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物価上昇2%で日銀と政府が合意したとの報道です。結局これは円を印刷して日本の借金1000兆円を減らすということだと思いますが、いくら位まで減りますか?
(一国民として100兆円もの借金があるということは精神的にとても苦痛です。)

A 回答 (5件)

>いくら位まで減りますか?



残念ながら減りません。

ドーマー条件と呼ばれる考え方があります。基礎的財政収支が赤字でなく、名目経済成長率が利子率を上回っていれば問題ない。分かりやすく言うと要するに、給料の伸びが借金の金利より高ければ、新たな借金を作らないかぎり借金は減っていく、という考え。計算式はこれ↓です。


政府債務の変化額 = 基礎的財政収支赤字額 - ( 経済成長率 - 利子率 ) x 政府債務


この数式に、次の通り日本の経済状況を代入。

     基礎的財政収支赤字額: ▲43兆円
     経済成長率: 2%
     利子率: 1%
     政府債務: 1,122兆円
     名目GDP: 475兆円

<1年目>
債務増加: (43 + 10) - ( 0.02 - 0.01 ) x 1,122 = 41.78兆円
政府債務対GDP比: (1,122 + 41.78) ÷ (475 x 1.02) = 240.2%
(注:緊急経済対策の10兆円を債務増加額に加算しています)

<2年目>
債務増加: 43 - ( 0.02 - 0.01 ) x (1,122 + 41.78) = 31.36兆円
政府債務対GDP比: (1,122 + 41.78 + 31.36) ÷ (475 x 1.02 x 1.02) = 241.84%

・・・・・・

<10年目>
債務残高:1,435兆円
GDP: 579兆円
政府債務対GDP比: 1,435 ÷ 579 = 247.83%



したがって計算の結果、

・経済対策は今回の緊急経済対策10兆円のみとする。
・政府支出を絶対にこれ以上増やさない(=基礎的財政収支赤字を悪化させない)。
・毎年必ず2%の経済成長を続ける。
・債務の実効利子率はこの先もずっと1%のまま。

という非常に厳しい条件を実現できたとしても、政府債務の対GDP比率は悪化の一途をたどります。そして10年目に政府債務残高は1,435兆円に達し、日本の個人金融資産額を超えます。

この超厳しい条件を10年目以降も守り続ければ、14~15年目頃から政府債務の対GDP比率は改善に転じます。しかし、あまりに条件が厳しすぎるので無理でしょう。政府支出拡大の甘すぎる姿勢を一刻もはやく改めて赤字を削減し、なおかつ、政府支出を増やさずに、あるいは削減してでも経済を成長させるような手を打たなければなりません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>政府支出拡大の甘すぎる姿勢を一刻もはやく改めて赤字を削減し、なおかつ、政府支出を増やさずに、あるいは削減してでも経済を成長させるような手を打たなければなりません。

納得です。

お礼日時:2013/01/26 09:13

国が借金を完済するようなことは基本的にはあり得ません。


(そういう国がないわけではないですが、それは特殊な例外的な事情を持った国です。)

例えば、中央銀行はお金を刷ります。刷ったお金はどうやって世の中をめぐってmandegansu さんの手元まで届くのでしょう?
基本的にそれは中央銀行が民間銀行から国の発行した国債を買い取ったからなのです。中央銀行がお金を刷って、国の発行する債権を買うからお金が世の中へ流れてゆく訳です。わかりますでしょうか。中央銀行がお金を刷って、中央銀行が何かを買うと世の中にお金が流れて行くのです。
国が借金を完済して国債が世の中から無くなってしまったらどうなるでしょう。中央銀行が民間債権を大量に買い込むという手もありますが、それでは多くの民間企業が損をするばかリになってしまいます。

現在、国債発行の額は大きいですが、それは景気経済にとって必要だから国の借金が増えているに過ぎません。しかも1%以下という超低金利です。な~にも問題ありませんし、これだけ多いと金利上昇の際に減らすのも簡単です。

問題なのは国債発行の額云々ではないのです。根本問題はその国家が資源やエネルギーをどう生み出すか、あるいはどう取得するのかなのです。その手段の一つとして経済活動があるのです。

この回答への補足

>現在、国債発行の額は大きいですが、それは景気経済にとって必要だから国の借金が増えているに過ぎません。しかも1%以下という超低金利です。な~にも問題ありませんし、これだけ多いと金利上昇の際に減らすのも簡単です。

借金が問題無いなら何故消費税をアップするのですか?
現在の借金は1000兆円(0.1京円)ですが何京円まで借金できますか?

