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抗体の抗原認識部位は多様化する、ということは理解できました。
抗原提示細胞のMHCに抗原がくっついて、同じ抗原に反応するB細胞が活性化する、ということを考えると、MHCにも同程度の多様性が必要な気がしますが、どうなんでしょうか。

質問者からの補足コメント

  • ご回答ありがとうございます。
    BCRとTCRが同程度ある、というのは理解できました。
    理解が浅い状態で質問してしまいましたが、
    抗原提示細胞にB細胞は含まれない、と思っていていたのですが、B細胞は含まれる、ということを勉強してわかりました。
    B細胞が抗原提示するときには、MHCに結合する抗原である必要がありますが、
    BCRとMHCというのはおそらく別だと思います。
    そのような理解でいいのでしょうか。
    その場合は、少し大きめのペプチドがB細胞に取り込まれ、BCR認識部位とは、(多くの場合)別の領域がMHC認識部位ということになるのでしょうか。

    No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2015/03/25 10:57

A 回答 (2件)

前回回答したものです。

すみませんちょっとボケてて一部よくわからない日本語になってました。正確には、「2.5×10の7乗程度の種類のTCR」になります。

抗原提示は、MHCのクラスIであればほとんどの細胞が持っていますが、クラスIIは主に樹状細胞やマクロファージといった特殊な抗原提示細胞のみが持つことになります。ペプチドの大きさは若干の差異はありますが、MHCの構造に乗ることが可能な配列には制限があったりするので、実際は何でもかんでも抗原として提示されるわけではありません。クラスIとクラスIIそれぞれのペプチドが乗っかる仕組みリソソーム経由だったりプロテアソーム経由だったりと違います。またプロテアソームもインターフェロンなどによって生じる免疫プロテアソームなどと呼ばれる特殊なプロテアソームが活性化して、MHCに乗りやすいペプチドを積極的に産生するような仕組みがおきることもわかってます。ちなみにこのあたりの古典的な遺伝学などは結構日本人が貢献している分野だったりもします。

とりあえず、断片的に聞いてもわかりにくいでしょうから免疫学の全体像を把握してから色々なケースを考えた方がいいでしょう。難しい本じゃなくても簡単な本、たとえば以下の本は時間があれば一週間ぐらいで読める割には、新しめの話も含めてしっかり記述してあるのでおすすめです。

もっとよくわかる!免疫学 (実験医学別冊)
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同じぐらい認識のバラエティはあると言われてますよ。

 人には約2万の遺伝子がありますが、成人は大体2.5x10乗種類のTCRがあると言われてます。BCRも大体同じ程度と間がレラレ増す。つまりそれだけ、リコンビネーションや変異、リアレンジメントによって多様性が生まれます。ちなみに、胸腺でT細胞の90%以上が死に、正の選択を受けて末梢で成熟するT細胞は残りの一部になります。


,,,とここまではものの本による教科書的な話です。最近のシングルセル解析とか、次世代シーケンサーなどの技術によって、T細胞”それぞれ”を評価することが出来るようになって本質はそんな単純じゃないということも分かっています。例えば、複数の異なるTCRを持つようなT細胞は本来成熟しないとされますが、意外と体に存在するのではないかとか、自己を認識するようなT細胞は胸腺成熟過程において完全に排除されていないが、実はこれは結構重要な役割を持ってるのではなか〜などなど、まあ完全には統一見解が出てはないかもしれないですけどね。
この回答への補足あり
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