A 回答 (14件中1~10件)
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No.14
- 回答日時:
勝とうと言う意思が無ければ戦争に勝てません。
敗北の主因は真珠湾では無い。ミッドウエー海戦に有り。
この海戦に臨むに当たり空母など艦隊を分散し不十分な
戦力で攻撃したから決定的敗北となった。
海戦勝利に身命をなげうち稼働全戦力で攻撃してれば
・・・雷爆換装は無く上空援護も健在、太平洋敵空母を全滅。
ハワイ占領し敵本土に圧力をかける。南部同盟諸州に友好を
宣言し連邦政府に対し強硬姿勢を続ける。ゼロ戦を敵大陸奥地
に送り込み長距離攻撃で連邦鉄道を破壊し東西の連係を断つ。
その上で10~30個師団を編成し連邦領域を攻撃。
南部同盟とメキシコの3国連合軍を組織しロッキー山脈以西
を影響下に置く。ドイツ攻撃どころでは無くなりドイツは無事。
絶望的イギリスに対し外交でドイツとの停戦を仲介し中東原油
を得る。インド独立、東南アジア独立へと続き日本の生存圏拡大。
優勢を確保した後で樺太の日本復帰、シベリア権益の確保。
てな可能性も・・・
No.13
- 回答日時:
倉山さんの発言内容はしりませんが、日本軍がフィリピンに進出してそこでアメリカを待ち構えていたとすると、もっと悲惨な結果になっていたんでは。
いろんな政治状況は置いといて。
アメリカは別にフィリピンをとられたって焦る必要はないわけですから、1940年に予算成立した両洋艦隊法の予算のもとでモンタナ級戦艦5隻、アイオワ級戦艦2隻、航空母艦18隻、巡洋艦以下200隻など合計133万トン、15000機の航空機を「新たに」建造・製造して、しずしずとフィリピンに侵攻してくるだけの話です。
連合艦隊はただでさえ対米主力艦比率が6割しかなく、しかも戦艦は旧式艦中心。航空機の搭乗員は新人含めて3000人しかいない。しかも空母戦に使えるのはたった600人。3倍以上の戦艦、5倍以上の空母、10倍の航空機で攻め込まれたらどうしようもありません。日本だって増産はするでしょうが、ご存じ基礎工業力が桁違いなわけですから、アメリカの速度には絶対に追いつけない。
山本提督があの時点で真珠湾攻撃に踏み切った、さらに言えば日本が対米戦に踏み切ったのは、ここでやらなければその後は戦力の差が開く一方だったのが明らかだったからじゃないんですかね。
なお、零戦が最強ではなかったのは他の方もおっしゃる通り。あれはスポーツ機であって戦闘機ではない、という意見もあったくらいですしね。そもそも零戦で戦艦は沈められないし。
No.12
- 回答日時:
>フィリピンに進出してそこでアメリカを待ち構えていたほうがよかった。
私は倉山氏の発言は多少知ってますが、彼がそんなことを言ったのは初耳です。
と言うのは置いといて、彼がそう言ったか言わなかったか別にして、その見解は暴論じゃないです。
そもそも、真珠湾をはじめ、太平洋の小島を占領した山本五十六のせいで、兵站は維持できず、補給船も破壊され放題でした。しかもそれら広大な範囲を守るには戦力を分散するしかありません(敵はどこから攻めてくるか分らない)
一方、敵は集中戦力で一転突破可能です。石油も出ないゴミ島を守るのは戦略上不毛です。
よって、フィリピン(フィリピンを守らないと、本土空襲の範囲になるので守らないといけない)に集中的に戦力を集めると言うのは戦略上、合理的です。
これは、漫画『ジパング』でもこの作戦を採用し、タイムスリップした主人公たちは、延びきった兵站を縮小させ、フィリピンに戦力を集中させる。戦闘機を空爆で破壊されないように、洞窟の格納庫を作って守る。などの戦略を実行しました。
これは作者、かわぐち かいじも「フィリピンに進出してそこでアメリカを待ち構えていたほうがよかった。」と言う見解を示しています。
これを暴論と言うのは構いませんが、一応それを支持している著名人は結構多いという事です。
No.11
- 回答日時:
すいません、「回答する」ボタンを誤って押してしまい、途中で文章が切れてしまいました。
続きです。
・・・・・日露戦争以来30年以上猛訓練を積んできた日本海軍にとっては、そうした作戦の
方がはるかに戦いやすいし勝算もみこめた。
それをわざわざこちらから敵の本拠地まで出かけていって、
真珠湾を空母で奇襲などしたものだから、アメリカに航空機の重要性を教えることになり、
その結果、日本は不得手とする航空機の量産競争、物量戦に引きずりこまれてしまった。
これでは、総合的な国力と物量に勝るアメリカに勝てるわけがない。
