アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

クラッシクにはほとんど関心のない私ですが、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」は数少ない好きな曲の一つです。

この曲名の日本語訳を「小夜曲」としているようですが、それにはやや違和感を覚えます。

wikipediaには以下の記載があります。

『ドイツ語でEineは女性形の不定冠詞、kleineは「小さな」の意の形容詞kleinの女性形、Nachtmusik は、Nacht(夜)+Musik(音楽)の合成名詞で、「小さな夜の曲」という意味である。日本語では「小夜 曲」と訳される。この題名は、モーツァルト自身が自作の目録に書き付けたものである。』

広辞苑には、
  さよ【小夜】/(さは接頭語で)夜
  やきょく【夜曲】/小夜(さよ)曲

夜と小夜、夜曲と小夜曲は同義ということです。
いずれも小には本来の意味はありません。

従って、
Nachtmusik=夜曲=小夜曲

Eine kleine Nachtmusikは「小さな夜曲」か「小さな小夜曲」が正しく、wikipediaの様に単に「小夜曲」とするのは誤りだと思います。
小夜曲は楽曲の一つジャンルを表す単語にすぎません。

kleine に込めたモーツァルトの意図を汲んだ、的確な訳はないもんでしょうか。


A 回答 (1件)

テレビ朝日系『お願い!ランキング』「林修先生の今やる!ハイスクール」2013年9月24日放送


「葉加瀬太郎の、クラシック音楽が好きになる講座!」で葉加瀬太郎がこのモーツァルトの代表曲についてヴァイオリンで弾いて解説していました。

解説の要旨は「モーツァルトはいろいろな旋律が湯水のように湧いて出てくる作曲家だった。このアイネ・クライネ・ナハトムジークはいろいろな旋律がたくさんつながって出来ている曲だ。関係ない旋律をつなぎ合わせて違和感ない一つの曲にするモーツァルトの才能はすごい。一方、ベートーヴェンの運命第1楽章は同じ旋律(=♪ジャジャジャジャーン♪)が何度も登場する曲だ」

つまり、目が覚めるようなかなり画期的な夜曲(Nachtmusik)だったようです。
kleine に込めたモーツァルトの意図はそういう所にあるのではないでしょうか。
日本で戦乱の時代の物語をあえて「太平記」と呼ぶようなものではないでしょうか。
ですから、日本語訳せず「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」でいいんじゃないでしょうか?
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうあございます。

かなり画期的な夜曲(Nachtmusik)に敢えてkleineを付けた。

彼の数々の奇行、露悪ぶりを考えると、確かに、このあたりに何かありそうな気がしてきました。

dokudoke様の着想に脱帽です。

お礼日時:2013/11/11 21:44

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!