
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
『バリの甘い夢』
俺はバリの踊り子に憧れていた。あの川端も小説に描いていたではないか。バリの踊り子がどれほどイイか。たぶん、清楚でおしとやかなんだろう。スタイルのいい美人ばかりだ。そんな女性が、きらびやかに飾り立て、幻想的な舞台に立って踊っている。
俺は考えただけで、胸が高まり身体が熱くなってしまう。たまりかねた俺は、すぐ飛行機でバリに飛んだ。
だが、この欲情を達成できるなんて思ってはいない。向こうの娘は貞操が固いに違いない。俺は、見て、後で自己処理するだけのみじめな存在なのだ。
それでもいいんだ。一目、舞台を見ることが出来れば。俺はこれまでも、ずっとみじめに傷ついた心に耐えてきたじゃないか。
バリはさわやかに晴れ渡っていた。昼間は30℃になる熱帯だが、湿度が低いせいで日本よりはるかに涼しく感じる。まさにここは、人間が育まれるにふさわしい、快楽の解放地なのだ。
俺は高まる胸を抱えながら、サンセットの海岸をさまよった。
とっぷり日が暮れた夜、ステージだけが暗闇の中にボーっと浮かんでいた。
いよいよ、お待ちかねの踊り子が登場してくるのだ。
俺は夢心地で彼女らの可憐な舞を眺めた。
「おや」
俺は不思議に思った。みんなインドネシアの美人だった。しかし、その中に、たった一人だけ、我が祖国日本の美女に似た女が混じっていたのだ。
俺はその日本人に似た美女に釘付けになった。彼女は他の踊り子の動きを完璧に踏襲している。それなのに、顔だけは、日本人に似ていたし、日本人に流行っているメイクだった。
もう、彼女しか見ていなかった。
俺の鼓動は最高潮に達した。かつてないほど男が固く反り返り、痛いほど脈動している。カウパー腺液が勝手に流出していく。俺のせいじゃないんだ。
彼女がはけると、俺は我慢できなかった。俺は楽屋裏へ急いだ。彼女はいったい誰なんだ。
楽屋裏と言ってもそこは暗がりの中の茂みに過ぎなかった。俺は暗い茂みの向こうから彼女の姿を探した。
運が良かった。彼女の姿はあった。舞台の薄明かりに照らされて、妖艶な女を魅せている。俺はまたズキッと痛んだ。
彼女は他の踊り子と談笑していたが、俺がじっと見つめていると、他の踊り子が気づいて、彼女に教えた。
彼女も俺を見てくれた。たぶん、舞台の薄明かりが俺の醜さを隠してくれただろう。暗い茂みが、反り返る俺も隠してくれただろう。
「あの」
俺は思わず日本語を吐いてしまっていた。彼女が日本人かどうか、疑わしいこの段階で。
「…はい」
奇跡だ。彼女は日本人だ。俺はもう無我夢中で頭が真っ白になった。
「感動しました」
「ありがとう」
彼女は無邪気に微笑んだ。
「あの」
「…はい」
「俺と…明日、…あ、そうだ、海岸沿いのカフェテラスでお話しませんか?」
「…はあ」
辺りが暗いせいだろうか。彼女も俺に淡い期待を持ってくれたのかもしれない。
翌日、彼女は白くて薄い、ワンピースとかキャミソールとかいうのを着ていた。
彼女は3年前、バリの踊り子に憧れて、18歳でこの地に帰化した。それ以来、必死に言語と踊りを習得し、やっと1年前から舞台に立てるようになった。
それに比べ、俺は、なんてちっぽけな人生なんだろう。ニコニコ動画で歌を歌っているだけなんて…
「女神だ」
俺がそう言うと、彼女は恥ずかしそうに目をそらした。この言葉には根拠がある。高嶺の花というだけではない。彼女は芸名で「ヒミコ」と名乗っていた。日本の女王で、世界にも通用する名前なんだろう。
