プロが教えるわが家の防犯対策術!

古い橋の上を走っている在来線の騒音に困っています。ちょうど25Mレールのつなぎ目があるようで、ガタンゴトンという音が激しく、家でTVの音も聞こえません。問い合わせると橋の上はロングレールが出来ないといわれ、又つなぎ目の溶接もレールの性質上伸縮が想定され、せり出しのおそれがあるといわれました。橋は25M以上あります。なにかこのつなぎ目の騒音を和らげる方法はないのでしょうか?そして何故橋の上につなぎ目のないロングレールはつかえないのでしょうか?よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

 ロングレールはご存知のように細かな継ぎ目のないレールで、


数百メートル単位に伸縮継ぎ目があるだけです。

●ロングレールと温度伸縮
  レールは温度により伸び縮みします。通常の25m長のレールでは、
 継ぎ目に隙間を設けて、伸び縮みを調整しています。
 しかし、ロングレールの場合継ぎ目がないため、
 伸縮継ぎ目以外の部分では、力(内部応力)として蓄積されます。
  温度が低いときはよいのですが、温度が上がりレールが
 伸びようとすると、レールに強い圧縮力(押しつける力)が働きます。

  レールのような細いものに、強く押しつける力がかかるとどうでしょう?
 「ぐにゃぁ」と横にはらみだしてしまうのが想像できるかと思います。

●ロングレールの適用条件
 この現象を避けるため、ロングレールを使う場合には、
  ・強固な道床(バラスト)
  ・重量のあるコンクリート(PC)枕木
 これらを用いて、レールが横にはらみ出さないように、
 強く固定しておく必要があるのです。

 ところが、古い鉄橋などでは、無道床橋梁と言って、
 バラストがなく、鉄橋の上に直に枕木を置いている橋があります。
 このタイプの橋では、木製の枕木を橋に軽く止めてあるだけなので、
 とてもロングレールは使えないのです。

●最近の橋
 最近といっても昭和後半ですが、比較的新しい橋は
 コンクリート製のものが増えています。
 鉄の橋と違い、コンクリートで床を作った上に、強固な道床を作り、
 コンクリート枕木を並べていますので、ロングレールの使用が可能です。
 (そもそも鉄の橋と違い、そんなに音も響きません)

 古い橋の場合も、コンクリートの床を設けて、バラストが
 敷ければいいのですが、重量が増えてしまって、
 橋がもたなくなってしまうので、そう簡単なわけには
 いかないようです。
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 #1です。


 線路構造の問題はおわかりいただけたでしょうか。

●騒音を規制する法律がない
 では、次に改善するための手法なのですが、大きな問題として、
 ★在来線に関する騒音規制の法令は事実上存在しない★
ということがあげられます。
 騒音規制法は、工場や自動車騒音に関する法律であり、
鉄道は対象外。新幹線に関しては別途縛りがありますが、
既存の在来線については騒音規制に関する法律がありません。

●なぜ、在来線は対象外なのか
 新しく住環境の中に新設された新幹線などとは違い、
在来線は過去から存在するインフラであり、いわば、
「既得権を持っている」と考えられます。
 乱暴な言い方をすると
「うるさいのが最初からわかってて、そこに住んだんだろ?」
という考え方ですね。
 逆に、在来線でも、新規に建設する場合や、
大規模な改良を行う場合については、それなりの指針があり、
騒音規準が定められています。

 もうひとつは、古いインフラを突然新しい法律で締め付けてしまうと、
技術的にも・経営的にも鉄道事業者に過大な負担がかかり、
避けているものと思われます。
 実際問題、薄利多売の鉄道事業者に騒音規制をクリア
させようとすると、経営は破綻してしまうでしょう。
国からの補助金を出すなど、法的なバックアップがないと
簡単には片付かないものと思います。

ですから、現状では騒音を抑えるための方法論はあったとしても、
法的な義務もないので金の出所がない、
ということになります。

なんらかの形で、法的な規制や改善のための
バックアップ体制が整えばよいのですが・・。
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古い橋と言うことなので、何らかの都市計画か、河川に掛かっていれば河川改修工事と言うことで、橋自体が改築工事を請けて変わることがあれは良いですが、


それ以外では線路側の改修は難しいでしょう。

そうなると、他の方の書き込みにあったように、線路の近くに、防音壁を設置してもらうか、住宅の防音工事を実施するしかないと思います。

新幹線の場合ですと、新幹線の騒音振動問題で裁判が行われて、住宅への防音改築工事等が行われたのですが
在来線の場合には、青森県の津軽海峡線(津軽線部分)の騒音振動問題で裁判が起こされて、沿線住民と青森県とJR側との話し合いで防音壁の設置を実施したと言うことはあります。

騒音を訴えている近隣の住民が集まって、自治体に相談をして話し合いをしてもらうか、住民が集まって訴訟を行うという方法があります。
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家を防音対策する。



周りの住民などといっしょに鉄道会社に
申し上げれば費用の一部を負担してくれるかもしれません。
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