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音楽が好きで、ポップスからクラシックまで、邦楽から洋楽まで、幅広く聴いてきました。
最近、もっと新しい世界はないものかと思って探していたところ、現代音楽を聴く機会がありました。

ある意味では斬新でしたが、全く感動できなくて、正直なところ、自分の感性が間違っているのかと思ってしまいました。
以前、あるテレビ番組(確か、「情熱大陸」だったと思います)で作曲家の方が出ていて、インタビューで大衆音楽を小馬鹿にしているのを観たことがありました。
個人的に、歌謡曲は低俗で、現代音楽は高尚というイメージはありますが、なぜ現代音楽に価値があるのか、理解ができません。

現代音楽を好んで聴いている方がいましたら、どのように鑑賞すればいいのか、ご教授お願いします。
できれば具体的な楽曲も紹介して頂けると、自分で聴いて確認できますので、助かります。
どの部分で、感動するのかも教えてもらえると嬉しいです。
また、クラシックのモーツアルトやバッハのように、現代音楽にも「これは、是非、聴いてほしい」という作曲家がいましたら、是非、ご紹介ください。

無知な故に、漠然とした質問しかできませんが、よろしくお願いします。

A 回答 (7件)

Otubaさんこんにちは。

私はクラシックの作曲家です。このサイトで同業者にあったことがないので、私しかいないかもしれません。

最初に、同業者から恨まれるようなことを言ってしまいますが、今の現代音楽はだめです。情熱大陸の過去の放送を調べてみましたが、藤倉大ですか。だめですよ。今、日本、海外の別なく、ほとんどの作曲家がこのようなスタイルで作曲しています。作曲者の名前を取り違えてもわからないくらい、同じものばかりです。しかし残念ながら、こういうものを書かないと、「新しいものがない」、「保守的」とされ、評価されないので、中には、我慢して書きたくないものを書いている若い作曲家もいます。このような状況になるのには、作曲家、評論家双方に責任があります。

もちろん、音楽というのは、ほかの芸術同様、時代とともに変化し、発展していくものです。たとえば、発表当時はスキャンダルになったストラヴィンスキーの「春の祭典」などは、すでに古典として演奏会のプログラムに定着していますし、聞く人も多いはずです。私も一応現代の作曲家ですので、現代的な技法を使うことは使います。しかし、若いころはかなり難解なものも書いていましたが、だんだん行き詰まり、面白くなくなりました。今はやりのスタイルの現代音楽は、メロディー、リズム、ハーモニーなど、古典的な音楽の三大要素の楽しみをすべて排除したような曲がかなり多いです。もちろん、メロディーがなくても、響きの美しさだけで訴えられる曲もたまにはあるので、絶対に守らなければならに原則とは言いませんが、私は、基本的に、これらの要素を否定しない方向に転向しました。しかし、認められるのは難しく、日々戦いです。今流行しているような現代音楽の様式は、20世紀の中ごろに一度ピークを迎え、その後また違うタイプの現代音楽も出てきたのですが、なぜかまた20世紀半ばのような価値観に戻ってしまいました。なぜかはわかりませんが、いずれこういう時代も終わると思います。

現代音楽は高尚というイメージを持たれるのは、作曲家が難解なものを書くので、理解するにはなにか特別高度な理解力や感性が必要なのではないか、と考えてしまうためではないでしょうか。しかし、現代音楽に特別な鑑賞方法は不要です。他の多くの音楽と同じように虚心に聞いて、面白くなければやめてください。私は今、現代の作曲家の新しい曲を聴くときは、最初の30秒ぐらい聞いて面白くなければ、聞くのをやめてしまいます。現代音楽の作曲法は勉強しましたし、専門的な耳で聞けば、どのような書き方をされているかはすぐわかりますし、理解できないわけではないのですが、単純な話、おもしろくないのです。ただ、聞く機会があるときは、一応ちょっとだけでも耳を傾けてみてください。たまには面白いものもありますので、聞くのを全くやめてしまうと、よいものに出会う機会がなくなります。