日本は真珠湾を攻撃することによって、相手の得意な土俵に上がって戦うことになった
・・・・・という意見です。
ただし、フィリピンで待ち構えてアメリカと戦い、結果的に艦隊決戦で日本が勝利したと
しても、そこで講和に持ちこめなければ、結局は国力の差でアメリカに巻き返され、
最終的には日本の敗北は必至ですから、そこに何か政治的な一工夫、たとえば、
スウェーデンやローマ法王庁を巻き込んで講和工作を行なうとか、フィリピンの海戦終了
後に日本軍が西へ進撃してインドを解放し、それを材料に、大西洋憲章での植民地に
関するアメリカとイギリスの意見対立を突いて米英離間(と、イギリスの戦線脱落)を
はかるとか、そうした時宜を得たアクションを起こしていれば、日本にとって史実とは別の
結果がもたらされていたかもしれません。
No.10
- 回答日時:
倉山満という人の発言は知りません。
ただ似たようなことは、旧海軍軍人の中にも言っている人はいます。
たとえば、レイテ沖海戦で第4航空戦隊(航空戦艦日向、伊勢)を率いて
戦った松田千秋海軍少将は、「真珠湾攻撃なんてものは、あれは馬鹿者の戦法だ」と
言って、ボロクソに批判しています。
松田少将は、開戦直後に日本海軍がフィリピンを包囲して海上封鎖する(直接攻撃は
しない)、そうなればアメリカの世論が沸騰して、必ずフィリピン救援に駆けつける
はずだから、こちらはそれを悠々と待ち構えながらじっくりと迎え撃てばいい、
相手は太平洋の彼方から大洋を押し渡った長駆進軍してくるわけだから、
まさに「逸を以って労を待つ」で、本国に近い戦場で敵を待ち構える日本の方に
地の利があるから、日本海海戦の時のような戦果が期待できる・・・・というものです。
主力艦同士の艦隊決戦で勝つことを目指して、日露戦争以来30年以上猛訓練を
積んできた日本海軍にとっては、
それをわざわざこちらから敵の本拠地まで出かけて行って、空母で
No.9
- 回答日時:
倉山満さんの発言は知りませんが、真珠湾どころか、フィリピンにも手を付けず、あの場合、英蘭戦争が一番良い方法だったかも。
米国に参戦理由をつけさせちゃったのが、大失敗でしょ。
そして、待つのはフィリピンで良かったんじゃない?
No.8
- 回答日時:
まあ歴史にタラレバは無いといわれているので何ともいえないところですが。
山本五十六は開戦には反対していたと言われています。
陸軍が中国、海軍がアメリカとなると自分から挟み撃ちにされにいくようなもんですから。
真珠湾でアメリカに、日本は強いんだということを見せておいて、足止めしたかったとか、太平洋上のアメリカ軍基地を完全に破壊して日本への進攻を困難にさせたかったとか、意図は色々あったようです。実際は史実の通りです。
フィリピンま進出して、という方法も考えていたと思います。普通はこちらが王道かと思います。
ですがやはり過程が変わるだけで、結果は変わらなかったと思います。
太平洋戦争の敗戦理由は、アメリカへの宣戦布告以前にあると考えます。
陸海軍の戦略面での協力不足、同盟国が周辺に無かったこと、ドイツ軍が欧州で持ちこたえられなかった事、そして何より慢性的な原油不足、当時高品質な原油はアメリカが握っていて、開戦以前に日本への輸出禁止措置がとられていました。結果原油に関しては戦時中ずっと悩まされました。
零戦のパイロットだけでなく兵をもっと大事にしたり、艦船を上手く使えていればもう少し粘ることはできたと思いますが。
No.7
- 回答日時:
>フィリピンに進出してそこでアメリカを待ち構えていたほうがよかった。
それができねえから真珠湾を空母で攻撃したッス。
アメリカが仮想敵国になって以来、我らが大日本帝国海軍におかれましては何度も「マリアナで米艦隊を迎え撃つ海戦」の兵棋シミュレーションをやったんです。あのミッドウェー海戦の前にやったら史実と同じ結果が出たっていうアレです。
で、これを何度やっても日本艦隊が全滅しちゃう。日本艦隊が全滅しかかるところで「そこまで。今回は、引き分けとする」としていたのです。
当時の主力は戦艦です。その戦艦の新しさという点において、どうしても日本海軍は米海軍に一歩遅れていたのです。
それをどうにかしようと日本海軍は頭を痛めました。それをなんとかするための月月火水木金金の猛訓練であり、空母機動部隊であり、大和級の46センチ砲であり、重雷装艦だったのです。また重巡洋艦はトップヘビーで安定性が悪くなるのを承知で詰め込める限りの武装を詰め込みました。
それでも、どうしても負けてしまう。そうこうしているうちに日米関係が最悪になりもう戦争だというムードになりましたが、もし現実に戦争になったらどうしようと日本海軍は思っていましたが、どうにも名案は浮かばない。
