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古典のかぐや姫の昇天から
帝への手紙に添えられた和歌にはかぐや姫のどのような気持ちが記されているのか
教えてください!

A 回答 (1件)

はじめまして、


「いまはとて 天の羽衣 着る時ぞ 君をあはれと おもひいでぬる」という歌ですね。

この前にかぐや姫は「かくあまたの人を賜ひて留めさせ給へど、許さぬ迎へまうで来て、取り率てまかりぬれば、口惜しく悲しきこと。宮仕へ仕うまつらずなりぬるも、かく煩わしき身にて侍れば。心得ずおぼし召されつらめども。心強く承らずなりにしこと、なめげなる者におぼしめしとどめられぬるなむ、心にとまり侍りぬる」
といっていますね、

これを現代語訳すると「このように沢山の人々をお遣わしくださり、わたくしをこの地上に留めようとしてくださいましたけれど、拒みきれぬ迎えがまいりまして、わたくしをつかまえ、連れてまいりますのは、残念にも悲しいことでございます。宮仕えをいたしませんでしたのも、こういう、わずらわしい身の上だったからでございます。さぞご不快におぼし召したことでございましょう。強情にお言葉に従わなかったことを、無礼な者よと思いこんでいられるであろうことが、わたくしにも辛く心に残ります」ですね。

ですから最初の歌を訳するとすれば「今はここから去らねばならぬ身と覚悟して、人の心を失うと言う天の羽衣を着る時か来たのですが、それでもこの時になって、帝をお慕いする気持がしみじみと思いだされてしまうのです」となるようです。引用先は下記です。

私の好きなかぐや姫 ~竹取物語の世界~ かぐや姫が残したもの
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この回答へのお礼

とても分かりやすく、丁寧なご回答ありがとうございました!

お礼日時:2017/05/19 15:03

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