No.5
- 回答日時:
#2です。
補足です。>> アメリカ社会では どうなんでしょう? 知りたいところです。
僕は住んでるだけなので、知りませんが、#1さんが#3で述べられたのがいいようです。
ご回答をありがとうございます。
《察し合い》の無さは やはりランキングとしては 欧米人のあいだに顕著であるとのことです。
その中では ラテン系(特にはフランス人)が ゲルマン系よりも まだしも互いのあいだに《余韻を残すような感じ》をも持っているのだとか。つまり ゲルマン系は 個人と個人との――情緒ではなく――意識〔の対立と均衡の〕関係で 社会が成り立っているかに思えます。
けれども もしアメリカ人が 上司とのあいだにヘイコラせざるを得ないような権限関係があるとしたら それでも それは個人のそういう態度なのだと思うと 何だか個人主義ということにかんして 変な感覚を抱きました。まだ 分からないところもあるかと思いますが。
No.4
- 回答日時:
アメリカのドラマや映画などを見ていると上司にヘラヘラ笑いながら媚びへつらう部下の場面がよく出てきますね。
コメディだと
平社員「課長、この新製品はいかがでしょうか」
課長「実に下らん製品だ。こんな製品が売れると思っているのか?実にお前は無能なやつだ!」
部長「ん?どれどれ?ほほう、なかなか面白い製品じゃないか。企画を進めなさい」
課長「はい!実にすばらしい製品だと私も思っていました。平社員君、君は実に有能だ!」
というような中間管理職の分かりやすい手のひら返しはアメリカの会社員をテーマにしたコメディでは定番ですね。
現実ではこんな分かりやすい言動ではないとは思いますが、娯楽作品の中にこうした戯画化された人間関係が頻出するということは多くの一般的なアメリカ人にとって共感できる出来事であるということではないかと思います。
アメリカだと人事課ではなく直属の上司個人が自分の意志で部下の人事や評価を全て決定する権限があるので部下は上司の機嫌をそこねると日本以上に非常にまずいそうです。
なので上司のホームパーティなどに呼ばれたらどんなに趣味の合わないことでも上司をほめそやして御機嫌を取るのが普通だとか。
自己主張をどんどんするのが一般的なアメリカでも明確な上下関係のあるところでは自分の意志を殺してクウキを読む必要はあるのでしょうね。
★ というような中間管理職の分かりやすい手のひら返しはアメリカの会社員をテーマにしたコメディでは定番ですね。
☆ ふうーむ。ここまで露骨にボスについて行く場合もあるのですね。
らいでんさん こんにちは。ご回答をありがとうございます。
たとえば映画などで――と言って思い出すのが 何故つぎのものが出て来たか分からないのですが―― 国王や王妃・王女に仕える小姓などは けっこう気軽ですよね。しっかりと言いつけを守りそれを果たすとは見られるのですが あとは(自由時間は) けっこうあそんでいる感じです。ヘコヘコする感じは あまりなかったような。
★ 現実ではこんな分かりやすい言動ではないとは思いますが、娯楽作品の中にこうした戯画化された人間関係が頻出するということは多くの一般的なアメリカ人にとって共感できる出来事であるということではないかと思います。
☆ ですよね。韓国のテレビドラマで あそこまでの悪人がいるのかと最初はいぶかっていましたが どうも現実と決していちじるしくかけ離れているのではないようだ。こう思うようになりました。それと同じように フィクションと現実とは つながりがある。というように思うものですから。
★ ~~~~~~~~~~~~~~~~~
アメリカだと人事課ではなく直属の上司個人が自分の意志で部下の人事や評価を全て決定する権限があるので部下は上司の機嫌をそこねると日本以上に非常にまずいそうです。
なので上司のホームパーティなどに呼ばれたらどんなに趣味の合わないことでも上司をほめそやして御機嫌を取るのが普通だとか。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
☆ ほんとうですか? つまり そうだとするといわゆる個人主義は いったいどこへ行ってしまったのか?
