プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

 
最近STAP細胞問題が巷で話題になっております。
これに関して一つ素朴な疑問が私の頭をよぎりましたので質問します。
STAP細胞は生物学研究の一つであるわけですが、今そのSTAP細胞作成の実験事実の検証の段階において相当にもめているわけです。
STAP細胞の構造を示す化学式があるわけでもなく、STAP細胞であることを示す化学物質が特定されているわけでもなく、その作成技術を裏付ける科学的理論があるわけでもなく、更に論文発表者本人も含め誰もSTAP細胞の作成を再現することさえできないでいるわけです。
このような状態にあってSTAP細胞作成に成功したとの論文を提出したわけです。
生物学ではこのようなことは日常茶飯事なのでしょうか。
またこのような問題は他の科学、例えば化学などでも起こりうることなのでしょうか。
例えば化学でも分子構造の複雑な新しい高分子化合物の生成に成功したと論文発表するときはSTAP細胞と似たような問題は起こりうるのでしょうか。
誰もその実験事実を証明できないっていう。
もし化学においてはこのような問題は起こりえないのであれば、化学と生物学の本質的な違いがもたらす結果なのでしょうか。
 

 

A 回答 (7件)

    • good
    • 0
この回答へのお礼

ブログの中で参考になる部分

 彼の口癖は科学者としての信用がもっとも大切であるということでした。河野先生に言わせると、追試のできない、つまり、他者がやって再現できない論文がたくさんあり、定評のあるJournal of Biological Chemistryの論文ですら、8割は追試ができない、というものでした。

 ・・・・

 論文の取り消しは、他者からその研究は再現できなかったということがわかるので、まだいいと思います。再現できない論文が取り消されずにいると、他の研究者に迷惑がかかることが生じえます。

つまりバイオや医学では再現性の無い論文は日常茶飯事に作られていることが分かりました。
これではバイオも医学も科学とは言えませんね。
 
 

お礼日時:2014/04/09 23:12

科学研究の活動のほとんどは、再現できません。



それでもばんばん仮説をつくったり、自分なりの実験をやって、知的考察をします。それが論文になります。(論文書かないと食っていけない世界)

その科学研究の活動のごくわずかが、第三者に実証されて教科書にのったり、ノーベル賞ものになります。

科学研究って、もともとそういうものです。
    • good
    • 0

科学には、数学的・論理学的な証明と、経験的・実験


的な証明と、2つの方向性がある。
生物学は、後者の色合いが強い。
有名な話で、「進化はただ1つの地球環境における、
ただ1度の現象であり、実験する事はできない」という
ものがある。
ただ、実験の再現性は必要であり、本人は再現可能で
実際に追試に成功したという人もいると主張している。

こうした曖昧性を排除するために、より原理的な存在
(分子~原子~素粒子~量子)まで遡って証明する、
分子生物学や量子生物学といった、新たな分野が
派生している。
    • good
    • 0

生命科学は,体験科学の中でも際だって再現性の乏しい科学です。



一つの例で説明しますと,ある薬が,ある人には効いても他の人に効かないケースが多々あります。色々と調べますと,これはその人の持っている遺伝子の違いが,原因の一つであることが解ってきました。つまり完璧に再現できるのは同じ遺伝子を持っている場合だけです。生物では全く同じ遺伝子を持つ個体はありません。ですから再現性が低くなる訳なのです。

今回の問題でも,理研は「再現実験をしますが,その結果からSTAP細胞が存在しないといった証明は出来ません。」と言いまして,「理研は逃げている」等々と言われています。しかし,彼女が使用したマウスはもはや存在しないわけですから,例え彼女が再現実験に失敗しましても「STAP細胞が存在しない」とは言えないのです。他の方が再現実験に成功した場合には,「STAP細胞は存在した」と言えますが,失敗しましても「STAP細胞が存在しない」とは言えないのです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

