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一般にサブプライムローンは、最初の2年ほどは金利が低く固定され、それ以降は大幅に金利が高くなり、なおかつ変動金利が採用される仕組みになっています。そのため利用者は、購入した住宅の価格が値上がりした時点で、その住宅を担保にローンを借り増して対応したり、信用力が高い個人向けの「プライムローン」に借り換えをおこない、金利負担を軽減するといった措置を講じてきました。

その住宅を担保にローンを借り増して対応というのは、また別の金融機関からお金を借りるということでしょうか?
それと、プライムローンに借り換えを行うということは、容易なことなのでしょうか?
(信用力が低いから、サブプライムローンを組まされたのではなかったのでしょうか?)

回答をよろしくお願いします。

A 回答 (1件)

> 利用者は、購入した住宅の価格が値上がりした時点で、その住宅を担保に


> ローンを借り増して対応したり、信用力が高い個人向けの「プライムロー
> ン」に借り換えをおこない、金利負担を軽減するといった措置を講じてき
> ました。
> その住宅を担保にローンを借り増して対応というのは、また別の金融機関から
> お金を借りるということでしょうか?


サブプライムローンというのは通称であり、サブプライム、プライムに明確な境界はなく数多くの金融商品となってバラまかれました。
まぁ要するに適当なんです。貧乏物理学者とか数学者なんかを探してきて札束見せて適当な金融商品を作らせ、作った金融商品を「最新の金融工学を駆使した金融商品です」とか「多くの金融商品に分散投資した低リスク型のトリプルAの投資商品です」などとして売り払うのです。
で、金融商品を作るのにローン債権が必要ということで、投資銀行などが中心になって、片言の英語しか喋れないメキシコ人とか、字がやっと読めるほどの人とか、投資のとの字も知らないような新婚カップルとか、とにかく誰でもいいからローンを組ませていたのです。
そしてその債権を集めてインチキ金融工学を元に金融商品として売りさえすれば、会社の利益になりそして自分の給与も上がる、こうやって住宅と金融のバブルがどんどん拡大していったのです。
リーマンショック後にはサブプライムローン、プライムローンなど関係なく多くの人が支払いができなくなり破産し、その手の住宅は不良債権化しました(今現在それらの不良債権は米国中央銀行が大量にお金を刷って買い取りを行い、金庫に眠っている状態です。)


当時の米国の金融機関に「信用力が低いから、サブプライムローンを組まされたのでは?」などという考え方はありません。ローンを組ませる事はひとつの目的であり、ローン組ませて債権化して市場で売り払らえば儲かると、その繰り返しです。そしてそれをやらない金融機関は業績不振で破綻の危機へと向かうという市場環境となり、悪貨は良貨を駆逐するという市場環境が前提になっていったのです。

更にはバブル崩壊後には公的資金注入で救済される訳ですから、金融の中枢にいる人々は笑いが止まらぬボロい商売という状態です。で、その結果としての米ウォール街占拠デモなどがあった訳です。
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