尖閣諸島棚上げに同意していた。

Question

大変申し訳ありません。記憶が曖昧で、復習したいのですが、先日からWebのニュースには、日本は尖閣諸島領有権問題に対し、『棚上げに同意していた』との報道がありますが、この『尖閣諸島領有権』は、元々棚上げしていたところに、中国が『古来から中国の領土』とし、抵抗した日本が一方的に、国有化し、中国の侵略を防ぎ、手も足も出なくなった中国が、せめて国有化以前に戻せと言っているだけでしたよね？中国の一方的な領土侵攻が無ければ、元々このような問題にもなっていなかったんですよね？

HALTWO · Accepted Answer

＞……と言っているだけでしたよね？
＞……元々このような問題にもなっていなかったんですよね？

はい、その通りです。

＞……元々棚上げしていたところに……

『アーウー首相』が寝言をほざいた話のことですね(^_^;)。

棚上げどころか、沖縄が米国治政下にあった頃は明確に米国の治政下に置かれていまし、今も当時から変わらず米軍射爆場のままになっていますし……。

1968 年に ECAFE  (Economic Commission for Asia and the Far East：国連の亜細亜極東経済委員会) が「IRAQ 並の石油資源がありそうだぞ」と公表した際、GULF 社が時の佐藤首相に試掘権認可を拒絶されたことから台湾と中国に話を持ち込み「尖閣諸島は中国領だ」とでっちあげて試掘権を買った話は結構知られていると思います。…… その後、台湾は魚釣島に「青天白日旗」を掲揚しましたが、米治政下の USCAR (United States Civil Administration of the Ryukyu Islands：合衆国琉球島市民行政府) が撤去しており、今も米政府関連部署が保管している筈です。

つまり米国としては「尖閣諸島は第二次世界大戦での敗戦で日本が米国に治政を委ねた琉球に属するものであり、沖縄返還と共に日本への帰属が認められた諸島である」との認識です。

中国 (中共、中華民国の両国) の言い分は日清戦争から第二次世界大戦に至る『近代の条約』を全て無視した明朝や清朝初期の勢力図に基付くものであり、それによれば琉球は中国領、9 段線や 11 段線内も中国領とするものですので、まるで GREECE が「Great Alexander によって征服された西印度領域まで俺達の領土だ！」とか ITALY が「Rome 帝国時代の領土は全て俺達の領土だ！」などと言い出すような、馬鹿げたものですから、当の中国担当官もそこを突っ込まれるときちんと解説をせず、目線を外して「内政問題だぁっ！」としらを切りますよね(^_^;)。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%e5%b0%96%e9%96%a3%e8%ab%b8%e5%b3%b6%e5%95%8f%e9%a1%8c

も

http://en.wikipedia.org/wiki/Senkaku_Islands_dispute#Beginnings

も尖閣諸島が日本に帰属するものとして解説していますね。

同 Page から Jump できる「中文」Page でも 1950 年に中共がこれは台湾領だろうと申し立てたものの国際法上での法的効力までは追従していないようですね。……全訳できなかったので部分訳だけでしか確認していないのですが(^_^;)。

……というわけで「棚上げ」どころか「実は日本領と認めていた」時代に、例によって「日本国内の反日運動家」に Media が踊って浅はかな政治家が戯言をほざいてしまったような案件に思うのですが(^_^;)……。

尖閣諸島 棚上げに同意していた。

＞……と言っているだけでしたよね？

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