それ以上教えてはくれなかった。何県から来たのかも、親兄弟のことも。
彼女は日本人村にあるネカフェに行きたがった。You Tubeを見るのが好きなんだそうだ。二人で個室に入った。俺がギンギンなのも知らないで。
「この霊能者絶対胡散臭いよね」
「本当っぽいけど、ウソかもね」
ヒミコは無邪気にYou Tubeに熱中しているようだ。俺は適当にいなした。だって、
「俺の目の前に居るのはYou Tubeじゃない。お前だ。」
俺はヒミコのアゴをつまんで、クッとこっちに向けた。そしてそのままヒミコの口を吸った。ヒミコは特に嫌がる様子もなく、自然に舌を絡めてきた。
しめた。
俺は夢中でヒミコの肩を抱いた。舌を吸いながら、空いた手をワンピースだかキャミソールだかの中に、縦横無尽に滑らせた。
ヒミコは時々ピクッと感じた。しかし、声には出せない。ネカフェの中ではな。
もう止まらなかった。
俺は無我夢中になり、ヒミコの準備を急ピッチで進めた。ヒミコが充分になったら、俺は彼女の下着を横にずらして、静かに突いた。声が出ないように、口を塞いだ。音がしないように、静かに突いた。
まさかたったの3打で精嚢が絞れるとは思っていなかった。俺は鍛えに鍛えたのだから、10分は持つだろうと思っていた。だが、計り知れないヒミコの魅力に包まれては、たったの3打で無条件幸福するしかなかった。
俺は3打でゴールしてまずまずバーディーの心境だったが、ヒミコの方はたまったものではない。
「3分は持つんじゃなかったの?」
ヒミコは、地に這いつくばって無条件幸福する俺の頭を踏みつけてグリグリと揉んだ。俺は無条件幸福だった。
あとはもう、なすがままだった。ヒミコは俺を、日本人村の海の見える自宅に連れ込むと、2戦目3戦目と、ベッドやバルコニーで突き続けた。
さすがに2戦目以降は無条件幸福までの時間が、30分、1時間と伸びていく。「弾が空になっちゃった。急ピッチで高度茎済精調(弾を作る)するから、ちょっと待っててね」と言っては、他の技で時間を稼いだ。弾が出来たらまた突いた。
俺は徹夜でヒミコを7度突いた。1度で精嚢が10回くらい絞られるから、たぶん、70回くらい絞ったんだろう。ヒミコも1度達すると、あとは楽に何度も達してくれた。
朝、風が涼しくなる頃、二人は果てて眠りについた。
俺が目覚めると、そこは日本の自分の部屋だった。
そうだ!
すべて夢だったのだ!
バリ島も!
ヒミコも!
すべてが夢だったのだ!!
仕方なく、俺はバリの甘い夢で1日中素っ掻いた。夢中でしごいた。
夜までに5度精嚢を絞った。
ヒミコの夢は次の日も、その次の日も俺を苦しめた。
おかげで俺は擦り切れてヒリヒリしたし、精嚢を絞るには握力が足らなくなるほど遅くなってしまった。
どうしてくれるんだ。
ヒミコ。
苦しいよ。
頼む。助けてくれ。助けてくれ。俺の女神さま。
突きたいんだ…
思いっきりお前を突きたいんだ…
(ED『夏の終わりのサンセット』
作詞/作曲:メディックP
歌:結月 ゆかり)
あー可笑しかった!笑った笑った。
始まって2行でイヤラシイ予感がしましたけど、まさかこんな展開になるなんて!
歯磨きしながら笑いが止まりませんでしたっ! 笑
でもこの作品の本当の面白さは、このお話の背景にあるものを知っている私にしか分からないかもしれませんね。ここだけのヒミツ☆
本当に楽しませていただきました。
ありがとうございました。
絶対あのおばさん胡散臭っ!

