリクロン
 http://www.kawano-mericlone.com/technique/index. …
ネジバナ
 http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae …

この回答への補足

シランの園芸種「クチベニシラン」とします。どうでしょうか?

補足日時:2012/07/06 10:13
    • good
    • 0
この回答へのお礼

本当にご丁寧な回答をありがとうございます。
園芸種はどの様に作られるか、ということの上でメリクロンが大事であるということを知りました。
ところで、お聞きしているものは、「シランの園芸種」とするべきか「シロバナシラン」の園芸種とするべきか迷います。「シロバナシラン」はそれとして図鑑にも掲載されているので、「シロバナシラン」の園芸種とするべきでしょうか?

お礼日時:2012/07/05 11:12

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!