補足日時:2013/01/26 09:08
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No.2です。



>いいえ違います。日本政府の借金を返すのは私達納税者です。

質問者氏のこの考えは、間違っていないとは思います。
しかし、(自分がこの国のオーナーになったつもりで)今一歩踏み込んで考えてください。

「果たして、借金を全部返さなくてはいけないのだろうか」と。

質問者さんの勤めている会社は、無借金経営をしていますか。
もちろん、そうであれば望ましいでしょうが、しかし現実の日本の会社は、多かれ少なかれ借金があります。

もし、あなたが会社の経営者だとして、今の不況で借金の返済が苦しい場合、何らかの手段で返済を猶予できるとしたら、その手段が使えるかどうか検討しませんか?


私たち個人、もしくは企業であれば、お金を稼いで返済しなくてはいけません。
しかし、国家には個人また企業にない「お金を作る」という機能があります。
私たちが勝手にお金を作れば犯罪ですが、国家にはそれが許されているのです。

実際にお金を作っているのは、日銀です。(政府はお札以外の貨幣を作っています)
ですので、日銀が刷ったお札で政府が発行する国債を買わせれば、事実上政府の借金は減っていくわけです。

書いている私自身、これはマネーゲーム以外の何物でもないだろうと思います。
しかし、現実の経済情勢が厳しい中、ありとあらゆる知恵と手段を駆使しなければ、今のデフレ不況と政府の累積赤字という二重の難問から脱却することは、非常に難しいといわざるをえません。


余談ですが、「金持ち父さん、貧乏父さん」という本があります。
質問者氏に限らず、律儀に借金を返そうという考えをもつ日本人は、ほとんどが貧乏父さんの仲間です。
しかし、世の中をうまく渡っていこうとしたら、たまには金持ち父さんになってみるのも、よいのではないでしょうか。
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いいえ、当面は国の借金は減らず、むしろ増えます。



もし借金を減らす政策を行ったらこれまで通りのデフレが続いてしまいます。
少なくともインフレ率が1%越えが安定的になるまでは、国の借金は減らせません。今は減らさない方が経済にとって良いので、しばらくは減らす必要性がありません。
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>一国民として100兆円もの借金があるということは精神的にとても苦痛です。



はい、まず認識を改めましょう。
借金をもっているのは「日本政府」であり、私たち国民は政府に金を貸している立場です。

(別に私個人がもってるわけではないですが)国民は、1000兆円もの資産があるんですよ。
いい加減、バカなマスゴミとそれを背後で操る財務省・日銀官僚の洗脳から、脱却しましょう。


上記の事実を踏まえた上で、「政府の借金」を実質減らす施策が、本日日銀から発表されました。
2014年なのであと1年先ですが、「無期限で」「毎月13兆円」もの国債を日銀が毎月買い取るそうです。
毎月13兆円ですので、1年だと約150兆円分の国債が、日銀の管理化に入ります。

日銀が買い取った国債は、政府から支払われた国債の利息が自動的に日銀の利益となり、それはやがて国庫に返還されるので、事実上日銀が買い取った国債は無いも同然となります。
(まあ、本来のお金の流れはもうちょっと複雑かと思いますが、ここはわかりやすさ優先でこう表現します)

日銀の無期限緩和が何年続くかわかりませんが、仮に政府が1年に40兆円国債を発行しても、日銀が150兆円買い取れば1年で100兆円ずつ減る計算となります。
たぶん10年続くことはないかと思いますが、10年続けばあら不思議。1000兆円もの借金(政府のですが)が無くなるも同然の状態となるわけです。

アベノミクスさまさまですね。いい時代がやってきました。

この回答への補足

>はい、まず認識を改めましょう。
借金をもっているのは「日本政府」であり、私たち国民は政府に金を貸している立場です。

失礼ですが私はあなたのおっしゃている事が全く理解出来ません。
日本政府の借金は誰が返すのですか?
政治家ですか?
官僚ですか?
いいえ違います。日本政府の借金を返すのは私達納税者です。

補足日時:2013/01/23 22:59
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