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この画像のスコアの1パート(アコギ)だけルート音が違います。


どういう意図があるのでしょうか?


ちなみにガゼットのreilaという曲です。


ベースギターが最初は6弦5フレッドだけど、6弦7フレッドに移動するからでしょうか?

ならなぜ、同じような動きをしないのでしょう?

「1パートだけルート音が」の質問画像

A 回答 (3件)

>アコギが5カポなら「E/B」→「Eadd9/B」とのことですが、5フレット移動してるから「A/D」→「Aadd9/D」ではないのでしょうか?


実際の響きはそのとおりです。
カポを使ったときは、「カポコード」と言って、実際の響きではなく、「左手の押さえ方を示す記号としてのコードネーム」を書く場合が多いのです。譜面を書くソフトでは、勘違いの無いようにカポコードをイタリック(斜体)文字で表示できるものもあります。
従いまして、私の説明の中の「E/B」→「Eadd9/B」はカポコードの表記で、実音表記(実際の響き)であればご指摘の通り「A/D」→「Aadd9/D」です。
カポを使う場合は、ギターのパートの五線の冒頭に、「KeyA capo5 PlayE」という表記がされます。これは「キーはAだが、カポを5フレットに付けるので、演奏はEとなります」という意味です。この表記がある場合は、ギターのTABやコードネームやコードダイヤグラムは、まるでカポがついていないように書かれます。ギター奏者にとってはそれの方が好都合で、コードネームを実音(実際の響き)で書かれると混乱します。コードダイヤグラムは「Eコードの押さえ方」が示されているのに、コードネームは「A」と書かれることになるとややこしくてしかたがありません。
下のサイトにカポコードを示した一覧表があります。(下の方です)
http://www.geocities.jp/mamopage/download3.html

>ちなみにもう一つのパートのエレキギターはAメジャーコードを弾いています。
エレキギターとベースギターがAを弾いているのにアコギだけE/Bなので気になりました。

バンド全体の音は「Amaj7(9)」ということが判ったので、すべての謎が解けました。
Amaj7(9)コードの構成音は、A-C#-E-G#-Bですから、
ベースが「A音」、エレキギターが「A音」「C#音」「E音」、同時にアコギが「B音」「E音」「G#音」を鳴らしているので、合成すると「A-C#-E-G#-B」の響きがでるので、まさに「Amaj7(9)」の響きとなります。このようにバンドサウンドは、各パートが分担して出している音の合成として示されることもあるということを知ってください。エレキ奏者と、アコギ奏者がどちらも苦労して同じ押さえ方で「Amaj7(9)」を鳴らす必要はないということです。キーボードでいうと、左手でAコード、右手でEコードを弾けば「Amaj7(9)」になりますので、キーボードに付けるコードネームならズバリ「Amaj7(9)」と書けばよいのです。このように二つのコードを同時に鳴らすことを「ハイブリッドコード」と呼ぶ人もいます。「Amaj7(9)」は、「A」と「E」のハイブリッドコードということです。ギター1台で「Amaj7(9)」を押さえてキレイに響かせるのは難しいですが、二台のギターで分担すると、簡単にその響きが得られるということで、あなたの最初の質問「アコギだけが違うが、その意図は?」という疑問に対する答えがこれになります。「ハイブリッドコード」を狙ったということです。

>ちなみにこの曲はAメジャースケールで、
「Aメジャースケール」=「Aメジャーキー」ですね。
>バンド全体の音はAmaj7(9)とありました。
それを先に書いてくれ~(笑)
>アコギのE/Bコードは構成音がEG#Bなのでちゃんと表されていましたね。
ご理解いただけてよかったです。

>ですが、この場合、AとEをあわせることでAmaj7(9)なりましたが、美しいコードを形成しないような組み合わせの場合はもちろん採用されませんよね?(例えばアボイドノートなど)

今回はAとEのハイブリッドコードでしたが、ダイアトニックコード同士のハイブリッドコードは概してよい響きがします。CとEmならCmaj7(9)、CとGならCmaj7(9)、CとAmならC6という具合にキレイに響きます。またお気づきのように、CとDmとか、CとFの組み合わせは、Cコードに対するアボイドノートF音が加わるので、不快な響きとなりますので、採用されることは少ないと思います。

>また、例えば曲を作る際、先にアコギとかでバンド全体の音を考えといて、後に各パートに振り分けていくとかの方がいいのでしょうか?
それが良いです。いったん書きあがったものは「編曲」という次の作業の中で、心地よい響きを重視しながら書いていき、編曲作業がすっかり終わってから構成音を見て、バンドサウンドとしてのコードネームを付けるのがよいです。

質問の譜例は、市販のバンドスコアだと思いますが、聞き取りから譜面起こしの作業をした人は、バンドサウンドとして最終段階でコードネームを付けたと思います。従いまして原作者の書いたシンプルなコードネームと合致しない場合があります。

>あとこの場合でのアコギがE/Bになったりする進行は和声楽を学んだりすればここにE/Bを持ってくるべきだというのがより納得行ったりするのでしょうか?