それから、情熱大陸で御覧になった作曲家が、大衆音楽を馬鹿にしていたということですが、それは言語道断です。私も、正直言うと歌謡曲は少し苦手ではありますが、よいものであれば、ジャズでもロックでも、また雅楽や能のような日本の伝統音楽でも、さらにインド、アラブ、ブルガリア、フィンランドなどなど、世界の民族音楽もよく聞きます。音楽と名付けられるものならすべて興味がありますし、クラシック、特に現代音楽を特別だと思うような気持ちは全くありません。これは、私が知っているすぐれた作曲家は皆そうです。何でも聞きますよ。

さて、具体的な例を出してほしいということなので、私が、有名な作曲家だけれどつまらないと思う例と、これなら面白いのではないかと思う例を挙げることにします。

まず、現代音楽の走りの一つ、新ウィーン楽派の曲をお聞きになってみてください。有名な曲で、最近のものよりは聞きやすいと思いますが、私は普段まず聞きたいと思うことはありません。

シェーベルク 「木管五重奏曲」より

ウェーベルン 交響曲
https://www.youtube.com/watch?v=XKD_tZr-ZpY

新ウィーン楽派の語法をさらに発展させた。ピエール・ブーレーズのストラクチュールはどうでしょうか。私は、頭でだけ考えた音楽と思います。
https://www.youtube.com/watch?v=EmErwN02fX0

実験的な例として有名な、ジョルジュ・リゲティの「アトモスフール」。響きに関する感性は認められますが、一般の方が聞いても面白くはないはず。
https://www.youtube.com/watch?v=mgvn3fII6M8

トリスタン・ミュライユ「Gondwana」。作曲家たちにはずいぶん注目されたフランスの作曲家ですが、やはり、音響実験のような曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=X4EIx0XzPzg

私が一番理解できない作曲家のひとり、ブライアン・ファニホー 「弦楽四重奏曲第6番」
https://www.youtube.com/watch?v=ojafApMFCAQ

とてもじゃないが聞いていられない例。ベルント・アロイス・ツィンマーマンの「フォトプトジス」と、ヘルムート・ラッヘンマンの「マッチ売りの少女」
https://www.youtube.com/watch?v=whE2baVi1-0
https://www.youtube.com/watch?v=VqhUXqTUiO0

最悪と思われる例。オルガ・ノイヴィルトの「Vampyrotheone」とKeiko Haradaの「4 Hands for a Grand Piano」
https://www.youtube.com/watch?v=UnDdFfCLiJU
https://www.youtube.com/watch?v=yfSp6kb4Svc

ここから、一般の聴衆にもある程度わかりやすいと思われるものを御紹介していきます。もちろん、中にはすぐに入り込めないものもあるかもしれませんが、基本的には音楽的な作品です。メロディー、リズム、ハーモニーなど、従来の音楽の楽しみを否定していません。

オリヴィエ・メシアン「キリストの昇天」
https://www.youtube.com/watch?v=aPt93AgH4lY
アンリ・デュティユ「メタボール」(最初は少し難しく感じるかもしれません)
https://www.youtube.com/watch?v=c28Tkw2QxPA&inde …
https://www.youtube.com/watch?v=xk1p1rUANMg&inde …
アルベルト・ヒナステラ(アルゼンチン)「ハープ協奏曲」
https://www.youtube.com/watch?v=PLSj_MW8itA
シュニトケ「合唱協奏曲」より一部
https://www.youtube.com/watch?v=VGc-Tu_1yGw
ジョン・アダムズ「和声学」
https://www.youtube.com/watch?v=jmDBO-T9nio
フィリップ・グラス「ティンパニのための幻想協奏曲」
https://www.youtube.com/watch?v=Lnw0IHgjE2E
ボリス・チャイコフスキー「交響曲第3番 セバストポル」
https://www.youtube.com/watch?v=7dyVNi9LKfA
ギヨーム・コネッソン「宇宙3部作」から「アレフ」
https://www.youtube.com/watch?v=7dyVNi9LKfA
ハインツ・カール・グルーバー「フランケンシュタイン!」(一部のみ)
https://www.youtube.com/watch?v=BmCmkU92Drc

日本の作曲家は故意にはずしました。1曲だけ入れておきます。
伊福部昭「リトミカ・オスティナータ」
https://www.youtube.com/watch?v=d6qDEGdXA4A&list …