No.6
- 回答日時:
魔法大国ファーティス。
500年余の歴史の中で、特に「伝説」と謳われる女王がいた。
その「伝説の女王」がまだ王女だった頃のお話……。
「……ぅんしょ、っと」
少女は窓を開け、ベランダの縁にロープを手際よく固定すると勢いよく放り投げた。
そして躊躇なく少女はロープを伝い、庭先に降りる。
「ふぅ」
安堵の息をしながらも周囲の警戒を怠らない。
城の者に見つかると厄介だ。
少女の名はリア。魔法大国ファーティスの第一王女である。
王女である彼女が何故こんな事をしているのか。それにはちょっとした事情がある。
魔法大国であるこの国の王家は、皆絶大な魔力を持って生まれて来た。
しかし、彼女は違った。
微々たる魔力しか持たずに生まれ、魔法が一切使えないのだ。
そんな娘を見た両親は家庭教師をつける事にした。
国立魔法学院を首席で卒業。王家にも勝るとも劣らぬ魔力を持ち、教鞭の経験もある者をつけたのだが、数日後、リアはこれを猛反発した。
家庭教師をつける事が嫌なのではない。むしろ、ありがたい。
問題は家庭教師の方だった。
「絶対教えてもらうもんか、あんな奴に……」
「あんな奴とは心外だな」
「うわぁっ!?」
背後からの声にリアは振り向きざま後退る。
目の前に家庭教師が立っている。リアより5つも年下の、10歳の少年が……。
「あ、あんた、いつの間に?」
「最初からずっと」
「…………はぁ」
ぺたん、とリアはその場にへたり込んでしまった。
「まったく、毎度毎度俺から逃げやがって。探すこっちの苦労も考えろよ」
「ぶぅ……カインのアホ」
つい不満の声を漏らす。
「あ?」
「いーえ、なんでも」
鋭く冷たい眼光を感じたリアは、さっと目を背けた。
家庭教師の少年、カインはいつも偉そうにしている。
王女のリアに対して、初対面から「お前」と呼ぶくらいだ。
オマケに教育方法はスパルタ。
やれ、呪文が違う。やれ、魔力の効率が悪い。やれ、アレをしろコレをしろと。
罵声を浴びたのも一度や二度ではない。
正直、なんでこんな思いをして魔法を勉強するのかと、うんざりしていた。
「……」
「……」
二人の間に沈黙が続く。
リアはまだへたり込んだままじっとしていた。
先に口を開いたのはカインだった。
「お前さぁ、そんなに俺が家庭教師なのが嫌なわけ?」
「……」
「おい……」
「……い、嫌じゃないわよ」
俯きながら答える。
「でも……」
「でも?」
本当は。
「あたし……才能無いから……。魔力なんてちょっとしかないし」
わかってる。カインのせいじゃない。才能の無い自分が嫌なのだ。
「……」
「……」
再び沈黙が訪れた。
しばらくして、次はリアの方から口を開いた。
「あんたも、こんな劣等生に教えるの本当は嫌なんでしょう?」
「……」
カインは黙ったままリアを見つめると、ため息を吐いた。
「馬鹿だろお前」
「えっ」
リアは顔を上げ、カインを見る。
「マジで才能ねぇなら給料良くてもやんねぇよ、こんな仕事」
「それって……」
「俺は暇じゃねーんだ。これ以上つまんねー事言うなら辞める」
リアに背を向け歩き出すカイン。
「あ、待って!」
慌てて立ち上がり、後を追いかける。
「本当に!あたし才能、少しはあるの?」
「伸び代はあるっつーんだよ。ま、それなりにはなるんじゃねーの」
「……そっか」
その言葉にリアは思わずはにかんでしまう。
(こいつ……)
その表情を横目で見たカインは、頬がわずかに紅くなっているのに気付いていない。
リアの自室に戻る途中。
「なぁ、一つ聞いていいか」
「ん、何?」
「お前、この間俺が出した宿題やったか?」
「…………あ」
「わかった何も言うな」
魔法大国ファーティス王国第37代女王リア・ティル・フィーナ・ファーティス。
女王になるには、まだまだ遠い日のお話。
こんな感じでどうですか(-_-;)
4000字に収まってるだろうか……不安。
何度か読み返したんですが、誤字・内容のぐだぐだ度があったとしても御勘弁下さい。(T-T)
4000字というのは回答の文字数の限界のことなので大丈夫ですよ。
なんだかゲームの世界のお話みたいですね。
投稿ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
回答者。
その人いますか?いま書いている文章にそれは存在する人の言葉ですか?
その思いは今でも続いているのでしょうか?
いま読んでいる文章は私に対しての物ですか?
私の質問。答えてくれますか?
いつ届きますか。
その時に私は変わっていませんか?
