街中で見かけて「グッときた人」の思い出

について質問させてください
私は今年ではなく来年大学を受験する者ですが、恥ずかしい話、大学の学部で勉強する内容についていまいちよく分かっていません。
私は私立文系で早慶志望で、つい最近まで漠然と経済学部に行きたいなぁ~と考えていたのですが、先日、福沢諭吉の学問のすすめを読む機会があり、その本で福沢諭吉が国法について論じている箇所があり、非常に感銘を受けて急に大学で法律を学びたいなと思いました。
それゆえ早慶の法学部を第一志望に選んだのですが、はたしてこんな考えで正しいのでしょうか?
法律を学ぶと言っても具体的に何をどういうふうに勉強するのでしょうか?
無知丸出しの質問で恐縮です。
また早稲田は法学科だけですが、慶應は法学部の中でも法律と政治別れていますよね?
それぞれの学部で勉強する内容について教えてください。
また早稲田の政治経済学部の政治学科とはどういったことを勉強するのでしょうか?
長文失礼致しました。

A 回答 (3件)

他の質問にも答えたものです。

元塾講師で、慶應のOBです。

 大学というものはその大学のポジションで、同じ学科でも教える内容が全然違います。レベルが高い大学は帝王学を、低い大学では実務内容がメインなことはよくあることです。例えば、商学等の場倍、高レベル大学は「社長や経営幹部に必要な考え方」を勉強しますが、低い大学の場合「帳簿のつけ方」がメイン等です。早慶両方とも私大では最難関なので基本帝王学ですが、両校の思想から違いが生まれます。
 早稲田は広く門戸を開きその中から優秀な人間を発掘するという思想があるようなので、法律を作る側も庶民になり、支配される側と立場が同じという発想です。一方慶應は多少、法律家が上から目線で一般市民を管理するという発想があるようです。

 法学の勉強は基本は「その法律の成立理由(成立背景)」と「ケースステディ」が多いです。物理の法則と違い法律というのはすべて人間が作りだしたものです。そのため必ず理由があります。その法律ができた世間の動きや、他の法律トの整合を勉強していきます。またケーススタディーは「このような問題が発生した場合どうすべきか・どんな法律が適用されどのように処理していかれるか」等を勉強します。NHKの生活笑百科(上沼恵美子さん等が出演)のようなことをやると言えば大げさですが、あんな感じです。
 上に挙げたことがメインのようなので、とにかく試験対策は「暗記オンリー」のようです。授業中にやった法律の背景知識を丸暗記、ケーススタディーも適用される法律を覚えるのが試験対策のようです。私自身(商学部出身でなく法学を履修していました)も同じようなことをしてテストに臨んでいました。実学というより机上の理論の勉強という感じがしますし、法学部の人にそれを言うと「確かにそう」と言っていました。

 法学というと東大が圧倒的ですが(立法の世界では東大が強い)、頑張っている数少ない私大の2つといえます(あと中大くらいでしょう)。他の大学は「今ある法律に関する研究」レベルで、立法や法律を作る側の意識がある大学は少なく、授業にその差が出ています。
ご参考までに。
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この回答へのお礼

わざわざ私のために長文書いてくださってありがとうございます。
成立背景を学ぶとはとても面白そうですね。よりいっそう法学部に行きたくなりましたw
大変参考になりました。

お礼日時:2012/11/24 20:51

これは多くの弁護士とかも言ってることですが、大学の講義自体はレベルの高いものではないですよ(東大京大はともかく、私大や中堅国公立では)。


極端な話、ものすごく講義にマジメに出て、成績も最上位でもローにも引っ掛からないし、司法試験にはもちろん
落ちます。無駄だとは言わないけど講義自体は法科や就職において大きなメリットにはならないし分けて考えている人が多いですよ。
もちろんTOEIC(英語)などは独学になります。

日本ではそもそも講義や成績がないがしろにされてますし、研究と言う意味で言えば大学院であったり、各種の専門学校(司法試験や公務員など)の方がよほどレベルは高いです。
アウトプット(伝える)と言う意味で根本的に欠落している教職員もとても多いですw
僕も「私大目指すなら早慶法」みたいな安易な気持ちで慶法に入学したのですが、そういう奴は多かったし、それでいいと思いますよ。
基本は6法ですけど、もちろん英語などの語学もありますし、経済学や文学系を受けることも出来ます。
法律は『宅建』などかんたんな資格本をやってみるとイメージしやすいかと思います。
HPを見たり、オープンキャンパスで質問をするといいでしょう。
受験が来年なら、平日に何科目か講義に潜るのもいいです(まずバレません)。
他に教授の本を図書館などで読むといいでしょう(多分ムズすぎるけど)。

近年の事例は知らないけれど、総合大の基本はマスプロですし、どうかなあと思いますよ。
僕自身すごく講義に期待してて入学後すぐに失望したクチですし、大学(どこの大学)側もあまり
実質的な講義を売りにはしないですよ。
HPやオープンキャンパス程度の軽い知識で受験すればいいと思います。
就職とかもそうですけど、大学もオープンキャンパスのキレイなイメージで入ると絶対に後悔しますw
受験生はあくまで志望校を「軽く知るかんじ」でいいと思う。

何より勉強ですね。
受からないと意味ないし、志望動機の強弱は勉強するごとについてついていきますよ。
僕も「絶対に受かりたい」と思えるようになったのは直前期からです。
志望動機は必ずしも最初から必要なことじゃないです。
曖昧でもいいし悩んでもいい。
ともかく勉強を続けないといけないし、合格ることですね。

頑張って下さい。
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この回答へのお礼

長文ありがとうございました。
そうですよね、今のうちから合格後のことをあれこれ心配しすぎるのは取らぬ狸の皮算用ですよねw
まず勉強をがんばります。

お礼日時:2012/11/24 20:53

福沢諭吉が国法について論じている箇所があり、非常に感銘を受けて



では、慶応へどうぞ

法学部法学科は似たようなもの。


経済をどうとらえるかで、法学部のもとに経済があったりなかったり。
早稲田は、大隈さんが総理大臣したこともあるし、発想として経済は「経世済民」という為政者のなすことであるというのがる。なので行政の一つの形として経済を捉えたので、政治経済学部とした。
福沢さんは、自助論を訳した中村正直さんと一緒に明六社をやったような人だから、個人として社会で財を自ら理する必要があると考えたので、理財学科を作った、これが経済学部になる。なので、明治時代には経営者を輩出した。
東大も経世済民思想なので、経済学部は法学部から分離。
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この回答へのお礼

回答者さんは非常に博識な方ですね。
大変参考になりました。

お礼日時:2012/11/24 20:49

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