以上の例を少し聞き比べてごらんになってください。ごく一部の例にすぎませんが、専門家として見ても価値があり、一般の方にも、必ずしも難解ではないと思う曲を集めてみました。現代の作曲家でも、面白い人はいるのですが、なかなか出てくるチャンスがないので、聞く機会も少ないのです。面白いと思ったものだけお聞きになってください。
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この回答へのお礼

回答、ありがとうございます。
お礼が遅くなってすみませんでした。
ご紹介してくださった曲を聴くのに、時間がかかってしまいました。

オリヴィエ・メシアン「キリストの昇天」以下の曲はどれも楽しめました。
個人的には、シュニトケ「合唱協奏曲」と伊福部昭「リトミカ・オスティナータ」が良かったです。
他の方も紹介してくださったフィリップ・グラスも聴いていて不快になることはありませんでした。

一方で、悪例としてご紹介してくださった曲は何がいいのか全くわかりませんでした。
オルガ・ノイヴィルトとKeiko Haradaは論外ですが、シェーベルクやウェーベルンでさえも素人には理解不能でした。
情熱大陸で出ていたのは藤倉大さんで間違いありません。
ブライアン・ファニホーも同じような曲でしたが、ある特殊な世界では受けるのでしょうね。
実験音楽をしているうちに、実験の方が楽しくなったんじゃないかと思ってしまいました。

楽しくなければ音楽じゃないと思うので、メロディー、リズム、ハーモニーは切り捨てないでほしいですね。
Tastenkastenさんのような作曲家が活躍することを切に願います。

お礼日時:2014/10/15 18:09

No.9です。


御紹介した曲のうち、ギヨーム・コネッソンの「宇宙3部作」~「アレフ」のURLが、その前の曲と同じになっていました。正しいURLはこちらです。

ギヨーム・コネッソン「宇宙3部作」から「アレフ」
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この回答へのお礼

訂正、ありがとうございました。

お礼日時:2014/10/15 18:10

ピンと来ないものを無理に理解するために聴く必要はないと思います。



「この高尚さがわからない奴は…」みたいな論調の輩(それが個人であれ、世論であれ、メディアであれ)に耳を貸す必要もありません。
質問者様の貴重なお時間を無駄に割くだけです。

私は「音楽のジャンルには貴賤がある」と思っていますが、個人的な思いとしては古楽から後期・世紀末ロマン派辺りまでが「私にとって」高尚と言える物です。

前振りが長くなりました。
とりあえず「ミニマルご三家」スティーブ・ライヒ、テリー・ライリー、フィリップ・グラスなど聴きやすい物から入るのはどうでしょう?

ミニマルミュージックはもはやクラシックから逸脱した物かもしれませんが、間違いなく現代音楽の潮流の一つと言えると思います。

お薦めは

■スティーブ・ライヒ
・『18人の音楽家のための音楽』Music for 18 Musicians

・『大アンサンブルのための音楽』Music for a Large Ensemble (1978)

■テリー・ライリー
・A Rainbow in Curved Air

・In C

「そんなポップな奴じゃなくて、もっと前衛的なのを理解できるようになりたいんだ」となると、回答の最初に戻ってしまうんですが…
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この回答へのお礼

回答、ありがとうございました。

テリー・ライリー、フィリップ・グラスは知りませんでした。
YouTubeで曲を聴いてみましたが、リズムと調がちゃんとあるので、聴きやすかったです。

どうやら、現代音楽でも、無調で不協和音を多用する曲が苦手なようです。
不協和音を楽しめる感性といったものが疑わしくもあり、また羨ましくもあるというのが正直なところです。

お礼日時:2014/10/11 20:02

 僕は好きなものは聞き、嫌いなものは聞かない、と言う主義なので、現代音楽にも聞くのも聞かないのもあり、境界線には注意を払っていません。



 現代音楽にも「これは、是非、聴いてほしい」という作曲家がいましたら、是非、ご紹介ください。

 今生きてる人が「現代」ということならペルト(下記)など如何でしょう。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB% …

