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CPUで、低電圧でも安定した動作をするものを選別してより高い値段を付けて売ってるという書き込みがあります。ということはデスクトップ用CPUとノート用CPUはもともとは同じもので、低電圧でも安定動作する「当たり」がノート向けCPUとして出荷されてるってことですか?それともデスク用とノート用は元から別々で、ノート用が定電圧版と通常電圧版の二種類に分かれてるだけですか?どういう構造になってるんでしょうか。

A 回答 (2件)

選別かどうかは別とし


同じci7ブランドでもデスクトップとノートではそもそも選定基準が違います。


デスクトップ版ci7は問答無用に高性能で許容する範囲の省電力です。

ノート版のci7は横暴な良い方をすればci5と性能は同じで良いんですがその代わり省電力である必要が有ります。

選別だけでは実際はそうはならないのでノート版cpuが存在する訳です。
事実としてノート版のci5やci7はデスクトップより遥かに遅いですし
それを態々ハイパフォマンスから漏れた物で作る方が難しいと思います。

同じブランド名でも1.5~2世代は古い位の速さだと思ったほうがいいです
無論全般そうだとは言い切れませんけどcpuの世代によっての命令のパイプの切り方とかあたらしく追加した方式などテクノロジー世代が同じなので同じブランド名とかだったりするんだと思います。
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Q/デスクトップ用CPUとノート用CPUはもともとは同じもので、低電圧でも安定動作する「当たり」がノート向けCPUとして出荷されてるってことですか?



A/厳密には違います。ノート用とデスクトップ用は必ずしもダイの区分が同じとは限りません。製品によっては、同じ開発名でも、最初の設計段階でキャッシュや動作クロック、さらにはピン数やパッケージ形状を指定することが多いです。そのため、選別品をデスクトップまたはノートにするとは限りません。

そう言うケースもあるが、絶対ではないと考えて下さい。それが、K10やIvyBridgeなどの製品で該当するかはメーカーなどに確認して下さい。

Q/ノート用が定電圧版と通常電圧版の二種類に分かれてるだけですか?

A/元々プロセッサのラインナップは、プラットフォーム(マザーボード)に直付けのパッケージデザインと、OEM市場向けのデザイン(CPUそのものは市場流通しない前提だが、CPUの交換は可能)、そして、市場流通デザインの3種類があります。

そのいずれに該当するかは、CPUのモデル名とさらにはパッケージング方法によります。例えば、Core i5というだけでも、BGA、PGAなどのパッケージがあり、その中でOEM向けと、一般市場向けがあるのです。場合によってはそれぞれにピン数が異なり、電気的互換はあっても、ピン数が異なることから、他製品との互換性がないというケースもあります。
これらを、決めるのはメーカーと製品種別となります。

尚、製品が必ずしもこれだけで決まるわけではなく、同じ製品でも選別品で極めて高精度と判断されれば同じCore iでもサーバー向けの製品になることはあります。即ちある程度の選別はされるが、必ずしも選別されたものが、特定の用途向けに決まるものではありません。あくまで、バリテーションとして、条件を満たす物は高付加価値に該当するものになる可能性があると思って下さい。尚、ピン数が該当するラインと一致しないと、低電圧に限らずその製品ラインに載るものではありません。


Q/どういう構造になってるんでしょうか。

A/プロセッサにおいて、バリテーションが有効となるのは、歩留まり率に基づくルールに従い製品として欠陥があっても、その欠陥が隠蔽できる場合に限られます。

例えば、Celeronという製品がありますが、これはCore i7でもCore i5でも良いのです。
ただ、その中でも一部のキャッシュやコントローラの動作において、不具合や問題がある場合、Core i7として使うと、必ず特定の問題が起きる場合、その機能を停止または制限することで、正常に動作し、それがCeleronの性能と合致するなら、捨てるよりはCeleronとして売る方が、価値が見いだせるなら、売るという判断がされる場合に、その問題の機能をDisableにすることで、製品として保証するというのが、プロセッサの現在の常識です。