そのうち、地中海のイタリア軍タラント軍港に英海軍のソードフィッシュが奇襲攻撃をしてイタリア戦艦を大破着底させたというニュースが届いたのです。山本五十六は「これだ!」とインスピレーションを受けて、「思い切って空母艦隊でハワイを奇襲しようぜ」と言い出したのです。
だけどそれは神戸の山口組総本部(今は北九州でしたっけ?)にカチコミをかけるようなもので、いくらなんでもリスキー過ぎて却下されるのです。だって、もし米軍に感づかれて奇襲が失敗したら、そこで戦争の大勢が決してしまいます。野球でいうと先頭バッターを三振にできれば勝てるかもしれないけど、ヒットを打たれたら負け確定みたいな作戦です。
そうこうするうちに連合艦隊司令長官の人事異動の時期になりました。勝てる名案が何ひとつ浮かばない日米戦争の指揮を取らないといけない連合艦隊司令長官には誰もなりたがらなかったのです(本当)。
成り手がいないから、山本五十六に頼むしかありませんでした。そのとき山本提督が連合艦隊司令長官を引き受ける条件に出したのが「真珠湾攻撃をすること」でした。彼は「真珠湾作戦はダメっていうなら、連合艦隊司令長官はやりません。他の人に頼んでください」とダダをこねました。結局、誰も成り手がいなかったので真珠湾作戦が実行されることとなりました。
しかし空母6隻の大艦隊が相手に気づかれずに相手の総本山まで近づくなんて常識的に考えれば「米軍もバカじゃないんだからさー、無理に決まってろうよ。ウチの海軍だって横須賀を奇襲されないように気を付けているんだからさー」となります。私はここでしばしばネタにしますが、真珠湾に向かう途上で南雲提督は草鹿参謀に「僕はとんでもないことを引き受けてしまった」と現場判断による中止を匂わせて「今さらそんなことをいわれても困ります」と慌てさせています。
>優秀な零戦パイロットで待ち構えていれば
零戦パイロットだけで戦争は勝てません。あんまり大きな声では言いづらいですが、実は零戦と初期の米軍主力戦闘機であるF4Fワイルドキャットの空母艦載機同士のスコアは米軍側がちょっと分が悪い程度で、日本人が思っているほどカモにしていません。
さらに日本軍ファンにとって都合が悪いことに、SBDドーントレスに対するスコアはすごく悪いんです。馬力があるドーントレスは高度を高くとって日本艦隊に近づきましたが、上昇力に劣る零戦はなかなかその高度まで上がれない。
さらに、爆弾を投弾して身軽になったドーントレスがエンジン全開で急上昇すると零戦は追いつけなかったんですね。ドーントレスは馬力がありますから。だからドーントレスはなんとか爆弾を落とすまで零戦を交わせばよかったわけで、実際に投弾した後のドーントレスはほとんど撃墜できなかったのです。
一方、低高度を水平飛行で侵入しなければならない雷撃機にとっては零戦は悪夢でした。しかしその一方でミッドウェーであったように直衛隊の零戦が低高度の雷撃機に気を取られる隙にドーントレスが攻撃をかけることができました。1000ポンド爆弾が搭載できた(九九艦爆は500ポンド爆弾です)ドーントレスは一撃で空母を発着艦不能にするほどの威力を持っていたのです。
長々と書きましたが、要するに日本海海戦方式の艦隊決戦では日本海軍は勝てなかったのです。当時日本海軍が保有している戦艦は大和級は建造中、長門型の2隻がかろうじて世界クラスで、伊勢型、扶桑型は開戦時点で既に旧式だったのです。実際、伊勢型、扶桑型は全くといっていいほど活躍していないでしょ?
No.6
- 回答日時:
倉山さんの発言は知りませんが、フィリピンで迎え打てって発想は馬鹿も休み休み言えって話ですよ。
相手のほうが工業力、国力に勝るんです。時間がたてばたつほど相手の戦力が膨らむんです。
手ぐすね構えて待ち構える相手にわざわざやられにのこのこ出て来てくれると思うんですか?
十分勝てる戦力蓄えるまで待って、戦力で圧倒してから出てくるに決まってるじゃないですか。
1初期の戦略目標は蘭印の石油確保及びその輸送のための制海権確保
2シンガポールを落とし西の守りを固める。
1を達成するためにはアメリカの米太平洋艦隊撃滅が不可欠でそのための真珠湾攻撃なんです。
シーレーンの完全確保ができず、史実より石油輸送が滞った状態で時間経過して、明らかに真珠湾成功より状況は不利ですよね?
相手が自分の都合のいいように動いてくれる前提で戦略をたてる、これぞまさに机上の空論に思えます。
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