プロが教えるわが家の防犯対策術!

 当方の80代の親族の直腸腫瘍(直径2センチ以上、転移はなし)のことで、お教え頂ければ幸甚に存じます。
 総合病院で、ご治療をしていただいております。心臓弁膜症で、手術不可、抗がん剤の予定もありません。8月に人工肛門の手術を受け、9月中旬から、通院で、放射線治療を受けています。
 お教えいただきたいことは、他の親族が数年前、胃腫瘍で他界しましたが、その時に、「低分子フコイダン」を飲用し、無効でした。その後、「フコイダン」でなく、「フコキサンチン(カロチノイド)」が有効であったとインターネットで情報が流布、悔いがありました。今回、直ぐ、「フコキサンチン」が思い浮かび、フコイダンの信頼度の高い会社で購入、飲用しております。(正味フコキサンチン計300mg/日、約2カ月。)
 その資料には、「フコキサンチンは強い抗酸化作用があり、他のカロチノイドと異なり、低酸素分圧下(生体内など)で抗酸化作用が強く、そして、腫瘍のアポトーシス誘導作用がある。アポトーシスは、細胞内のカスパーゼ(たんぱく質を分解するたんぱく質、正確には酵素)」が活性化して行われる。フコキサンチンは、このカスパーゼを活性化させ、アポトーシスを誘導する。」とありました。 しかし、動物実験について問い合わせ、送付いただいた資料では、チリコンブ・フコイダンと乾燥フコキサンチンの混合物を、ルイス肺がん(2LL)細胞を足掌部に移植したマウスに摂取させ、その量の多少で、免疫細胞(NK、T、ヘルパーT、サプレツサーT、LAK、B)の増加による腫瘍の進行度の比較がされているものでした。アポトーシス誘導のデータはありません。 また、他のフコキサンチンメーカーでは、動物実験もなく、製造販売している会社もあります。素人で、わらにもすがる思いであったとはいえ、その真偽に疑問を抱かざるを得ません。
 
 (1)生体内での経口サプリメントの有効性は、固形腫瘍に対して、あるのでしょうか!?
   例えば、すべての高価な免疫療法、高濃度ビタミンC点滴(経口ビタミンCは無効)なども、
   ほんの初期の腫瘍か、または、腫瘍の転移防止にのみ有効とされます。
   いくら、フコキサンチンが、生体内で、活性が高いといって、経口サプリメントで、
   有効なのでしょうか!?
   また、例えば、ある鎮痛剤は、COX-2阻害作用(腫瘍もふくめ、新生血管阻害作用)が
   ありますが、抗腫瘍効果は認められません。

   フコイダン成分にも、COX-2阻害作用があり、フコキサンチン70%とフコイダン30%を
   併用することで、抗腫瘍効果があるサプリメントとして販売されています。本当でしょうか!?

 (2)「フコキサンチン」の生体内アポトーシス誘導作用は、現実的でしょうか!?
   また、直腸腫瘍に対しても、有効であると思われますか。

   タカラバイオでは、そのフコイダン製品の成分 Uフコイダンに、特定の腫瘍へのアポトーシス作  用は、細胞培養液では確認しています。しかし、腫瘍のアポトーシス作用をもつものとしてのフコ   イダン、フコキサンチンのサプリメントは販売していません。
  また、他のメーカーでは、フコキサンチンの細胞内での高い活性と、白色肥満細胞を燃焼させる  作用をもとに、メタボ改善のサプリメントとしてのみ、販売しています。 
  
 以上の2点について、素人で解かる理論的なご説明、お教えを頂ければ幸甚に存じます。
          

A 回答 (1件)

仕事で研究してるので、他人事とは思えず、思わず回答しています。


ただ仕事に関係する部分もあるので、詳細はどこか別でご連絡手段あれば詳しい効能や分かってる部分などもご説明したいところです!
まず、とても親身に詳しいデータまで探されているようで…なので余計スルーできませんでした。
データに関しては、フコキサンチンであれば
・ハイドロックス社
・オリザ油化
・京都大学
といったキーワードを追加して検索していただければ、最新のものや質問者様が知りたそうな内容は出てくるかと思います。

尚、フコキサンチンとフコイダンは、全く性質の異なる物質です。フコイダンはどちらかというと『糖』のなかまで、フコキサンチンは『油』のなかまです。そのため、物性は勿論ガン化やアポトーシス、抗酸化、抗炎症、抗腫瘍の切り口からしても、近いのはその他カロテノイドで例えばアスタキサンチンやゼアキサンチン、βカロテンなどの方です。だから、フコイダン研究で有名な会社よりは、カロテノイド研究で有名な会社や大学での情報収集も有効かと思います。
勿論、その中でもフコキサンチンには抗ガン作用が様々な機関で見出されています。

ただ、購入商品については、研究データが豊富なところよりも、有名な食品会社とかで、フコキサンチンの純分定量値を明確に出してるところがいいと思います。請求すれば大概出してくれるので、品質管理がシッカリした食品会社がいいかな。フコキサンチンは単一の物質で、光安定性を保つのも技術が必要なので。

簡単ですが、参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

manya0909 様
 
 当方の素人の、専門家から見れば、整理されていない内容の長い質問に、早速の親身のお教えを頂き、厚くお礼申し上げます。
 
 親族が、直腸腫瘍で、抗がん剤も受けれない状況です。
なんとか、サプリメントでも、症状改善の一助になればとの気持ちで、質問させていただきました。

 フコキサンチンについては、信頼性の高いメーカーで、フコキサンチンの品質は確かでも、
それが、抗腫瘍作用に関係するかについて、疑問があります。
 そのわけですが、質問に、下記のように書きましたとおりです。

(1)フコキサンチンの資料には、「フコキサンチンは強い抗酸化作用があり、他のカロチノイドと異な り、低酸素分圧下(生体内など)で抗酸化作用が強く、そして、腫瘍のアポトーシス誘導作用がある。 アポトーシスは、細胞内のカスパーゼ(たんぱく質を分解するたんぱく質、正確には酵素)」が活性化 して行われる。フコキサンチンは、このカスパーゼを活性化させ、アポトーシスを誘導する。」とあり ました。 しかし、動物実験について問い合わせ、送付いただいた資料では、チリコンブ・フコイダン と乾燥フコキサンチンの混合物を、ルイス肺がん(2LL)細胞を足掌部に移植したマウスに摂取さ  せ、その量の多少で、免疫細胞(NK、T、ヘルパーT、サプレツサーT、LAK、B)の増加による 腫瘍の進行度の比較がされているものでした。アポトーシス誘導のデータはありません。 
 また、他のフコキサンチンメーカーでは、動物実験もなく、製造販売している会社もあります。
  医師が関係して、人に使用して、結果が出ているところも、殆ど無い!?ようです。
 
(2)また、例えば、ある鎮痛剤は、COX-2阻害作用(腫瘍もふくめ、新生血管阻害作用)が
  ありますが、抗腫瘍効果は認められません。
  フコイダン成分にも、COX-2阻害作用があり、フコキサンチン70%とフコイダン30%を
  併用することで、抗腫瘍効果があるサプリメントとして販売されてるサプリメントもあります。

  細胞培養液での結果だけで、生体内での結果を保証できるのか、疑問です。

お礼日時:2012/10/14 10:36

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