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輸血後移植片対宿主病(輸血後GVHD)の予防として移植前の血液製剤に対して何を行うのですか?
解説もありましたらよろしくお願いします。

A 回答 (2件)

Wikipedia で「輸血後移植片対宿主病」の項を読んでいただいた方が正確な知識が伝わると思うのですが、若干難しすぎる言い回しが多いようにも思います。



輸血後移植片対宿主病とは要するに供血(献血)した人の血液の中のリンパ球が、輸血された人の細胞を攻撃することで起こる病気です。
一番多く行われている、いわば普通の輸血の目的は赤血球を補うことです。
赤血球は他者に対しての攻撃力がないので、それだけでしたら問題が起こることはそれほど多くありません。

問題は供血した人のリンパ球が生き残っていた場合です。
この場合は輸血された人の細胞を攻撃する可能性があるのです。
ただし、攻撃するためにはリンパ球内にあるDNAという物質が元のまま存在する必要があります。
それで輸血する血液(ほとんど赤血球でごく一部だけリンパ球が混じっている)のDNAを破壊することが必要になります。
このため「エックス線」を血液に放射してDNAを破壊することが行われています。

エックス線が放射された血液のリンパ球は、(そのほかの白血球も同時に)DNAが破壊されていて他者を攻撃できないので、輸血後移植片対宿主病を引き起こすことがありません。(リンパ球が死んでいるといってもいいかもしれません)
安全な血液です。
赤血球はもともとDNAがないのでX線の放射を受けて大きく性質が変わるわけではありません。
また、X線が放射されたからといってその血液には放射能が残るわけではないので、その心配をする必要はありません。

ですので普通の輸血の場合はX線を照射することで輸血の安全性がかなり高まると言うことになります。
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この回答へのお礼

なるほど!納得できました。
ありがとうございます!

お礼日時:2015/12/20 10:19

http://ganjoho.jp/public/dia_tre/treatment/HSCI/ …
gvhd治療の全般について載っていました。
gvhdの効果と予防のバランスをとることが難しそうですね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!

お礼日時:2015/12/20 10:17

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