むしろ日本人よりも 《社畜》ではなくても 《上司の飼い犬》っぽいように感じてしまいます。人事権がその上司にあったとしてもです。
★ 自己主張をどんどんするのが一般的なアメリカでも明確な上下関係のあるところでは自分の意志を殺してクウキを読む必要はあるのでしょうね。
☆ いやあ もしそうだとしたら 何だか 仕事のしづらい社会ですね。もしわたしなら 若いときなら何にでも挑戦してみようと思うからまだしも いまでは おそらく一日でいやになってしまうかも知れません。
質問はしてみるものですねぇ。ありがとうございます。
No.3
- 回答日時:
No.1です。
こんなサイトがあったんですが、どうなんでしょう・・・日本と真逆!世界で最も「空気を読まない人が多い」国トップ10
http://itmama.jp/2014/04/22/58638/
ドイツ語の用例をあげて損したような・・・
スイス人は 誇り高い人たちだというのは カルワンとそして言語学者のソシュールの振る舞い方を聞いたりして知らされていました。
つづきまして ありがとうございます。
そうですね。ご回答No.2のやり取りで思ったことですが もしクウキを読むといったナラハシがあるとすれば そのクウキをどのように醸し出そうとするのか。
文字通り一本釣りで 一人ひとりを自分の陣営に巻き込むのか?
それとも しっかりと正々堂々と議論をして 参加者もそれぞれが もっとも妥当だと判断する内容に賛成するのか?
あるいは この二つ目のあり方のように 実際には何もクウキの醸成などということは画策することはないのだと言うのか?
こういったところが知りたいとは思いました。
ドイツ人は それはイタリア経由だったかも知れませんが ファシズムへとなだれ込んだとすれば それでも個人主義的なのですね。あるいは 平時と戦時とは違うのでしょうか? ワイマールとナツィとは どちらもドイツ人気質なのでしょうか?
きちんと述べていないので感想か独り言みたいですが。
No.2
- 回答日時:
1。
じっさいに似たような社会的な情況や心的な現象があるのでしょうか? ないのでしょうか?あります。
2。 《フンイキ》といった言葉になるのでしょうか?
雰囲気が X、読むが Y と言った逐語的な発想より、もっと日本語から離れた言い方が多いようです。たとえば、最近20年ばかりのアメリカの流行言葉に
He/she is not on the same page (as we are).
彼(女)は、(我々と)同じページに居ない > あの人は(まわりの)空気読めない
と言うのなどがあります。
なるほど。まづは ご回答をありがとうございます。
★ ~~~~~~~~~~~~~~~
He/she is not on the same page (as we are).
彼(女)は、(我々と)同じページに居ない
> あの人は(まわりの)空気読めない
~~~~~~~~~~~~~~~~~
☆ これだと その場のクウキがおよそみんなに行き渡っているところへ 一人か二人《異端分子》がいるといった意味合いが わたしには伝わって来ました。
みんなとは違う別のページを開けて読もうとしているのだと。
と たぶん思うのですが さらにお聞きしたいと思うことは そのような《みんなが同じページを開けている》というクウキが どのようにつくられて来るのか? です。
日本では 何のかんの言ってもたいていは 《ボス》の意向によって醸し出されて来る。と思われます。あるいは ボスの意向を受けたナンバー2が 何となくああだこうだというようなほのめかしをすることを通してなのではないかと思います。その点です。
(もうちょっと具体的に言えば たいていは 二つの派閥に分かれて それぞれのクウキを競うことになるかと思います。それぞれの皆がボスの乗ろうとするバスに乗ろうとします。そういうクウキの醸成ではないかと考えます)。
アメリカ社会では どうなんでしょう? 知りたいところです。ありがとうございます。前もって。
もし日本と同じようだとしたら 《個人主義》と言っても たいしたことはない。となります。大きな問題点ではないかと。
No.1
- 回答日時:
こんにちは。
欧米では何でも言葉ではっきり言いますので、その場の空気を読んで発言を考慮するということは、日本から比べれば少ないと思います。場違いな発言でも平気でどんどん言い、ほかのものが怒れば、言葉で反撃されることも多いのではないでしょうか。日本以外の東洋はわかりませんけれど、留学中に、周りにいた韓国人や中国人を見た経験から言うと、日本人よりははるかに自己主張が強いですし、言葉ができなくても議論を吹っ掛けますので、KYはかなり日本独特の、いわば「以心伝心」的な振る舞いなのかもしれません。
