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最近、靖国神社参拝がいろいろと報道される事が多いのでこれまでの経緯や靖国神社についていろいろと調べて見ました。その結果、どうも腑に落ちない事が出てきましたので詳しい方がいたら教えてください。

1.なぜ松平さんは1978年のA級戦犯の合祀を周囲の反対を押し切って強行したのか

・ 靖国神社は遺族会の出資によって運営されている
・ 遺族会は1978年のA級戦犯の合祀には後ろ向きだった
・ 前代の筑波宮司も靖国神社総代会も実際の合祀の実施には後ろ向きであった
・ しかし当時の宮司であった松平永芳が独断でA級戦犯の合祀を行った

なぜ松平さんはそこまでしてA級戦犯の合祀に拘っていたのでしょうか?
表面上の理由は読みましたが、その後のゴタゴタが容易に予想出来る中、あえてやる理由には見えませんでした。前代の筑波さんや靖国神社総代会が後ろ向きだったのに松平さんは第6代宮司に就任と殆ど同時に合祀を独断で取り行っています。松平さんの真意はどこにあったのでしょう?

2.遺族会と靖国神社の真意はどこにあるのか

事の経緯を時系列で追ってみた限り、靖国神社と出資者の遺族会は当時はA級戦犯合祀にはあまり前向きでなかったように見えます。国政の失敗、一億玉砕のスローガンの元で多くの家族を無駄死にに追いやられた遺族会の方々が快く思えなかったのは理解できます。ただし、一度合祀が取り行われたあとは合祀支持に転向しました。今では遺族会で反対している人は少なくとも表面上は存在しないとの事です。ここの変化の部分が人間心理として不自然で今ひとつ腑に落ちません。合祀が行われた以上は手遅れだから靖国神社と神道教理を守るために政治的な意味合いで支持派に転向したということですか?この問題についての遺族会や靖国神社の本音を知りたいです。

3.分祀は本当に不可能なのかどうか

南部さんが靖国神社の宮司をしていた当時の分祀が不可能な理由を書いた声明文を読みましたが、神道自体が自由度が高く厳格な教義を持っていない事を考慮すると「私は個人的に分祀はしたくありませんのでこういう理屈を考えてみました」という声明文に読み取れました。靖国神社側がやりたい、やりたくないという話を別にして、分祀は本当に理論上不可能なのでしょうか?


よろしくお願いします。

A 回答 (7件)

私はこの問題に対して門外漢のため、質問者様の視点に別の視点を少し加えるだけの回答です。



(1)の回答として
松平氏の「誰が御霊を汚したのか」は読まれましたでしょうか?

誰が御霊を汚したのか
靖國神社元宮司 松平 永芳
http://web.archive.org/web/20050108094144/homepa …

上記では、松平氏はこう述べています。
「私は就任前から、「すべて日本が悪い」という東京裁判史観を否定しないかぎり、日本の精神復興はできないと考えておりました。
(中略)総代さんのほうから「最終的にA級はどうするんだ」という質間があって、合祀は既定のこと、ただその時期が宮司預りとなっていたんですね。私の就任したのは五十三年七月で、十月には、年に一度の合祀祭がある。合祀するときは、昔は上奏してご裁可をいただいたのですが、今でも慣習によって上奏簿を御所へもっていく。そういう書類をつくる関係があるので、九月の少し前でしたが、「まだ間にあうか」と係に間いたところ、大丈夫だという。それならと千数百柱をお祀りした中に、思いきって、十四柱(A級戦犯)をお入れしたわけです。
(中略)その根拠は明白です。昭和二十年八月十五日に天皇様のご命令によって、われわれは一切の交戦行為をやめた。しかし、むこうが撃ち込んできたときは、応対せよという但し書がついていたんです。ソ連が十五日以降に千島列島に上陸したので応戦したのはその例で、相当な戦死者が出ています。
(中略)日本とアメリカその他が完全に戦闘状態をやめたのは、国際法上、二十七年の四月二十八日だといっていい。その戦闘状態にあるとき行った東京裁判は軍事裁判であり、そこで処刑された人々は、戦闘状態のさ中に敵に殺された。つまり、戦場で亡くなった方と、処刑された方は同じなんだと、そういう考えです。」

