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4月から国立大学が法人化されましたが、何が変わったのか今ひとつよく分かりません。
理念とか精神的なことではなくて、「制度」がどう変わったのかご存知の方はいらっしゃいますか?

国から予算をもらうのは今まで通りなのですよね?
では何が厳しくなったのか、教えて頂ければ幸いです。

A 回答 (9件)

色々変わっているかと思います。



・職員が公務員では無くなった。このため、給料が一律ではなくなった。
・これまでは、給料と運営費は別会計になってた。今後は、一括で国から入る。(「研究費が欲しければ、給料削って研究費に回せ」 てなこともありえる)
・これまでは、予算の内訳が(一応は)研究施設とか使途毎に予め決められていた。今後は一括支給になるので、大学内での予算ぶんどり合戦が激しくなるかも。
・大学自体で金儲けができるようになった。それを見越して、国からの予算が(徐々に)カットされるという予測も有ったような。
・寄付金などは一旦国に吸い上げられていたのが、直接大学で使うことができるようになった。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>国からの予算が(徐々に)カットされるという予測も有ったような。

今現在は予算は減っていないということでしょうか。ならば、現時点はむしろ大学は楽になったような気もするのですが…

お礼日時:2004/04/15 11:19

教職員の待遇が大学ごとによって自由に決められるようになりました。


将来的には、同じ教授という職業で、同じ勤務数でも給料が違うということもあるでしょう。
また、任期制や査定・評価、休暇といった待遇面もかわるやも知れません。
うちの大学も、教職員の勤務時間がコアタイムありのフレックス制になったそうです。実質、大学の教員なんて一日12時間以上働いていることがほとんどなんで、まったくの無意味ですがね。
ストライキは公務員に準ずるということで原則禁止です(笑。
副業も禁止です(笑。ベンチャーができるというのが教員のメリットという話だったのに、いきなり無理です。だったら最初から言うなよって感じです。
うちの大学、すでに待遇が悪くなる方に傾いてるようです(大笑。
ちなみに超優秀な教授はとっとと他の大学に逃げました(馬鹿笑。
職員の数も暫定的に減るようで、教官たちの事務仕事が増えました。煩雑になり、融通が利かないシステムになったとみんな怒ってます(溜息。

お金の使い方が大学ごとによって幾分か自由になりました。研究室単位での振り分けや大学内施設の使用料金などみみっちいところでは自由になりました(笑。
低温室の年間料金を誰が払うかでもめたそうです(大笑。

施設の工事料金も大学単体で捻出せねばなりませんから、改装途中の校舎が改装途中で中止になりました。

結論としてアメリカ型の大学を目指そうとして悪いところだけ取り入れるという、なんとも奇妙な出来事がおこりました。
これからはつぶれる大学がでてくることでしょう。
 それはよいことでもありますし、わるいことでもあります。いままでもつぶれて当然の大学はありましたからね。それでも安穏としてきたのが実情です。日本の文学部がいったい何を生み出してきたのか、っていうのは誰もが疑問に思うところではありました。このあたりは盛んにコミックでも小説でも揶揄されてきましたが。
 個人の思いとしては安穏としすぎてきたのが実情で、いまさら文学部の存在意義を声高に叫ばれても説得力はあまり感じません。理系の人間としては文系がいきなり理系と同じ待遇になってあわてふためくのは笑いさえさそいます。今までも理系は外部からお金を引っ張ってくるのはあたりまえで、当座のお金を稼ぎながら自転車操業的な研究をしていることが普通なわけなんですから。
 もちろん、文系という非生産的な価値を持つものを生産的な価値でしか評価できないシステムに問題は残るでしょうけど。

これにより教育熱心な大学も教育だけに集中することはできなくなりました。お金儲け的なこともしなければなりませんからね。
まぁ「学問」としての大学のレベルは下がるしかありえないでしょう。もっとも、それは大学がこのままでもそうでしたので、この改革がそれにどの程度影響するかは十年またないとわかんないですね。
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この回答へのお礼

皆様、回答ありがとうございました。

法人化は「改悪」と感じさせる意見ばかりで、ちょっと意外でした。
大変勉強になりました。

お礼日時:2004/04/19 06:44

教職員の立場からのご意見が多いようですので、私からは学生(私は大学院生ですが)の立場からの意見を述べたいと思います。



国立大学ではこれまで、大学・学部学科を問わず、入学金・授業料は一律でした。それが、独立行政法人化することによって、変動する可能性が出てきました(政府からの援助が減るため)。
とりあえず、今年はまだそうした動きはないようですが、今後、私立大学並とまではいかずとも、理系学部(特に医学部)の学費は上がることが予想されます。
研究という面から見ますと、実利的なものが要求されることが予想されます。そのため、成果が見えにくい文系学部や旧教養部系はリストラされるのではないか、と言われていますし、理工系学部は企業の下請け研究所のようになることが危惧されています。
最大の問題は大学そのものが消える可能性すらあることです。現にいくつかの地方国立大学は統廃合されるのではないかという噂が流れています。