「昔、人類は他の星々にメッセージを送りました。しかし届くのはずっと先のことになります。返事をもらえるのは誰でしょうかね」
そう、天文台の人は言った。夜空の大きさは予想していたよりずっと大きいようだ。七夕の星々も同じ気持ちなのだろうか。そんな離れていても気持ちを伝えられるのに、なぜ、身近な人々に気持ちを上手に伝えられないのだろうか。
---------
即興で作りました。こういった短い話しを作るのが大好きなので。
No.3
- 回答日時:
ove7nanaさん、こんにちは。
たった4000字ですか…。私は長編作家なのです(笑) プロローグも終わりませんが・・・。「田舎だな。ルーアンからも、カーンからも…いかにも遠い」
シュヴァル(馬)の背に揺られながら、ノルマンディー公子ロベールはつぶやく。いかにもノルマン人らしい金髪を長く伸ばし、その青い瞳には春の青空を映している。美丈夫。そんな言葉が似つかわしい15歳の青年貴族。しかし何となく投げやりだ。やはり金髪で髭面の侍従オズベルンは、そんなロベールがすこし気がかりだ。シュヴァルを主に寄せる。
「まあ、良いではないですか。イエモワは広うございます。ロベール様は領内最大の御領主様になられたのですぞ」
「聞き飽きたな。ポム(りんご)やカマンベールのフロマージュ(チーズ)なんぞ、コション(ぶた)の餌にでもせよ! ズュトゥ(チクショウ)!!」
「勘弁してくださいよ。そんなことすりゃ、カルバドス(強いリンゴ酒)が飲めなくなりますぞ。捨てるくらいなら、拙者の腹に入れた方がどれだけいいことか」
後ろから口を挟んできたのは、黒髪でひげ面の大男、ロベールの剣術師範デュロー。彼を慕い、カーンからついてきた新しい家臣の一人だ。そんな者は少なくない。
コント・ド・イエモワ。イエモワの御領主様。それがロベールの今の称号。この度(たび)領地に初めて赴く。いわゆるコントのお国入りだ。それが千人近い大行列になっている。壮観だ。その行列の先頭での会話。
「カルバドスもカマンベールも僕…余の領地ではない。心配には及ばん」
「御領地になった時には忘れていていただきたいもので。あ?いや、なに…。あー、カルバドスだけじゃなく、この辺はリンゴ酒の名産地にて、フロマージュはつまみにうってつけ――
「酒呑みには敵わん」
ロベールは失笑し、その笑いは長蛇の列の前から後ろに向けて広がっていく。
イエモワの中心地はファレーズという山あいの小都市。いや、ほかにも都市はあるのだ。ファレーズにほど近くファレーズより大きいアルジャンタンはオルム川沿いの商業都市。しかし、自然の要害の地ファレーズをロベールは選んだ。ダヌマルク(デンマーク)から王女を嫁に迎えるのだ。見目のいい平地の都市に居城を築け、と父リシャール二世公に言われたのだが、彼は聞き入れなかった。ならばルーアンをくれればよい。ノルマンディー最大の都市をくれるのなら、それもいいだろう。ル・アーブルでもよい。フェカンやアルクでも。セーヌの右岸なら…パリに近い。ファレーズはセーヌ左岸とも言えないノルマンディー南部の丘陵地。山の向こうはアランソンやル・マン、オルムを挟んで、山なみのずっと向こうには魔術師の街クリシーヴィル。やはり田舎だ。ため息が出る。
「やはりアルジャルタンになさった方がよろしかったのではありませんか」
「かの地は守りにくいと言った筈」
「さようでしょうか?」
首をひねるオズベルンにデュローは嫌な笑いを見せる。
「オズベルン殿。貴公も承知ではないのか? 南のアンジュー伯プランタジュネ殿よりも、ロベール様はカーンから攻め込まれたらと申しておられる」
「したが、誰が攻め込んでくると言われるか?」
「川下におわす方々。言うまでもないが、父上様ではない」
オルムの下流にはノルマンディーの首都カーンがある。川をさかのぼれば一直線。オズベルンも反論できない。なぜなら、今回ついて来た新規お抱えの多さ。それは才気煥発にして勇猛な公子ロベールにノルマンディーの未来を託したい。そう思う者が多い、ということだから。それは反面、公太子の兄リシャールの妬心をかうことにもなる。篤い信仰心を持ち、温和にして父公同様内政重視、それはそれでいいのだが、飛躍は望めまい。