後付けかもしれませんが彼は元々東京裁判に対して批判的で、それを無意味にしようと考えていたように書かれています。

(2)についても重要な点が示唆されています。

「そして翌二十八年の十六国会では、超党派で援護法が一部改正されました。
(中略)それまでの、いわゆる戦犯の遺族は、まったく惨めな思いをしていたんです。あまり知られていませんが、財産も凍結されていて、家を売って糧を得ることさえもできなかった。」

私の観点は回答者No.1様と被る部分があります。
資金面で戦犯遺族を除外するとなると、次に中国戦線で戦っていた者を外されたり、韓国統治していた者を外されたりと除外が続く恐れが遺族会としてもあったのではないでしょうか。

(3)は全くわかりません。
魂を一緒にしたり別けたりできるのかは想像つきません。
ですが、生存者について分祀が行われた例がありますので、分祀は可能だと思われます。
ただ、死去された方の分祀が可能かどうかについては判りかねます。

以上質問者様の考察の一助になれば幸いです。
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この回答へのお礼

1、2、3とも勉強になりました。
一筋縄でいかない複雑な背景事情がありますね。

現実的には分祀が国内右派、国内左派、海外の3派の言い分の一番ベストな落としどころだと思いますが、
なんとか課題を解決できる事を願います。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2014/01/04 13:49

分祀出来る出来ないは、靖国教という1宗教法人が勝手に決めた教是に過ぎません。

オウム真理教が殺人をポアといって正当化したのと、教是という意味では何も変わりません。どの道、靖国には一片の骨も無く墓地とはいえない所で勝手に祀って死者達の権威を笠に着て政治利用しているだけですので放置プレイでいいと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

私も神道関係のページを調べて見ましたが702年の伊太祁曽神社の分遷の例があるので分祀が出来ないという事は無いと書かれているのをみつけました。

靖国参拝の理屈は擁護したくてもしきれないもやもやした部分があり、その源泉が合祀に関係する部分なので質問をしました。

現実的には分祀が国内右派、国内左派、海外の3派の言い分の一番ベストな落としどころだと思いますが、
なんとか課題を解決できる事を願います。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2014/01/04 14:08

松平氏は東京裁判を受け入れたくないという考えの人なので東条英機たちA級戦犯を合祀したのでしょう。


昭和天皇などはA級戦犯の合祀以降靖国神社に行っていません。今の天皇も昭和天皇の意向をついで靖国には行っていません。

遺族会は解散しましたが、戦争に刈り出され戦死した方の遺族としては犠牲者としての思いとともに、親や兄などが間違った戦争で戦死したと思うよりもやむを得ない戦争で戦死したと思うほうが気分がいいのでしょう。

分祀は可能です。
靖国神社の問題なので国がとやかく言えないという建前が言われています。であれば、政府関係者は靖国に参拝しなければいいことです。そうなれば、靖国神社も折れざるを得ません。
結局今のやり方は靖国神社が合祀したのであって国が口を挟むことではない、政府関係者は戦死した多くの方が祭られているから参拝していると、責任と問題をすり替えているのです。
しかも、戦争の犠牲者は戦死者だけではありません。東京大空襲を始め全国で空襲で亡くなった方も広島長崎原爆で亡くなった方も靖国には祭られていません。さらに満州から朝鮮から樺太から千島から引き上げる際に犠牲になった方も祭られていません。
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この回答へのお礼

1、2、3の回答とも勉強になりました。

分祀はやはり可能なのですね。
私もあれから神道関係のページを調べて見ましたが702年の伊太祁曽神社の分遷の例があるので分祀が出来ないという事は無いと書かれているのをみつけました。