和声学は和声学で勉強して損はないですが、この場合は変則で、和声学の原則にあてはめて考えるよりは、感覚重視だと思います。和声学を知っていれば、「これは例外的だな」ということが解ると思います。
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>どういう意図があるのでしょうか?


そのような響きを出したかったのだと思います。
>この画像のスコアの1パート(アコギ)だけルート音が違います。
これは、アコギは5カポでしょうか?5カポなら見かけ上の音は当然他のパートとは違うものになります。

「ルート音」とは、コードネームの大文字のことであって、「最低音」とは別のものです。
コードネームは、「ルート」部分と「サフィックス」部分から成り、「C7-5」であれば、ルートが「C」で、サフィックスが「-5」で、「Cm7-5」なら「C」がルート「m」「7」「-5」がサフィックスです。コードネームの表記ルールは、ルートから長三度&完全五度度を重ねたものを基本として、これが「メジャーコード」でサフィックスは付けない。この基本から音をずらす場合や音を追加する場合はサフィックスで書き加えるという約束になっています。「m」は最初の長三度を短三度にする。「7」はルートから数えて短7度の音を加える。「-5」はルートから完全五度の音を半音下げる、というような約束があるのです。サフィックスは注意書きだと思えばよいのです。サフィックスはそのコードの「ルート音」から数えた数字を根拠に書かれているので、最低音を基準としていないので、よく頭の中を整理してください。
あなたは、以前の質問でもそうでしたが、「ルート」と「最低音」を混同されています。「ルート」とは、コードネームにおける「英大文字で書かれた音」のことです。

バンドサウンドの場合は、一番上段にあるコードネームは、多くの場合「バンドマン全員が鳴らしたときの響き」を記します。
例えば、ベースが「C」音、アコギが「Cコード」、ボーカルが「B」の音で声を伸ばしているときに、バンドサウンドは「CM7」になるので、バンドスコアの最上段に「CM7」とかかれることがあるということです。しかし、バンドサウンドは、楽器や声の音高がどんどん変化するので、そのたびにいちいちサフィックスを書き換えていくことはしません。譜面が汚らしくなり、コードネームのサフィックスで音の動きを詳細に記していくことはたいして意味が無いからです。その考え方なら先の例は「CM7」ではなく、「C」と書かれるということです。

>ベースギターが最初は6弦5フレッドだけど、6弦7フレッドに移動するからでしょうか?
ならなぜ、同じような動きをしないのでしょう?

*「フレッド」ではなく「フレット」です。
ベースとアコギの最低音が同じ動きをしなければならないという理論はどこにもありません。
ベースマンが居ないのなら、アコギ奏者は最低音を意識して左指の押さえ方を考える場合もありますが、最低音をベースがしっかり出してくれているのであれば、他の和音パートは自由に弾くことができます。
また、この部分ではアコギは最高音でベースと同じ動きをしているのですが、そこにはその動きを強調するという意図が読み取れます。このときのアコギの左手コードは5カポなら「E/B」→「Eadd9/B」ですが、ベースが「A音」から「B音」に動いているので、バンドサウンドとしては「A」→「A/B」となります。アコギがカポなしだというのなら、アコギのコードは「E/B」→「Eadd9/B」と同じですが、バンドサウンドは「E/A」→「E/B」というコードネームになります。
せっかくの写真なので最上段までがハッキリ見えるほうが的確な回答が得やすいと思います。
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この回答へのお礼

前回の質問と共にありがとうございます。
アコギが5カポなら「E/B」→「Eadd9/B」とのことですが、5フレット移動してるから「A/D」→「Aadd9/D」ではないのでしょうか?

ちなみにもう一つのパートのエレキギターはAメジャーコードを弾いています。

エレキギターとベースギターがAを弾いているのにアコギだけE/Bなので気になりました。

ちなみにこの曲はAメジャースケールで、バンド全体の音はAmaj7(9)とありました。

アコギのE/Bコードは構成音がEG#Bなのでちゃんと表されていましたね。

ですが、この場合、AとEをあわせることでAmaj7(9)なりましたが、美しいコードを形成しないような組み合わせの場合はもちろん採用されませんよね?(例えばアボイドノートなど)


また、例えば曲を作る際、先にアコギとかでバンド全体の音を考えといて、後に各パートに振り分けていくとかの方がいいのでしょうか?


あとこの場合でのアコギがE/Bになったりする進行は和声楽を学んだりすればここにE/Bを持ってくるべきだというのがより納得行ったりするのでしょうか?

お礼日時:2013/01/23 17:57

まず、コードは全ての楽器合わせて考えるので、別にアコギがルート音が違えどベースがルート音を持っているので問題ありません。


それを踏まえて考えると、、、よくベースだけがルート音弾いてることはよくあります。なぜならその方が響きが重たくないとか(全部ルート音重ねるフレーズだとメリハリが無くてつまらなくなる)単に手が届かなかったとか、色々です。
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この回答へのお礼

なるほど。
ありがとうございます。

お礼日時:2013/01/22 18:56

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