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維摩経を書いた維摩居士という人はどういう人なのでしょうか。
商人だったとありましたので商人という人がどういう人かはわかります。
商人以外にどういう人なのかお知りの人がいましたらお教えください。
維摩経の中の維摩居士ではなく、実在の維摩居士の人となりを知りたいです。

A 回答 (1件)

釈尊在世に中インド跋闍国(ばつじゃこく)の離車族の首都毘耶離城に住んでいた大富豪。


維摩経によると無量の諸仏を供養し、大乗仏教の奥義に通達し、仏法流布に貢献したと言われている。
また非常な雄弁で、巧みな方便でよく衆生を教化した。
ある時維摩居士(維摩詰)が病気になり見舞いに行くことになったが、舎利弗・目連・迦葉等は論破される
事を恐れ辞退した。そこで文殊師利が舎利弗等を伴って見舞いに行き維摩居士と大乗の妙理について法論を
行ったという。

維摩経は維摩居士を中心人物として、維摩居士の所説に託して大乗の方等部を説いたものであるが、
そのうち見阿閦仏品第十二では、釈尊が舎利弗の質問に答えて、維摩の本地は阿閦仏すなわち無動
如来の浄土妙喜国であると述べている。

しかしながら、日蓮大聖人は本経の中で成仏に対して二乗不作仏を説くとして、維摩経を不成仏の
教えと破折している。(開目抄参照)

私的な考察であるが、相当な碩学の人であったようです。しかしながら、維摩経は方等部に属する
経典であり、未だ法華経が説かれていない時点の教えで、その時点では『成仏の法』さえも明かされていない。
維摩居士が法華経の説法を聞けたがどうかについては記述がありません。
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この回答へのお礼

素晴らしい回答ありがとうございます。
私が知りたいことが全て書いてあります。大変感謝いたします。
今まで調べた中で日蓮大聖人のことを誤解していたようです。いい人ですね。
維摩経を読もうかどうか迷っていたのですが、読まないことにします。日蓮大聖人を信じます。
碩学であることはよいとは私は思いません。碩学であるゆえにわからないこともあると思います。
成仏とは何なのでしょうか。今日本は言葉と言葉の意味が合わずに話している方が多いです。それに似ている気がします。
ありがとうございました。

お礼日時:2017/01/04 16:35

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