そもそもノルマン人はパリを望んでいたはず。それはのちの世の人々がヴァイキングと呼び為すノールマン(北の人)の海賊が、セーヌの河口を略奪した時からの宿願であるはず。先々代のリシャール一世が正式にフランスの禄を受け入れ、首都をパリに近いルーアンから川向こうのカーンに移したのは、恭順の表れと評判が悪いのだ。ちょうど今のロベールがカーンからファレーズに移ることを不満に思っているように。
ノルマンディー公国ではなくノルマン王国を創りたい。その思いを受け継いでいるのはロベール公子。彼に賭ける人々が、彼を慕いファレーズ行きにつき従っているのだ。穏やかな風の吹く春のノルマンディーに、嵐の季節は迫っている。
「エドワードはどうしておる?」
「バイユーに新しく建てられておるモナステール(修道院)を検分に言っておられるとか」
「シャルマン(すばらしい)! ハッ、信心深いことだ。リシャールといいエドワードといい。ノルマンディーはクリスティアニズムの聖地になるのではないか。トレ・ビヤン!」
「お戯れを」
「戯れにきまっている。祖父はモン・サン=ミシェル、父はバイユーにモナステール、ノルマン人も堕ちたものだな。余らは海賊の末裔ではないか。なあデュロー、そうであろう」
「仰せのとおりですな。セーヌをさかのぼるか、ラ・マーンシュを渡らねばなりますまいな」
「ラ・マーンシュ? アングルテールか? 田舎ではないか。田舎に興味はない。かの地はエドワードが取り戻せばよい。その為に亡命しておるのであるから」
「あのお坊っちゃんに適いますかな? 拙者はそうとは思えませんがな。オズベルン殿はいかに?」
「私は意見を持ちません。持ちませんが、独り言を言います。無理でしょう。クヌート王に母君まで奪われて…王妃様を奪われて手をこまねいているのですぞ! アングレーは皆アーヌ(ロバ=まぬけ)なのですか。エドワード様もお祈り三昧。ジュズゥ(イエス)様が現世のアングルテール王家を復活させてくれるとでもいうのですか。クヌート陛下もクレティアンですぞ。ジェズゥ様も大変ですな。どちらの味方をしてよいものやら――
ついにロベールは笑いだす。勇猛だが普段は物静かなオズベルンが熱弁をふるう。それほどアングルテールは絶望的なのだ。北欧帝国を築いたクヌート・ザ・グレートの前に、無策王エゼルレッドは手もなく敗れた。皇太子のエドマンド二世が即位し、クヌートを度々破ったものの暗殺されてしまった。その異母弟エドワードとアルフレッドは母の祖国ノルマンディーに亡命してきた。母をクヌートの蹂躙にまかせて。それはもう二年前のこと。それ以降エドワードは亡き父同様無為に暮らしているように見える。まだしも弟君のアルフレッドの方が勇敢だ。リシャール公に援助を求め、密偵をアングルテールに送り情報を集めている。まだ12歳。二つ年上の兄王子とは全く違う。しかし、アングレーはエドワードに期待しているのだとか。理解に苦しむ。いや、それは今のノルマンディーに当てはまらないか? その危惧がロベールに従う者をこれほど多くしているのだろう。
「オズベルン、それくらいにしておけ」
「しかし、エドワード様の母君は殿下の叔母上ではありませんか」
「言うまでもないが、知っている。エマ叔母を救い出さんとするアルフレッドには支援を惜しまぬ。加えて、余はエドワードを嫌いではないぞ。モナステールに起居しておるは世の目を欺くため、ではなかろうか」
「あのうらなりのペール(ナシ)殿にそのような深慮遠謀がおありでしょうか」
「見てくれは色白でひ弱だが、それに欺かれてはならぬ。白髪で色の白きは生まれついてのものだそうな。血の気の多いアルフレッドを矢面に立て、自らは安全なモナステールに居る。なかなかのルナール(キツネ)だ、とは思わぬか?」
