台風の巨大化はどうして？

過去に比べて巨大化しているようには思えません

温暖になった状態　寒冷になった状態　温度差が大きい状態

そういう状態も考える必要があるかもしれません。
また、｢近年、台風やハリケーンが巨大化｣しているといえるのかどうかも問題です。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1676425.html
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/special/168/index …
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/special/169/index …
台風のデータはどう整備されているのか
http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/feedba …
http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/feedba …
http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/stati …
http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/stati …

もしも、世界や気候などのことに関して｢～～～になるのはどうしてだろう｣という疑問をもった場合は、｢～～～｣そのものについても、｢～～～になるメカニズム｣についても、ほとんどの場合は｢仮説｣｢とりあえずの説明｣｢わかった気になってくれればそれでイイだろうという態度の説明｣でしかなくて、｢本当のことはわかってない｣と思った方がイイです。　そうした可能性も少しはあるかもしれないという程度の理解をして、科学的な解明ができているわけでも、事実が確認されているのでもないということも、忘れないようにした方がイイと思います。

本当に巨大化していますか？

気象に限らす、自然現象にはばらつきがあります。夏にも涼しい日はあり、冬にも温かい日はあります。少々大きなたいふうがあってもそれだけで巨大化しているとは言えません。もう少々傾向を確認した方がよさそうにも思います。

基本的な「天気」の仕組みから学んだ方がいいかもしれませんね。

難しいことではありませんので。

「暖かい空気は軽い」というのはご存知でしょうか。（具体的には、暖かくなると膨張して軽くなったふうに見えるたけですが。）
空気が温まると上昇気流になり「低気圧」（地表付近の気圧が低くなること）になります。この時に雨の原因となる雨雲が発生するのです。

台風は、主に赤道付近の暑い海で空気が暖められることによる激しい上昇気流と海水からの豊富な水蒸気によって出来ます。台風は「低気圧」そのものなのです。台風が弱まると「熱帯性低気圧」等という呼び名に変わったりするのはこの為です。

空気が激しく暖められることによって台風は生まれる訳ですから、巨大化の原因の１つが「温暖化の影響」と考えられるのはこの為でしょう。

低気圧は上昇気流。

低気圧の中心に吹き込む風はコリオリの力で反時計回り（北半球）の渦となります。
この上昇気流を支えるのが海水面の温度。
海水面の温度が高いほど、上昇気流も強くなる。
これが、台風やハリケーンが巨大化する要因。

ちなみに、暖かい空気と冷たい空気がぶつかり合って上昇気流が発生する温帯性低気圧（前線を伴っている）と熱帯性低気圧とは、発生のメカニズムも構造も違います。

台風のエネルギーは大気中の水蒸気です。

地球温暖化により海水温が上昇ており、そのために大気中の水蒸気量が増加しているためだと言われています。