 
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この回答へのお礼

回答、ありがとうございました。
ペルトは聴いた中でも自分好みでした。

好みの音楽を聴いているうちに自然に境界線が出来上がって、
いつの間にかその外の世界に出られなくなっているのではないかと思い、
意識的に新しいジャンルの音楽を聴くようにしています。
他者の世界はすでに自分の外にあるので、皆さんのお薦めになった曲はとても参考になります。

お礼日時:2014/10/11 19:07

 現代音楽に詳しいわけでも、このんでいるわけでもありませんが。



 クラシック音楽は、特に日本ではドイツの古典派、ロマン派が中心で、第1次世界大戦で絶滅してしまいましたね。
 ベートーヴェンやブラームスの時代にも、「その他大勢」の現代作曲がいました。そのうち、現代にまで残って聴き続けられているのは、ごくごくわずかです。
 さらに、たとえば楽聖ベートーヴェンにしても、作曲した作品番号付きの約140曲のうち、あなたが聴いたことがあるのは一体何何曲でしょうか。2~3割聴いていればよい方ではないでしょうか。

 というように、「現代音楽」の中には淘汰されて聴かれなくなる運命のものもたくさんありますし、そういった「その他大勢」を広範囲に聴いてみる必要はないと思います。現代音楽だから、という先入観を持たず、自分の気に入ったものを聴けばよいと思います。

 「ゲンダイオンガク」といっても「ゲロゲロ、ガチャガチャ」というものばかりではなく、美しい音楽もたくさんありますので、そういったものの中に「いいな!」と思うものがきっとあると思いますよ。
 それから、特に20世紀の音楽は、社会体制や時代と切り離しては本質が把握できないものが多いと思います。単純に「この世は美しい」と能天気に音楽を作り、聴いていた時代ではないようです。「時代背景」や「作曲家の人生」の反映として聴かなければいけないものもあります。

 それほど詳しくはありませんが、下記のようなものをとっかかりに、いろいろと聴いてみてはいかがでしょうか。

・現代音楽というイメージからは遠いですが、20世紀という時代を刻印した名曲:
 ベンジャミン・ブリテン作曲「戦争レクイエム」
 1963年に、ドイツ軍の空襲で破壊された教会の再建を記念して作曲・初演された曲。イギリス人のテノール、ドイツ人のバリトン(フィッシャー・ディスカウ)、ロシア人のソプラノ(ヴィシネフスカヤ。ロストロポーヴィチ夫人)という戦争の当事者が共演するという構想で作曲された曲。ラテン語のレクイエムと、反戦詩人オーウェンの英語の詩を巧みに配置した平和を祈願する曲。
 想定した3人と作曲家自身の指揮による演奏で。是非、歌詞を見ながら聴いてください。
      ↓
http://www.hmv.co.jp/artist_%E3%83%96%E3%83%AA%E …

ガーディナー指揮の映像も。
   ↓



・心を洗われるような静謐な美しさ。
 アルヴォ・ペルト作曲「フラトレス」
http://www.youtube.com/watch?v=KddCQz_Ru_w

 アルヴォ・ペルト作曲「ベンジャミン・ブリテンにささげる哀悼曲」
http://www.youtube.com/watch?v=TRZLxxR23K4


・いわゆる現代音楽をききたいなら、音楽というより音素材の「トーン・クラスター」の代表作:
 ジェルジュ・リゲティ作曲「アトモスフェール」
http://www.youtube.com/watch?v=-QSuXpzNDs8

 ジェルジュ・リゲティ作曲「ルクス・エテルナ」(永遠の光)
http://www.youtube.com/watch?v=-iVYu5lyX5M

 
・我らが作曲家。日本でもっと聴かれるべきでしょう。
 武満徹作曲「若い人への音詩~ファミリー・トゥリー(系図)」
http://www.youtube.com/watch?v=-_eKGfw5hXA

 武満徹作曲「波の盆」(テレビドラマの音楽)
http://www.youtube.com/watch?v=assN4do9TSo&list= …

 こんな曲もあるのですよ。武満徹・作詞作曲の歌曲
http://www.youtube.com/watch?v=Sl43uP7gbhc
http://www.youtube.com/watch?v=Xqt9RI5S9hM

