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昔大学の、講義でこんな問題を出されました。
登場人物はA・B・C・Dの4人
Aさんは、Bさん殺害の為、毒入り饅頭を作りました。
Aさんは、Bさん殺害の為電車に乗りました。
Aさんは、うっかり電車に毒入り饅頭を忘れました。
それを、Cさんが拾い、お土産として家に持ち帰りました。
しかし、Cさん家族は、甘い物が嫌いで、隣人Dさんに上げました。
その結果Dさんが死亡。
この場合殺人犯は誰ですか?と言う問題でした。
法学論の講義でしたが、当時私は法律家を目指している訳でもなく、興味もなかったので、次の講義を諸事情で休んでしまい、答えを知る事もなく、大学を卒業してしまいました。今は、不動産関係の仕事をしているので、ジャンルは違いますが、結構法律を調べたり、勉強しています。
その時ふと思ったのが、この問題でした。もしわかる方おられたら教えていただきたく書き込みいたしました。

A 回答 (9件)

Aさんについて


>>毒入り饅頭を作りました
これは殺人予備罪。
>>うっかり電車に毒入り饅頭を忘れました
これを殺人罪の実行行為と見るのはまず無理でしょう。せめて過失致死罪ですか。

Cさん
>>拾い、お土産として家に持ち帰りました
占有離脱物横領罪。
窃盗罪という意見もあるようですが、電車内の忘れ物を鉄道会社の占有物と見るのは無理でしょう。
>>隣人Dさんに上げました
過失致死とするには,Cさんに予見義務違反がなければいけませんが、忘れ物の饅頭には毒が入っているかもしれないと予見すべき義務があるほど、物騒な世の中になったんでしょうか。
私はCさんには占有離脱物横領罪のみとしておきます。
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一、Aの罪責


   実行の着手時期をいつと解するかによるが結果無価  値の立場からは、実行の着手には至ってないと考える  のが自然。なので、Aは殺人予備罪
   行為無価値にたてば、実行の着手があったと考えら  れるので、Bに対する殺人未遂とDに対する殺人未遂 (因果関係がない)の観念的競合か併合罪に。既遂には  ならない。

二、Cの罪責
   饅頭を持って帰ったのは、窃盗罪。電鉄会社の占有  が認められるのでは?
   Dに毒饅頭を渡したが、毒饅頭という認識がないの  で、殺人の故意はない。過失致死も、おそらく予見可  能性は無かったので、成立しない。

結局、殺人犯になる可能性があるのはAということに。
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刑法54条で、Aが殺人犯。

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回答4の補足で


>>しかし実際に人が1人ないし数十人死亡しても殺人罪に問われる人はいないのでしょうか?
たとえばトラックを飲酒運転で運転中、小学生の列に突っ込んで20人死亡させても(故意で無い限り)過失致死止まりなんですよね(確か今の刑法上では…)。
一年半前にも忘年会の帰りに5人ほどの主婦を飲酒運転で死なせた事件がありましたが、たしか過失致死でしたよね?
回答5の補足でCさんには窃盗罪も適用出来るかと思います(でも求刑は重い刑「過失致死」を優先させるのでしたっけ?)
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Aさん、殺人未遂。

うっかり忘れたなら過失致死?故意に忘れたなら殺人罪?
Bさん、運の良い人。
Cさん、過失致死罪。
Dさん、食いしん坊であり被害者。
ですかね。
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公務員試験でやった刑法レベルです。

毒饅頭事件(本当にあったらしい(笑))は相手方に渡した時点で犯罪に着手したとなるとならいました。渡した時点で未遂犯それ以前は殺人予備罪ではないでしょうか。Dさんとの関係ではAさんはBさんを殺す意思があったので構成要件は満たすということで殺人犯?

この回答への補足

Dさんが複数人だったらすごい事になりますよね。
それでも殺人罪に問われる人はいないという事ですか?
Cさんが会社に持っていき、会社の同僚が全員死亡てな事もありえますよね?
最悪の場合、数十人単位で、死者がでる可能性も否めません。Aさんの殺人未遂は解ります。しかし実際に人が1人ないし数十人死亡しても殺人罪に問われる人はいないのでしょうか?

補足日時:2004/06/28 23:03
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多少なりとも可能性があるのはAです。


AはBを殺そうとして、誤ってDを殺してしまったとみることができます。錯誤論における法定符号説の立場にたてばAが殺人犯になりえましょう。
しかしながら、誰も殺人犯ではないというのが適切な処理かとおもいます。
私見ではAに過失致死罪が成立するだけです。

この回答への補足

Dさんが複数人だったらすごい事になりますよね。
それでも殺人罪に問われる人はいないという事ですか?

補足日時:2004/06/28 23:02
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Aさんは、傷害致死(正確なのは別にあると思う)


Bさんは、被害予定者
Cさんは、拾得物横領
Dさんは、食いしん坊

この回答への補足

Dさんが複数人だったらすごい事になりますよね。
それでも殺人罪に問われる人はいないという事ですか?

補足日時:2004/06/28 23:00
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殺人犯が存在するとすればAさんではないでしょうか。


殺人罪の適用には殺意があって殺したことが前提になります。殺意が無く死んでしまった場合は
過失致死もしくは傷害致死などになるはずです。
となるとCさんもCさんの家族も
殺意は無いので殺意があるのは
AさんだけなのでAさんになるのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

Dさんが複数人だったらすごい事になりますよね。
殺人罪に問われる人はいないと言うことですか?

お礼日時:2004/06/28 22:59

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