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セルロースには還元性がある(フェーリング液を還元するほどではない)という話を聞きました。
なぜ還元性があるのでしょうか。

A 回答 (1件)

セルロースはグルコースのポリマーです。


グルコースは第1位の炭素(C1)に結合している水酸基は、開環状態ではアルデヒド基になり、還元性を示します。
セルロースは第4位の炭素(C4)に結合している水酸基とC1に結合している水酸基がβグリコシド結合し、これが繰り返されて長い繊維状になっています。
ですから、ほとんどのC1の水酸基はグリコシド結合に使われていて、還元性を示しません。
しかし、C1側の末端(還元末端と言います)の1残基だけはフリーになっているので、アルデヒドの還元性を示すことができます。

ちなみに、セルラーゼ(セルロース分解酵素)でセルロースを加水分解すると、還元末端が増えるので、還元性が増加します。

この回答への補足

ありがとうございます。
再度質問ですが、デンプンにもC1末端があるはずですが、同様に還元性があるのですか?
以前、聞いた話では、セルロースもデンプンもC1末端の数が少ないので、還元性は示しにくいということだったのですが。

補足日時:2004/06/19 21:51
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