それに対して、要はクロックダウンも見なされるのかという事です。
厳密に言えば、ダウンクロックは、低電圧を証明するものではありません。
同じものイコール低電圧と見るのは、厳密に言えば考え方に齟齬があります。低電圧の場合は、低電圧に最適化された低リーク半導体パーツを使ったときに、それが本来の抗力を発揮します。また、キャッシュなども一部をDisableにするなどして、発熱と消費電力のバランスを最適化することが多いのです。

要は、ノート用の中で、さらに選別されたものがノートの低電圧になることはあっても、デスクトップの機能制限がノートになるとは限らないと言えます。

ただし、ノートの中で機能を制限したプロセッサが下位のノート用になることはありえるのです。
そういうものです。

これは、プロセッサの歩留まりと技術的な半導体のプロセス設計手法に基づくもので、ノート用とデスクトップ用が共通のアーキテクチャを用いている場合は、ノートデスクトップの区分けだけで終わることもありますが、ノートとデスクトップでは設計思想に機能のオンオフ以外の半導体レベルでの差別化が伴う場合は、デスクトップの選別がデスクトップになるとは言えないと言うことになります。

尚、現在のプロセッサでは、例えばインテルではGPUの動作モードとしてデスクトップよりノートが優遇されており、これらは単純に機能のDisableで制御されるとは限りません。そのため、ノートとデスクトップの差別化では単純に決められるものではありません。

AMDのAとEシリーズのプロセッサの場合は、一部に選別品はあるかもしれませんが、これも高クロックに対する選別はあっても、下位に対して制限するものではないと言えます。通常クロックジェネレーターは下の機能とは互換性を持ちます。しかし、高いクロックに耐性があるかどうかで良いか悪いかを判別します。そのため、低いクロックで正常動作を保証できない場合は、VRMなどに問題があると見るのが妥当です。即ち、初期不良またはDisable化している機能が、一部ではなく全体に影響している恐れがあります。

以上のようになります。
プロセッサの概念として言えば、機能制限を設けるというのは、よくあることです。
その条件は基本的に、低クロックで問題が発生しないことより、より振幅と発熱の多い高クロックでしかも、全ての機能を有効にしたとき、不具合があるかどうかで決められます。この場合を、いわゆる質問における選別(当たり)という選択で決めるのです。

そのため、低電圧イコールは実を言えば、可能性は低いと言えます。ただし、低電圧はそもそもとして、技術的にプロセス設計において、点電圧となる材料を使うことがあり、その場合は、そもそも選別品ではなく構造や設計部材が異なることになります。その場合は、同じブランド名でも異なる場合があります。これは、開発名が同じであっても、設計思想が同一の場合、周波数などは低いかわりに、性能は高い。ただし、デスクトップと同じダイサイズではないことはあります。


要は、売り手が利益を最大限に出すときに、どう見るかの問題です。
トヨタが車台を同じにしているように、どこまで同一の部品で構成するか、壊れている機能を有効にすれば、売れなくとも無効にすれば売れるという概念で決めます。ただし、低電圧=高電圧では動かない。または、高電圧イコール低電圧では動かないから、選別しているとは限りません。それらの条件はブランド毎にその必要があれば決められます。一般に考えるとクロックジェネレーターは、低いクロックで正常に動かなければ、高クロックでもほぼ確実に、同期に失敗します。

これは、暗算と同じです。1足す1を1秒でこなす人は、1秒で終わりますが、10秒かかる人は10未満では出来ません。しかし、1秒で1足す1が出来る人は、10足す10も1秒で出来る可能性があります。そしてなにより、1足す1を10秒後に答えるように指示しても、答えられます。
即ち高速なものは低速に出来るが、低速なものを高速化すると答えに窮する事があるという概念です。これは、低クロック向けと選別すれば正しく動くとは言えません。あくまで、条件を満たすということが絶対です。通常低電圧は、ノートCPUでの選別品です。デスクトップとの選別品ではありません。


そういうものです。
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