とりあえず今年は一年目ですので、大学内でもそれほど目立った動きはありません。目に付いた変化としては2~3月にかけて研究室の本がどれだけあるか、何冊行方不明になったかがチェックされるようになった――理由は、研究室の本が国の資産から大学の資産になるため――ぐらいでした。
ただ、五年十年たってからどうなるかは不透明です。しかし、上記のようなことが発生する可能性はかなり高いようです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
入学金・授業料は将来的には格差がつきそうですね。
(確か~%という歯止めはあったような…)
消える大学も出てくるでしょうね。

お礼日時:2004/04/19 06:41

若干コメント



くびにできるか
労働基準法による規制がかかりますので、正当な理由がなければくびにはできません。(任期制採用して再任拒否てのはありえますが、それは国立大学時代でも同じこと)

労働組合
通常、労働組合を新規に立ち上げるにはそれなりの手順が必要ですが、今回の法人化では国の組織から法人への移行する経過処置として、簡略化された手続きが暫定的に準備されていたかとおもいます。大抵の大学では、経過処置がとられているうちに労働組合を立ち上げていると思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2004/04/19 06:36

いちいち、人の回答にコメントする必要もありませんが、一般の人が余計な誤解をすることがないようにコメントしておきます。



>働きが悪ければ、学長権限でクビに出来ます。
・・れば、の明確な証拠があれば別ですが、一般会社と同様そう簡単に首にできるとは思いません。そもそも、公務員を首にできない、会社員は首になるかもしれないという発想は、かなりの偏見です。

会社員でも、首にするにはよっぽどのことが必要です。私は、会社員、国公立研、国立大学、私立大学に勤務経験がありますが、まともに働いていれば、倒産しない限り、よほどのことがないと首にできません。上記のような偏見は、はっきりいって、公務員に対するねたみを感じます。公務員は、色々な制限を受け、民間よりも大変なこともあります。

>そのうち大学の先生のための労働組合ができて、・・・
国立大学でも教職員組合はこれまでにいくらでもあります。ストをしないのは、それだけ良識があり、ひどい扱いでも我慢して仕事をしているからではないですか。もっと待遇が良くなっても良いと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
ごもっともと思う部分もあります。
参考になりました。
ちなみに私の父親も国立大学の先生でした。
コメントを読んでいろいろ思いが巡りました。

お礼日時:2004/04/16 06:29

 いままで国立大学の先生と言えば国家


公務員でした。簡単にクビになることも
ありませんでした。

 これからはサラリーマンです。
他の大学と違う人事評価制度を
自由に導入できますし、
働きが悪ければ
学長権限でクビに出来ます。

 そのうち大学の先生のための
労働組合ができて、先生たちの
ストライキが拝めるかもしれません。


 
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
国立大学の先生を一般のサラリーマンに…
いいのか悪いのか、ちょっと判断できませんね(^_^;)

お礼日時:2004/04/16 06:23

お金に関しては、「今年一年はなんとかなる。

が、来年以降は不透明、、」てなところでしょう。

楽になったか
今まで、国の機関と言うことで色々規制対象外とされていたことが、法人と言うことですべて規制の網がかかります。(たとえば、労働安全衛生法や労働基準法の関連)。
そのためには、それなりの組織が必要になって、そのためのスタッフ(=人件費、コスト)が必要になるのですが、そういった手当はまったくありません。

で、長期的にみると、、、、お金をあつめて来る人の発言が強くなり(そらそ-だ)、そういう、すぐにお金に結び付くような、短絡的な仕事が多くなる危険性が有ります。(もっとも、そういうのは大抵企業が既に手を付けてて、大学の入る余地なんてほとんどないんですが)

まあ、基礎研究のような、短期間では金に結び付かないようなものまでを、「自分で金をあつめてこい」といって切り離す ってのは、最初から破綻してるのではありますが。

(そもそもの発端は、「役人の数が多すぎる」ということから始まった、行政改革だったんですがね。ところが、省庁統合しても、その分わけの判らないポストを付くって、結局役人の頭数が減らなかった。こりゃまずい、ってことで、大学やら国の研究所を法人化して、公務員の人数外にして、「公務員人数削減」の帳尻を合わせた、、てなところかと。)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
なるほど、省庁統合とも関わっているんですね。
勉強になりました。

お礼日時:2004/04/16 06:20

>今現在は予算は減っていないということでしょうか。

ならば、現時点はむしろ大学は楽になったような気もするのですが…

減ってなくても楽にはなりません。もともと信じられないくらい少ないのですから。
さらに、今後減っていくのですから。

個人的意見として、教育の法人化は、政府が、教育に責任を持たなくなるのですから、将来の日本に禍根を残すことになるでしょう(失敗しても法人のせいということで)。

これで、ますます日本は悪くなります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
改悪ということですね。
参考になりました。

お礼日時:2004/04/16 06:18

会計システムが変わったようです。


システムの更新で結構なお金が動いたようですよ。

少なくとも会計処理は変わっていますね。

・回答ではありません。
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この回答へのお礼

さっそくにありがとうございます。
裏があるというニュアンスでしょうか。

お礼日時:2004/04/15 11:16

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