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亜沙さんの作曲した、『吉原ラメント』という吉原遊女を唄った曲に関しての質問です。


江戸の町は今日も深く
夜の帳かけて行く
鏡向いて 紅をひいて
応じるまま 受け入れるまま

橙色 輝いた花
憧れてた 望んでいた
いつの間にか 藍色の花
けれど私 安くないわ





この曲の歌詞に登場する「藍色の花」というのは、紫陽花であるというのが連想されるのですが
「橙色 輝いた花」というのは、具体的には何の花なのでしょうか?
単に、藍色の対比する色として橙色なのでしょうか?

また、
紫陽花の花言葉から売春婦を連想できないこともないのですが、当時は売春婦の隠語のような意味があったりするのでしょうか?
詳しい方、ヨロシクお願いします。

A 回答 (1件)

この歌、いい曲なんですけど、


吉原遊郭の知識が全くない歌詞なので、あまり深く考えないほうがいいと思います。
江戸時代の遊郭と、大正時代の遊郭と、現代の風俗嬢がごっちゃになってるファンタジーです。

>単に、藍色の対比する色として橙色なのでしょうか?
PV見てる限り、時間経過で藍色を夜の花、橙色が陽に当たった花って意味だと思いますけど、
江戸吉原は昼夜通し営業してたんで、別に夜の街じゃないし、
女衒によって吉原に売られてくるのは、農家の口減らしの為で8歳以下で、
格子で遊女に上がるまで、禿として5年くらい遊女が世話して修行したんですよ。

江戸の社会は自由恋愛や恋愛結婚がないし、吉原女の名物は男を振ること。
客が遊女を指名して、床につくまで数回酒の席を用意して、遊女が客を断る権利があったのです。
で、フラれると廓内に言いふらされて吉原を出入り禁止みたいになっちゃう。
だから、フラレないように、大金を積んで、遊女に惚れさせるのが吉原の遊び。

幕府公認の吉原遊郭以外の売春宿は、岡場所と呼ばれ、吉原が本場所だったんです。相撲の巡業にこの言葉の名残があります。
岡とは、「仮の」という意味。銭形平次は岡っ引。本引きは奉行所の役人。山ほどでないのが丘。
岡場所は、ひたすら飯盛女が男の客を引く。だから恋愛がない。
偽りだらけの恋愛を、岡惚れといい、応じるまま受け入れるままってのは、吉原遊女の仕事じゃない。
遊女が好い人の名前を内腿に刺青彫ったり、指を切って送りつけたり、駆け落ちして心中しちゃったり、侍が辻斬りしても逮捕されなかったり、
マジな恋愛が吉原の売りであり、江戸の町には自由恋愛が全くないので、吉原の遊郭内だけ本惚れがあるとされました。

紫陽花の隠語は、紫陽花を音読みして「しようか」
今晩しようか。って誘い文句。
ただ、この言葉自体も昭和初期の大衆文学に発生した隠語のようです。
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この回答へのお礼

詳しくありがとうございます!
「しようか」 から来てるのですか。他にも色々勉強になりました。


自分でも軽く吉原遊郭について調べていて、どうも少し違う感じだなというのは感じていたのですが、
とても分かりやすく解説ありがとうございます。

吉原ラメントで作品を作ることになり、
動画内ではヒマワリなのかマーガレットなのか、何とも言えない花を持っていて扱いに困っていたのでスッキリしました。

お礼日時:2013/11/17 21:02

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