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素人質問です。すみません。

そもそもなぜ国は他国の通貨(外貨?)を貯めるのでしょうか?
少なすぎたり多すぎたりしても問題が有るのでしょうか?


そして、
他国の国債を「国」が買う事にはどんな意味があり、
自国通貨で買うのと、他国通過で買うのは何が違うのでしょうか?



できれば、少し不正確でも、簡単に説明して頂けますと幸いです。
よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

> 国は他国の通貨(外貨?)を貯めるのでしょうか?



 貿易のためです。

 例えば北朝鮮が、「ウォンで払うから石油を売ってくれ」と言ってもどこの国も、企業も売ってくれません。

 「アメリカのドルで買うから売ってくれ」と言えば、偽札でないかぎり売ってくれます。

 それで、北朝鮮その他、経済的信用がない国ほど、必死になって「外貨を貯め」ます。

 お尋ねの範囲外ですが、貯めるつもりはなくても、貯まってしまう場合もあります。

 日本企業Aがアメリカから10ドルで材料を買って、日本で加工して、アメリカに12ドルで売ると、2ドルが日本企業の財布に残ります。

 が、給料の支払いに「円」が必要なので、2ドルを円に換金しようとしますが、うまいぐあいに2ドルの買い手がつかないと、最終的には国が適切と考える価格で引き取ります。

 つまり、円札を発行して、ドル札を引き取るので、国にドルが貯まってしまいます。


> 少なすぎたり多すぎたりしても問題が有るのでしょうか?

 少なすぎると、海外から輸入する時、「あの国はドル(外貨)では払ってくれなさそうだ」と思われるので、欲しい物を売ってもらえません。あるいは足元を見られたりして、割高になってしまいます。

 国が外貨を持つということは、それに対応する額の自国通貨が市場に出ていると言うことですから、市場規模に比べて外貨が多すぎると、国内でインフレになる危険が高まります。

 但し、少なすぎたり多すぎたりというのは、あくまでもその国の経済規模に比べて、ということで、額そのもので言えることではありませんので、ご注意を。


> 他国の国債を「国」が買う事にはどんな意味があり、

 一つは、他国の国債を持つということは、その国にカネを貸しているということです。

 個人でもそうですが、お金を貸しているほうが借りているほうより強いのです。

 いろいろ、「ああしろ、こうしろ」と言えることになります。いいでしょ?

 もう一つは、利息が付くということです。

 黙っていても儲かるのです。

 増税のように、国民に嫌われることもなく、国庫を満たすことができます。いいでしょ?


> 自国通貨で買うのと、他国通過で買うのは何が違うのでしょうか?

 自国を日本、国債を発行するのをアメリカとします。

 アメリカは、アメリカで使うための資金を必要として、国債を発行しているのですから、アメリカの通貨で買ってくれといいます。

 日本円で買ってもらっても、円がアメリカ国内で通用するわけではないので、また円とドルを交換しなければなりません。償還時もそうです。また円に換えないといけない。

 買ってもらった時や償還の時に為替レートが変わっていたりすると、儲かるかも知れませんが、大損するかも知れません。

 そんなリスクはないほうがいいので、最初から「ドル建て国債なんだからドルでくれ」というのは当たり前なんじゃないですか?

 で、日本は自国通貨ではなくて、他国通貨で買うことになります。

 つまり、お尋ねの「違い」は、レートが変わることによるリスクを、自国側(国債を買う側)がかぶるということです。

 お金がなくて困っている国や、どうせ日本から品物を買うのに使う資金だから円でいいんだという国は、日本で「円」建ての国債などを発行する場合もあります。

 その場合は、為替リスクは国債の発行国が負担することになります。
 
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この回答へのお礼

とても詳しく解かりやすい説明、ありがとうございます。

国の経済を回す為には外貨を溜めないとなのですね。
売る人にとってどのお金が必要なのか?なのですね。

>レートが変わることによるリスクを、
>自国側(国債を買う側)がかぶる
そういう仕組みなのですね。

日本の国債を買って円が高騰したら支払いする国は大変・・。
色々あるのですね。


色々ととても勉強になりました。
説明、とてもお上手ですね。
入門書とか書いて貰えると買いたいほどの解かりやすさです。

お時間を割いて回答して下さってありがとうございます。
感謝・・!

お礼日時:2012/10/27 01:39

例えば、暫く前に円が急騰した際に、円売りドル買いの為替介入が行われた



これはつまり、日本国が市場で円を売ってドルを買い上げることとなる
で、ここで手に入れたドルをどうするか?

・ドルを売って円に戻しては、介入の意味がないので却下
・株式や企業を買収するわけにもいかない
・土地を買うのも不適当
・現金で持っているのも非効率

ということで、とりあえず破綻の可能性が低く、金利も付いて、尚且つ相手国の国債引き受けというアピールも出来る米国債を買い上げる

『他国通過で買うのは何が違うのでしょうか』
->米国債はドル建ての債券だからドルで買う(サムライ債のようなのであれば円でも買えるが・・・・)

まあ、中国のように多額の外貨準備にモノを言わせて米国債を多量に買い上げて、無言のプレッシャーをかける
(多額の債券を一気に市場に放出すれば、米国債の市場が混乱して米国の金融機関も財政も大混乱)という別のメリットもある
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この回答へのお礼

>とりあえず破綻の可能性が低く、金利も付いて、尚且つ
>相手国の国債引き受けというアピールも出来る
>米国債を買い上げる
他国で通貨の価値が落ちる不安が起きて円が買われて、
円が高くなり過ぎると物が高くなって輸出が苦しいから
他国の通貨を買って・・それで他国の国債を買う・・。

何かもっと色々な事を知らないと
解からない事が芋蔓式に増えてしまうのかもしれませんね;


ご回答、ありがとうございました。
勉強になります。

お礼日時:2012/10/26 17:58

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