しかし、同じ人間ですので、似たような状況は十分考えられますね。英語では、KYはやはりなかなか翻訳が難しいということで、それに近い表現として、
Read between the lines(行間を読む)
・He picked up on the awkward situation/atmosphere.(彼は状況・雰囲気が何かおかしいと気づいた。)
Understand the situation(状況を理解する)
Be sensitive to the situation(状況を敏感に察する)
などがあるそうです。
http://hapaeikaiwa.com/2013/05/29/%E3%80%8C%E7%A …
ドイツ語の場合は、
die Situation einschätzen
die Stimmung einschätzen
die Atmosphäre spüren
zwischen den Zeilen lesen
となり、やはり上の挙げた英語の表現と似ていますね。しかし、「die Situation einschätzen」などは、KYで言うような場違いな発言、言動という意味ではなく、状況が理解できず、どう行動したらわからない、という意味で使います。例えば、ドイツのコミュニティーサイトに、
Ich kann die Situation einfach nicht einschätzen...HILFE
状況が全く読めません…助けてください
という質問が出ていました。読んでみると、若い女性が素敵な男性と出会ったのですが、その人にはカノジョがいた。幸いすぐ別れ、何度かあって楽しく過ごしたらしいのですが、男性の方は別れたばかりで、本気で付き合う気はなく、友人でいたいと言い、女性の方はどうしたらよいかわからない、「状況が読めない」という意味で使っています。
http://forum.gofeminin.de/forum/f121/__f2401_f12 …
また、最後の「zwischen den Zeilen lesen」ですが、文字通り「行間を読む」という意味で、書物などを読むときの解釈に使うのが一般的だと思いますが、人と話しているときに、物事をはっきり言わず、婉曲に言うことという意味でも使うようです。
http://www.gutefrage.net/frage/was-bedeutet-zwis …
ただ、私の留学体験から言うと、場違いな発言に対しては、
Das gehört nicht hierher.
Dieses Thema gehört nicht hierher.
Das gehört nicht zur Sache.
と言われると思います。不適切な発言だったら、「ungeeignet」「herzlos」などと言われるのではないでしょうか。あともう一つ、
fehl am Platz(またはOrt)
という言い方があります。例えば、
Bei einer Trauerfeier sind Witze fehl am Platz.
葬式の場で冗談を言うなどは場違いだ。
などは、KYに近いかもしれませんね。ほかの言語についての回答を楽しみにしております。
そういえば、先日の「空中の権能」での私は、KYだったでしょうか?
御参考になれば幸いです。
こんにちは。ご回答をありがとうございます。
こういう質問をすることにあい成りました。
欧米は何となく推測することが出来るように思いますが でもご回答No.2のえすぴーえす700さんの情報によると 《その場の多くの人たちの意向が共通だと認識しあう状態や情況》はあるみたいですね。
★ 周りにいた韓国人や中国人を見た経験から言うと、日本人よりははるかに自己主張が強いですし、言葉ができなくても議論を吹っ掛けます
☆ 予想はしていましたが 《言葉が出来なくても》というところが ミソですね。身に着いたクセだと見られます。そうでなければ わが国に対する態度について理解できなくなります。実地に体験なさったわけですね。
▽ (英語学習サイト:Hapa Eikaiwa/「空気を読む」・・・は英語で?) ~~~
・You have to read between the lines.(空気を読まないと)
~~~~~~~~~~~~
☆ このイディオムは知っていましたが 《クウキを読む》にも使われるのですか。わたしはもう二三十年のあいだ 外国語は読むことしかして来ていませんので。・・・
つまり 《相手の気持ちを察してやり 真意を汲み取る》という・言ってみれば《惻隠の情》といった意味ではなく まさしくその場の空気を読むという意味につかわれるのですか。これは 恐れ入りました。
▽ ・He picked up on the awkward situation/atmosphere.