 谷川俊太郎作詞、武満徹作曲「死んだ男の残したものは」
http://www.youtube.com/watch?v=PaXN4dH-zuk
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この回答へのお礼

回答、ありがとうございました。
ベンジャミン・ブリテンも武満徹は知りませんでしたが、聴いていて心地よかったです。

この質問での現代音楽は、実験的に作られた無調の曲に限定されるかもしれません。
メロディーのない音楽の何がいいのか、とても謎でした。
皆さんの回答を読んで、その謎が解けたような気がします。

お礼日時:2014/10/11 19:39

現代音楽ってジャンルは解釈で違います。

どれを言っているのかですが。
例えばストラヴィンスキー
ペトルーシュカ


ドビッシー
https://www.youtube.com/watch?v=mskURYO7DiA

マーラー
https://www.youtube.com/watch?v=kQZ51udFtrg

こういったものも現代音楽なのです。
でもおっしゃってるのは違うのでは?

バルトーク ミクロコスモス
https://www.youtube.com/watch?v=4vbfntz9YeU

ジョンケージ 4分33秒
https://www.youtube.com/watch?v=XF1DoVdHM9M

でも相対的にはそこまでわからない音楽ではないと思いますが?
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この回答へのお礼

回答、ありがとうございます。

バルトークの曲は良かったですが、ジョンケージの4分33秒は、デュシャンの便器と同じくらい、意味がわからないですね。
ジョンケージの他の曲は個人的に好きです。

現代音楽にもいろいろあるのですね。
この質問で問題にしているのは、無調でメロディーもリズムもハーモニーもない曲に限定されるようです。
現代音楽の作曲家は頭でっかちになり過ぎて、「新しさ=美しさ」とはき違えてはいないでしょうか?
肯定的に考えると、ジョンケージの4分33秒はそのアンチテーゼとして作られたのかもしれませんね。

お礼日時:2014/10/11 20:18

>ある意味では斬新でしたが、全く感動できなくて・・・



 ご自身の感性を信頼し、無理に聞かなくてもいいのではないのでしょうか。私は趣味でクラシック音楽をやっていますが、西洋音楽は宗教心を高揚させる目的で発展してきた側面があり、それゆえ素直に感動できるのだと思います。また、近代の作曲家は、情景描写や心象描写を音楽で見せて(聞かせて)くれるという偉業も成し遂げました。

音楽的な試みや様式は20世紀初頭までにほぼ出尽くされ、以後の作曲家は先輩たちと同じ土俵で同じようなことをやっていても評価されにくいので、感動とは無縁のところで、実験的で前衛的な試みに挑戦せざるを得なかったのだと思います。


>なぜ現代音楽に価値があるのか、理解ができません・・・

 現代音楽に親しむためには高等教育(高学歴)と教養、裕福な家庭環境などが要るので、それらを持ち合わせた一部の人たちのアクセサリーになっているのだと思います。自分を豊かにしてくれるものが本当の音楽と思います。歌謡曲で豊かになるならそれでよいのではと思います。

もしあなたが楽器を演奏しないのであれば、今後何かの楽器をはじめるのをお勧めします。上手い下手に関係なく、自分で演奏してみると作曲家の偉大さ、陳腐さがよりわかるような気がします。

蛇足ですが、フレンチレストランでオーソドックスな定番メニューだけ出していたのでは誰も何とも言ってくれないから、創作メニューと称して奇抜なメニューを出してみたところ、客は、美味いと言って食べなければ野暮と思われるから無理して美味いと言ってはみたけれど、心の中では、定番をもっと美味く作れよ、ったく、と言っている。と、このような状況に通じるものがあるのかと・・(笑)
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この回答へのお礼

回答、ありがとうございました。
フレンチレストランの喩えはわかりやすいですね。
料理であれば美味しいものを提供するだけでいいのでしょうが、
藝術は新しさを追求しなければ存在意義を失ってしまうのかもしれませんね。

楽器を演奏すると音楽の良さがわかるということもあるでしょうね。
ピアノは、嫌々ながら習ったために、6年間続けて全く上達しませんでした。
それが現代音楽を楽しめない要因になっているのかもしれませんね(笑)

お礼日時:2014/10/11 19:01

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