確かに戦死者だけではなく一般の方々の死者を祭っている場所に参拝しないと話の筋が通らないですね。
気がつきませんでした。

現実的には分祀が国内右派、国内左派、海外の3派の言い分の一番ベストな落としどころだと思いますが、
なんとか課題を解決できる事を願います。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2014/01/04 13:58

ふむ…




ご存知かと思いますが日本の神道の頂点に立つのは天皇陛下です
ですから天皇陛下が良しとすれば分祀は可能では?と思います

憲法で政教分離が保障されている以上
分祀や何やらに天皇が口出ししても政治への関与には当たりません と思いますので
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

確かに天皇陛下が良いといえば可能ですね。
シンプルですが腑に落ちました。

合祀以降、陛下の参拝は止んでいるので、諸説ありますが、少なくとも合祀に賛成しているという立場ではないと見れます。

現実的には分祀が国内右派、国内左派、海外の3派の言い分の一番ベストな落としどころだと思いますが、
なんとか課題を解決できる事を願います。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2014/01/04 14:13

分祀は不可能と言うかする必要が無い


もし分祀すれば東條英機を戦犯と認める事になる
それは歴史史実を隠蔽する事になる 韓国に反論できなくなります

松平さんはA級戦犯が戦争犯罪者じゃない事を分かっていたので抗議の意味でも合祀に踏み切ったのです

この回答への補足

(3)の質問は必要性の有る無しではなく、神道理論上可能かどうかという質問です。

その視点で回答をお願いします。

補足日時:2014/01/03 16:23
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反対って、左翼リベラルマスコミと中韓のことでしょう。

大部分の日本人は、昔も今も反対などしていません。その証拠にアメリカ大使館が安部首相の靖国参拝に「失望した」と言ったら、大使館の公式Facebookが炎上しました。「中国韓国とは違い、アメリカは信頼できる同盟国と思っていたが、大いに失望した。オバマのアーリントン墓地参拝と何が違うのか。見損なった」という書き込みが殺到したと言うことです。
https://www.facebook.com/ConnectUSA
直後にヤフーの世論調査をしたら、「参拝を妥当」が76.7%、「妥当でない」が23.3%と、圧倒的に賛成だそうです。ほとんどの日本人は東京裁判が茶番劇だったことに気付き始めています。A級戦犯の欺瞞性にも気付いています。当然分祀など願っていません。
http://polls.dailynews.yahoo.co.jp/domestic/1061 …
慌てたアメリカは言い方をトーンダウンさせています。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=201 …

そろそろ朝日、NHKが広め、中韓が煽る、馬鹿げた東京裁判史観を卒業しましょう。

この回答への補足

>反対って、左翼リベラルマスコミと中韓のことでしょう。

昭和天皇は合祀はしないで欲しいと事前に松平さんに伝えていましたよ。
大部分の日本人は、昔も今も反対などしていないのならば、

・なぜ祭神名簿は厚生労働省の担当が上層部に許可を取らずに靖国神社に勝手に送付をしたのか
・なぜ靖国神社と厚生労働省が1969年1にA級戦犯を合祀する事に合意した際、「外部発表は避ける」と極秘扱いにする必要があったのか
・なぜ筑波宮司は死去するまで9年間ついに合祀を行わなかったのか
・なぜ昭和天皇は1978年を境に参拝を取りやめたのか

という矛盾した事実が残ります。
当時、少なくとも合祀に関してコンセンサスが広く取れていた状況ではないのは明らかです。


それから質問の内容に沿う形(具体的には(1)、(2)、(3)の3つです)で回答してくださるようお願いします。
3行目以降は質問の内容とは全く無関係な話です。

補足日時:2014/01/03 17:02
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遺族会は当てになりませんよ。

戦没者の遺族にいまだに多額の給付金が支払われていますので、金で買われたも同じ連中です。
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この回答へのお礼

未だに給付金の支払いが行われているのですね。
だとするとなかなか本音は言いにくいですね。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2014/01/03 16:21

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