プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

語源で英単語を覚える方法は大学受験に向いていますか?
システム英単語という単語帳で英単語を覚えようとしていたのですがなかなか頭に入ってこないので語源がのっている参考書を買いました。しかし接頭語接尾語を覚えても、それ以外の語の意味がわからなければ意味がないと思いました。
例えば、provincial proが前に、ialが形容詞に と覚えてもvinceが何なのかわからなければ単語の意味も理解できません。
記憶力に自信がないのですが諦めて単語帳で覚えていくのがいいのでしょうか?

A 回答 (2件)

ご質問者さんは、かなり優秀な方だと思います。

私は、学生の時には、そういうことは気が付かなかったのです。単語を分解して覚えれば、英単語は覚えられると思っていました。

ところが、ある時点、覚えた単語が1万語ぐらいを越すようになって、分解した単語などで頭に入っているものは、ひとつもないとこに気が付きました。

pro + vinc+ ial

この説明ができる人はいるとは思いますが、それが、個々の語の組み合わせが、「地方の」という化学反応になる、というプロセスを説明できる人はいるのでしょうか。

語源で覚えるという方式で説明する人は、このような例を持ち出しきます。
precept pre- 前に cept 取る (前もって取る)→ 処世訓
detain de- 離れて、下に tain 持つ、保つ (離れて押さえつけておく)→ 勾留する

私には、こじつけのように思えてくるのです。

でも、私は、ちょっと言いたいと思うのは、precept や detain ぐらいは、まるっと覚えられないのでしょうか?(ただし、これらは受験単語ではありません)

私は、こういう方法は、リスクが大きいように思うのです。
abrupt (突然の)、erupt(噴火)、corrupt(崩壊する)
"rupt"という語源で結びつけて覚えるにしては、脈絡がなさすぎるように思います。

もちろん、私の持っている単語集に、語根が書かれていて、こういう意味だと載っているものはあります。例えば、alb =白, andr=男, bi =生物, gen =遺伝子
でも、それは分野が限られているものです。必ず、そういう決まりで使われる単語があるわけで、そういう特定の分野があるということだけなのです。

そうでもなければ、私のハンドルの元、Wind+Fall ぐらいなら、
「風が吹いて、りんごが落ちる」 ->棚からぼたもち
と結びつきますが、そんな単語は数少ないのです。

もう一つ、リスクの高いのが語呂合わせなのです。
「あぐり(吉行)さんは、ugly だ」というのは笑い話でいいけれども、度が過ぎるものもあります。「solemn (ソ連)は、厳粛な国だ」とやってしまったら、それは、もう越えてはいけない部分を超えていると私は思うのです。

solemn と言ったら、"The priest read a solemn invocation in the new church." とか、宗教的なものを思い浮かべます。私たち外国人には、想像できないものもあるものの、なるべく近い所まで近づこうと試みます。

また、add -> addition -> additional こういう覚え方をしてよい、という人がいますが、add は、基本単語として、
addition は、It is hot, in addition, is muggy. というように覚えられないかなって思います。

これらの欠点は、英単語に別のイメージを持たせてしまうという問題点があります。

ところで、『システム英単語』は、覚えられませんか?
ミニマムフレーズというもので、覚えやすいように工夫されているはずですが、それでもうまくいきませんか?

単語帳の使い方というのは、まるっきり知らない単語がずらずらと出てくるものよりも、ある程度(6割り程度)知っているものを確認していく、というスタイルのほうが効率がよいのです。市販の英単語帳そのものは、勢いをつけて、長くても3ヶ月程度で終わらせてしまう、という方がよいようです。

受験で効率よく覚える方法は、単語集から、覚えたものをどんどん減らしていく方法を取っていくのが、楽で早いのです。
1回目ぐらいで、2割はすぐに覚えられるもの。10回やっても、1~2割は、覚えないもの。その残りは、4~5回の内には、未知だった単語が、未知ではなくなっています。6回過ぎくらいで定着してきます。得てして、ネガティブな部分ばかりを気にして、覚えたものに意識がいっていないこともおうおうにしてあります。

もう一つは、結果を早く求めすぎているということもあります。英単語をいくら覚えても、ほとんど試験の点数には反映してきません。しかし、ある日、英文読解が苦にならなくなっている時に気がつくのです。毎日、規則的に単語をチェックしていく、そんな作業の毎日が次に繋がるのだと思います。
    • good
    • 6

実際にやってみると、英検1級以上の難しい単語が語幹から芋づる式に見つかります。

つまり大学受験に使わない単語を覚えるならある程度効率的かもしれません。また語感の意味は時代とともに変化したり、他言語を経由したときに変化したりして対訳のように覚えていると、なかなか単語の意味に行き着かないこともあります。
例えばよく出る接頭辞などから、単語を集めてみて覚えるのはいいかもしれませんし、あ、なるほどなと思ったものは覚えれると思いますので、あまり深入りしなくていいのかなと思います。

おしめしのprovincial
http://www.etymonline.com/index.php?allowed_in_f …
late 14c., "pertaining to a province," from Old French provincial "belonging to a particular province (of friars)" (13c.), from Latin provincialis "of a province," from provincia (see province).

でprovinceに飛んで
http://www.etymonline.com/index.php?term=provinc …
province (n.)
...usually explained as pro- "before" + vincere "to conquer"...

vincereから来ていて、to conquerという意味があるらしいということがわかります。ではこのvincereを語源として持つ単語は、
http://www.etymonline.com/index.php?allowed_in_f …

どうでしょうか、上がっている単語覚えれそうでしょうか? 覚える必要があるでしょうか? 私は判断できませんので、、、ご本人の判断に任せます。

なお単語は例文を使って覚えたほうが効率がいいです。また読む量を増やし、怠らずにわからない単語は辞書を引くのを繰り返すと覚えれるもんです。なので単語を覚えることだけを必死にやるより、それはどちらかと言うと補助的なこととしてやって、どんどん英語を読めばいいかと思います。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!