「今日はたくさんベトゥ(動物=馬鹿者)が出てきましたな。コション、アーヌ、ルナール、おおっ、われらもシュヴァルにまたがるシュヴァリエ(騎士)なり!」
デュローがまぜかえし、また笑いが広がっていく。ロベールのみは笑わない。
「余もベトゥかもしれぬぞ。父から体(てい)よく追いやられたのだ。ルーアンでもル・アーブルでもない、エヴルーやリジウーでもない、片田舎に。余もベトゥだが、ベトゥの余について来るその方らもベトゥだ。これはベトゥの行列也!」
ここでロベールは高らかに哄笑する。その時、一陣の風が。ロベールの長髪がかすかになびく。エーグル(ワシ)が低く、ありえないくらい低く飛んでいる。ロベールはそのエーグルを見上げ、ねめつける。
「射落とせ!」
オズベルンが弓をつがえ、ほかの者もそれに倣(なら)おうとする。それを見たエーグルはバタバタあわてて、カナール(カモ)に変わる。カナールが空を飛べるわけがない。いやいや、それ以前にエーグルがカナールに変わるわけがない。皆空を見上げ呆然とする。
ここまで©31192525(不許転載って言うかぁ著作物)
一人ロベールは莞爾(かんじ)と笑う。
「面白きやつ。下りて参れ、魔術師か」
カナールは地上に降り立ちくるりと回ってみせると、そこに若い男の姿が現れる。
「イヤハヤばれてしまいましたなあ。クリシーヴィルの魔術師アルベールにござりまする。殿下、一大事にござります。作者からここで打ち切りとのお達しにございまする」
「なんと。余はこれからウィリアム征服王を成すのだが、まだ嫁にも巡り会っておらぬ。兄上を弑(しい)すにも至っておらぬのだぞ。何を世迷言を言っておるのやら」
「止むを得ません。注文主の意向なのです」
「う~む、無念なり。ならばこれで去るといたすか。さらばだ諸君、また会おうぞ」
こんにちは。正直な感想言います。オリジナル(外国語?)の言葉が多くて理解するのが大変でした。すみません。でもそれはあたいの脳みそが小さいからかもしれません。ありがとうございました。気が向いたらまた何か読ませてください。
No.2
- 回答日時:
ここの回答者の一部は、
質問文に書いていないことを勝手に創作し
短編小説にも負けないオリジナルストーリーを書く傾向があるので、
それを読んでください。
書いている本人たちが真面目に書いたつもりなのか
ふざけているのかわかりませんが
むちゃくちゃなんで笑えます。
No.1
- 回答日時:
恋七 奈々(こいしち なな)は元々ショタコンだったのだが、この時ほど性的興奮を覚えたことは無かった。
16歳になる息子の友達を誘い、
「おばさんじゃだめ?」
などと念を押していたが、奈々自体まだ30代前半の女ざかりである。
息子の友達は16歳。当然心の中では「おばさんなんて」と、プラトニックな感覚で否定していても、身体の方はもうたまりかねている。奈々は、そんな思春期の少年の複雑な心を知りつくしていた。だまってうつむく少年の下半身を軽くもて遊べば、もう、少年は野獣のように奈々に襲いかかってきた。吸って吸って吸いまくり、突いて突いて突きまくったものだ。
そんな息子の友達に、健全な彼女が出来たらしかった。未亡人である傷心の奈々は、バリ島に一人旅をすることにしたのだ。
バリ島の夜、奇妙な鉄琴の音や、きらびやかな踊り子がふしぎな踊りを踊っていた。それは充分日本でのことを忘れさせてくれた。だがしかし、奈々の心中にあったものは目の前の幻想的な景色などではなかった。
そう、昼間のことが、奈々の性欲を興奮させたまま、ずっとこびりついて離れなかったのだ。
昼間は海釣りをした。観光客を相手に釣りをさせてくれる漁師の親子が居た。奈々は親子の船に乗って釣りを楽しんだ。しかし、奈々が楽しんだのは魚などではない。漁師の息子のなまめかしさである。少年らしいほっそりした身体が、漁で鍛えられ筋張っている。肌は炎天下にさらされ黒光りしている。貧しい家なのだろうか。ノースリーブのシャツは汚れているし、半ズボンもボロボロだ。しかし、美しい肌とマスクは、さりげなく、それでいて存分に奈々を楽しませた。