>今回の問題でも,理研は「再現実験をしますが,その結果からSTAP細胞が存在しないといった証明は出来ません。」と言いまして,「理研は逃げている」等々と言われています。

これは簡単な論理の問題である。
存在しないものの非存在を証明することは出来ないからである。
例えば幽霊は存在しないと証明することは不可能なのである。
この原理を利用すればどんなものでも存在すると主張は出来るのである。
だから存在しないものの非存在は証明出来ないし、証明する必要もないのである。
STAP細胞もこれと同類であり、それが存在しないことは証明出来ないし、証明する必要もないのである。
STAP細胞はただのペテンです。
 


 

お礼日時:2014/04/10 15:26

お気持ちは分かるが正規分布しないものを正規分布すると言い出す方が有害な習慣の拡散でありそれは本当に有害です。


一例の報告は一例なんだから安全策でしょう。

STAP論文は証拠ならべるだけで大変でありFGFやOct4なども絡ませてもいるわけであれ以上求めたら誰も発表できません。お互いに情報交換する媒体がネイチャーでありネイチャーが生物学ではありません。
むしろ化け学が持ち込んだ短絡化が今回の事件の原因なのです。一つや二つの法則で初期化や分化の機構を説明できません。今回はその短絡化を試みたのです。網羅的に広い集めた山中因子なんかを単純に超越してしまう単純化学の世界観です。
自然(ネイチャー)の現象を化学がどれほど有用に説明できますか。酸を加えたら反応してとかじゃないでしょ。
説明つないけど珍しい現象を起こしただけという論文が化学にあるもんか化学カテゴリや大学院カテゴリで質問されたらいいのでは。私も知りたい。
いずれにしても生物叩きならお止めください。食物のカロリーは計測できてもどう吸収されるかは十分に説明できないのです。前者は単純世界に終始しているからです。
    • good
    • 0

試験管の中で、一から生物が作れたら、その議論をしましょう。

    • good
    • 0

>論文発表者本人も含め誰もSTAP細胞の作成を再現することさえできないでいるわけです。


これはどうでしょう?
小保方さんんは何度も成功したと主張しているわけですし、再現できないということは現状言えません。一応論文にも実験法は書きますが、あえて他の人にはまねできないように書くのが常道ですので、はっきり言って本人にさせてみないとわかりません。
今までは入院していましたが、これから再現実験を当然するのでしょう。それをしないと研究者として生き残ることはできませんし。

生物学の論文だって再現性は当然に求められます。
理研は自分たちが特許を取らせ拙速に論文を提出するよう追い込んだ弱みがあるので、小保方さんだけが悪いという形でSTAP細胞はなかったという結果で幕引きを図りたいのでしょうが、理研も再現実験を拒否はできないでしょう。
あらかじめ第三者の用意した細胞でSTAP細胞を作らせればもうねつ造は不可能ですので、いずれ若山さんが用意した細胞からSTAP細胞を作らせそれをもとにキメラマウスを作製するような形にすれば証明できるでしょうね。
逆にそれでできなければ、本人がいくら抵抗しても取り下げとなるでしょう。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

 
あらゆる状況を客観的に考えて再現できていないと断言できます。
もし再現出来ているのなら論文中にあるコピペなどのデータ操作は一切不要なのであり、このようなごまかしを行うこと自体既に再現はできていないことの何よりの証拠であるとみなせるからです。

理研は今回の事件によって大きく信用を傷つけられたのです。
理研で働いている中にあって理研の信用を大きく傷つけダメージを与えておきながら理研に対し訴訟を起こすなど全く人間として許せないと思うがどうか。
もしSTAP細胞を再現できたのであれば訴訟をおこす前にそれを証明してみせるのが普通の研究者の考えることでしょう。
何かあまりに発想がゆがんでいるとしかいえない。
あらゆる意味において研究者ではない。
 
 

お礼日時:2014/04/11 08:30

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!