「一気に最後まで読んだ」本、教えて下さい!

A→Bという1次反応で、Aの減少速度をVa,Bの増加速度をVb,各々の速度定数をka、kbとすると、
Va=ka×[A]と表すことはわかるのですが、
Vb=kb×[A]と表すことができるのが何故なのか
わかりません。Vb=kb×[B]では駄目なんでしょうか?この式でもOKなら当然kbの値は違ってきますが・・・。どなたか教えてください!緊急でお願いします!

A 回答 (1件)

まず副反応が一切起こらず、Aは定量的にBに変換されることを前提にお答えします。

さらに、この反応の機構がAの濃度に関して一次であることも前提にして説明します。

Va=Vbであることはわかりますか? すなわち、AとBの分子数の和は常に一定です。減少したAの分子数と増加したBの分子数は等しいのです。ですからAの減少速度VaとBの増加速度Vbは、同一なのです。時間にかかわらず常に一定ですので速度定数kaとkbも同一なのです。ka = kbです。Aの濃度とBの濃度の総和をCと置いてみましょう。Cは常に一定です。すなわち

[A] + [B] = [C] = 一定

[A] = [C] - [B]

これを

Va=ka×[A]

に代入すると

Va=ka×([C] - [B])

さらにVa=Vb、ka = kbですから

Vb=kb×([C] - [B])

どうでしょう? [C] はゼロではない正の定数ですし、[B]にかかる正負の符号がマイナスです。貴方が考えた式 (Vb=kb×[B]) にはなり得ません。

今回は式変形で説明しましたが、本来ならば反応速度論の基礎からきちんと学ぶべきです。バーロー物理化学などの教科書か、反応速度論の入門書を読んでみてください。

東京化学同人から出版されている「反応速度論」 ISBN: 4807905325 をお勧めします。
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この回答へのお礼

よくわかりました。
ありがとうございます。
もう一度、復習してみます。

お礼日時:2004/02/18 22:51

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