(彼は状況・雰囲気が何かおかしいと気づいた。)
☆ これは つまり ( a )その場の一人ひとりの気持ちや思いを《情況・雰囲気》として言っているのか? それとも ( b )その場が変わった様子になっているとか出来事がどのようにかのように移り変わりして来ているのかを言うのか? ――もし後者なら 日本で言うクウキとはちょっと別であるかも知れないと思います。
つまり
▽ ・Pick up on her feelings.(彼女の気持ちを理解する)
☆ これも 複数の人間がいるその場のクウキというのとは 少し違うかと思いました。
▽ ~~~~~~~~~~~~~~~~
・「Understand the situation」(状況を理解する)
・「Be sensitive to the situation」(状況を敏感に察する)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
☆ これも 先ほどの( b )の場合だとすると クウキとは概念が少しずれているかとも思います。
△ ~~~~~~~~~~~
die Situation einschätzen
die Stimmung einschätzen
die Atmosphäre spüren
~~~~~~~~~~~
☆ 憶測で言うのですが これらは 《その場や情況を把握する》といった意味合いになりませんか? つまり 一人ひとりがそれぞれ個人として――ほかの人とは別個に――情況を読むといった意味合いです。
《 die Stimmung 》の場合は その場にいる人びとの《声(?)あるいは気持ち》を察するのか? それともその場全体の雰囲気を把握するのか? つまり後者の場合でもそれは その雰囲気に自分を合わせるというのではなく ただ把握したあと自分の考えを決め行動するというためであるのではないか?
つまり 先にご回答No.3の《日本と真逆!世界で最も「空気を読まない人が多い」国トップ10》を読んで ドイツ人は個人主義であると知ったあとでは そのような《うたがい(?)》が芽生えます。
★ また、最後の「zwischen den Zeilen lesen」ですが、文字通り「行間を読む」という意味で、書物などを読むときの解釈に使うのが一般的だと思いますが、人と話しているときに、物事をはっきり言わず、婉曲に言うことという意味でも使うようです。
☆ その参考サイトでは
△ "etwas durch die Blume sagen"
☆ とありました。これは 辞書で知る限りでは 《言いにくいことを はっきりとは言わずむしろ心地好い言葉をえらんで表現する》という意味に採ったのですが それだと クウキの問題とは少しずれるように思うのですが どうでしょう?
クウキの問題というのは たいていは その場の結論として必ずしもみんなに都合のよい内容ではない提案がすでに――上層部から――出されていて これを飲むことに甘んじる》といった意味合いがあると考えます。それを読まない・従わないのが KY であるのだと。
★ ~~~~~~~~~~~~~
ただ、私の留学体験から言うと、場違いな発言に対しては、
Das gehört nicht hierher.
Dieses Thema gehört nicht hierher.
Das gehört nicht zur Sache.
~~~~~~~~~~~~~~~
☆ なるほど。こちらのほうが クウキの問題であるようですね。
ただし 日本だと そのようなクウキとずれていて場違いだというときには 何も言わないで 黙ってその KY の意見が引っ込められるのを俟つといった事になるのかとも思います。つまり このように 《場違いですよ》とはほとんど決して言わないのではと。
そこが違うようですね。
いえ。ひょっとしたら このような発言の応酬というのは むしろ議論の過程でふつうに一人ひとりが個人的にふつうに発言するといった情況なのでは? とも推測してみました。それとも その場違いな発言者に対して クウキを読んで欲しいとみんなの要望として言おうとしているでしょうか? 気に成るところです。
こう考えて来てみると なかなか複雑なようですね。
★ Bei einer Trauerfeier sind Witze fehl am Platz.
葬式の場で冗談を言うなどは場違いだ。
☆ あぁ。これは まさに《場違い》という捉え方のようですね。
★ KYに近いかもしれませんね。
なるほど。情況じたいの《場》にふさわしいかどうか。なのですね。つまり その場の参加者の意向――とくには ボスの意向――にそぐうか・そぐわないかというクウキの問題ではないというふうにも採れるかなと。
《空中の権能》については なぜ《空中》というのか。質問者も知りませんでした。
わたくしも
★ ほかの言語についての回答を楽しみにしております。
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