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 ベンゼンの標準モルエントロピー(S)は173.3J/K・molとし25度から45度まで加熱したときの
 標準モルギブズエネルギー変化(⊿G)を求めよという問題です
 
 この問題を解くときに私は⊿G=V⊿p-S⊿Tの式を使い解こうとしました。
 この時にV⊿pが解らないので無視していいものだと思い
 計算して答えを出しました。3.5kJ/molとなりました。
 
 このような問題の場合V⊿pは本当に無視していいのでしょうか
 この解き方であっているのかどうか教えてください

 ちなみにこの問題の答えは本には載っていませんでした
 なので回答を求めた方はその求め方と答えも教えて頂けると助かります 
 

A 回答 (3件)

エントロピー(S)の温度依存性を無視すれば、答えはマイナス3.5kJ/molになります。



もし、定圧モル熱容量(Cp)が与えられているならば、S の温度依存性を考慮することができます。ですけど、Cpが与えられていないのであれば、ΔG = -SΔT と計算してよいでしょう。

> V⊿pは本当に無視していいのでしょうか

標準何々変化を求めよ、ということなのでΔpはゼロになります。標準状態の圧力が0.1MPaなのか1atmなのかは分かりませんけど、標準状態の圧力が0.1MPaであっても1atmであっても、どちらにしても加熱前後の圧力は変わりませんから、Δpはゼロです。

> ⊿G=V⊿p-S⊿Tの式を使い解こうとしました。

dG = Vdp - SdT の間違いじゃないかと思うので、教科書の式を確認してみてください。もし教科書に ΔG = VΔp - SΔT という式が載っていたのでしたら、ここから先の私の回答は、読む必要はないです。
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dG = Vdp - SdT という式を使うと ΔG = -SΔT となることが以下のように示されます。

ΔG = ∫dG = -∫SdT = -S∫dT = -SΔT

上の式で
ΔG = ∫dG は、ΔGがdGを始状態から終状態まで積分すると求められることを示しています。
∫dG = -∫SdT は、dG = Vdp - SdT と 定圧変化では dp = 0 となることを使いました。
-∫SdT = -S∫dT は、Sが温度に依らないことを使いました。
-S∫dT = -SΔT は、dTを始状態から終状態まで積分するとΔTになることを使いました。
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この回答へのお礼

自分が間違って解釈していたことが解り
Sの温度依存性も忘れていました
まだまだ勉強不足です
丁寧な解説ありがとうございます

お礼日時:2013/11/23 12:16

ΔG = ΔH - TΔS と勘違いされてませんか?>#1さん

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この回答へのお礼

おっしゃる通りです
確認したらおかしいことに気づきました
ありがとうございます

お礼日時:2013/11/23 12:18

>この問題を解くときに私は⊿G=V⊿p-S⊿Tの式を使い解こうとしました。



ここは、VΔpではなくΔHです。
完全に気体のベンゼンであればΔpの計算は可能だと思いますが、
完全に液体で蒸発を無視するなら、ベンゼンの比熱が分かれば(膨張は無視)
ΔHは計算できるはずです。
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この回答へのお礼

指摘されて式をよく確認したら理解できました
ありがとうございます

お礼日時:2013/11/23 01:07

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