日本の現代っ子とは一味違うんだろう。奈々は光る水面を眺めながらも、下の方がジュンと言うのを抑えることは出来なかった。その記憶が、どんな幻想的な踊りをも、奈々の心へ侵入するのを防いでいたのだ。
翌日、奈々はフラフラと、昨日海釣りを楽しんだ海の、海岸沿いを歩いた。あの少年が一人になりはしないかと、強い期待を抱いていた。だが、その可能性は少ない。あの少年は親の手伝いで来ているだけだ。一人になることはないだろう。
その日は大きなイベントがあるとかで、海岸には観光客は居なかった。皆イベントを見に行ったのだろう。ただ奈々だけが、ポツリと海岸に居た。奈々は親子が漁から戻ってくるのをずっと待っていた。
夕方、漁師の親子は昨日と同じように海岸へ戻ってきた。観光客がいなくても漁はするのだ。暮れる夕日があたりを赤く染めていた。奈々はヤシの木の影から親子の船を見つめていた。
こっそりのぞいていたが、それはフリで、バレバレだった。そんなことは分かっている。
じきに漁師の少年は、奈々を見つけ、見つめた。奈々も少年を見つめた。
少年の父親は40代の漁師で、岸に上がる前から奈々の存在に気づいていたが、わざと知らぬふりをしていた。
少年は父親と何か言葉を交わすと、船の片づけをする父親を残して奈々の方に向かって歩いてきた。
少年は奈々と距離を詰めると、奈々に話しかけた。言葉は分からなかったが、たぶん「どうかしたの」とでも言ったんだろう。
奈々は少年の手に触れて、するりと手首まで撫でた。
「・・・・・・」
奈々は少年の腕を掴んで、ヤシの木の向こうの茂みに連れて行った。
見つめ合う二人。
奈々は少年の肩を吸った。少年は恥ずかしそうにうつむいている。
「日本の少年と同じ反応だ」そう確信した奈々は、首筋から唇へと吸いを滑らせた。少年は案の定、舌を絡ませてくる。内またから下半身を撫で、少年のものに当たると、やはり、固く反り返っている。
あとは日本の少年と同じだった。少年は野獣のように奈々に襲いかかってきた。吸って吸って吸いまくり、突いて突いて突きまくった。
しかし、やはり日本の現代っ子とは一味違う部分があった。その少年は筋肉質で固く、力強かった。奈々の柔らかくて白い肉体に、彼の固い形が心地よく食い込んできた。力強い命の躍動は夜遅くまで続いた。
さらに次の日、味をしめた奈々は、今度は朝早くから海辺に来た。しかし、そこには少年の姿はなかった。父親が一人でボートの用意をしていたのだ。その日は観光客がちらほら海岸に居た。
だがしかし、奈々はなぜか、「それでもいい」と思った。何故か奈々は、父親をじっと見つめた。自分でもよく分からない。
すると、父親は奈々を手招きした。
奈々はフラフラと父親の船に歩み寄った。父親はジェスチャーで、「乗らないか」と言った。
二人はそのボートで沖に出た。誰も居ない、いつものポイントだ。
しかし、父親は海釣りの用意をするでもなく、奈々をじっと見つめる。
奈々も父親をじっと見つめる。
父親は何か言葉を発した。意味は分からないが、たぶんこう言ったんだろう。
「昨日、息子を食べただろう。いたいけな子供を食べたな。歳のうら若いオレの子供を。じゃあ、同じ思いをお前に味わわせてやろう。」
父親は餓えた少年と同じように、奈々に襲いかかった。奈々はいきなり押し倒された。ボートの屋根がギシギシ揺れるのが目に入る。父親は奈々を吸って吸って吸いまくり、突いて突いて突きまくった。
父親は少年とよく似ていたが、違う点もあった。父親は少年よりさらに固く、力強く、甘えられる大きさであったし、技術もはるかに上だった。さらに誰も居ない沖合だったため、思う存分悦びの声を上げることが出来た。
父親は気を効かせて弁当と水も用意しており、二人は夕暮れまでひたすら突き合った。
この男に女房がいるのかどうか、そんなことは知りはしない。どうせ奈々は明日日本に帰るのだから。
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