ルナベルULDについて

避妊と生理不順、生理痛がひどい為、ルナベルULDを処方されました。
病院では次の生理が始まって5日目から服用するよう指示されたのですが、調べると生理初日から服用すると避妊効果があるとなってしました。
診て頂いた先生には避妊が目的ともきちんと伝えて処方して頂いたのですが、医師によって差が出るものなのでしょうか？
また、指示通り5日目から服用を始めた場合、いつから避妊効果が得られるのでしょうか？

No.1 回答者： northshore2 回答日時： 2015/06/20 18:24

＞診て頂いた先生には避妊が目的ともきちんと伝えて処方して頂いたのですが、医師によって差が出るものなのでしょうか？

原則、避妊目的で経口避妊薬の服用を開始するのは月経開始日からです。
月経開始日から5日後に服用を開始するのは、月経困難症の治療でピルを飲む場合です。

ルナベル配合錠LD／ルナベル配合錠ULDを厚生労働省は月経困難症の薬でとしか認可していません。
参考URL
http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2482009F1031_ …

また、このURLの中で、
重要な基本的注意
1.本剤を避妊目的で使用しないこと。
と注意喚起もされています。

当て前は置いておいて！？
ルナベル配合錠LD／ルナベル配合錠ULDの成分を見れば、経口避妊薬と全く同じ人工卵胞ホルモン剤と人工黄体ホルモン剤で出来ています。
だからお医者さんは、月経困難症の薬でとしか認可されていなくても、避妊薬として使えると捉えているのです。

また、他のコーナーでも良く出て来る質問ですが！？
月経中のセックスでも妊娠するという風聞があります。
しかし、女性が正常に健康で元気な卵子を排卵するには、月経開始から10日以上掛かると言うのがお医者さんの共通認識です。
この事実は医師国家試験にも出題される内容です。

必然的に、ピルを飲もうが飲まなかろうが月経開始5日目では妊娠出来る可能性が無いという事です。
また、ピルの服用を開始すれば薬の成分が効果を発揮するのは、数時間もあれば十分な時間になります。

卵子（卵胞）は女性の身体の中に20万個（思春期の頃）も存在しています。
それらの卵子は、様々な状況で成長をしています。
しかし、その月経周期で排卵する様な卵子は、数ミリ～5ミリ程度まで成長していて、脳から分泌されるFSHに反応する数個から20個ほどの卵子だけが排卵する卵子なのです。
月経開始から5日目では、とても排卵出来るまで成長している卵子が身体の中に居ないことを先生達は判っているのです。
だから、月経開始5日からピルを飲み初めても避妊効果があると、正直に仰る先生がいるという事です。

この事実は、裏を返せば！
月経中にセックスしても妊娠することは極めた稀な事例だと言う事を物語っています。