クラミジア、不妊、ＨＩＶについて

現在クラミジアの治療中ですが
どうも自分は長い間クラミジアの感染を気づかなかったらしいのでとても不安です。
クラミジアが原因で不妊になるというのを聞きましたが
膣でクラミジアが無くなっても子宮や卵管等に残ってしまう事はあるのでしょうか？オリモノを検査してそのことは分かるのですか？（感染から時間が経ってるようなので内部まで感染してるのではと考えてしまいます）
もし子宮や卵管、卵巣に入り込んで炎症を起こしてたら痛みとかあるのでしょうか？それはどのような痛みですか？
クラミジアなどの病気になるとＨＩＶにかかりやすいというのも聞きましたがそれはどうしてでしょうか？

No.3 ベストアンサー 回答者： noname#2787 回答日時： 2001/09/07 14:38

ご質問に順番に回答していきます。

（１）膣でクラミジアが無くなっても子宮や卵管等に残ってしまう事はあるのでしょうか？

あります。というか女性の場合は検査をしてクラミジアの局在が調べられるのは子宮口までです。それ以上（奥）の部位には直接の有無を調べることはできません。卵管に強い炎症をきたせば卵管閉塞を起す場合があり不妊症の原因となります。

（２）オリモノを検査してそのことは分かるのですか？

オリモノの検査と血液の検査をすることで感染の状況を推測することになります。場合によってはCTなどの画像検査や内視鏡検査も必要になる事があります。

（３）子宮や卵管、卵巣に入り込んで炎症を起こしてたら痛みとかあるのでしょうか？

痛みや熱を伴う場合と全く症状がでない場合に分けられます。もっとも重篤なのはクラミジアによる腹膜炎でこれは激烈な症状を伴います。いずれにしても適切な治療を受けてみえるのであれば、過敏に心配されることはありません。

（４）クラミジアなどの病気になるとＨＩＶにかかりやすいというのも聞きましたがそれはどうしてでしょうか？

私は患者さんに説明する時『紙やすりと塗料』と説明しています。
従前の感染症によって粘膜が障害されていると、粘膜の防御機構が弱められバリアがなくなります。その抜け穴を使って感染力が弱い病原生物が体内に侵入するわけです。これはツルツルの表面で塗料がのりにくいところに紙やすりでとっかかりを作れば色が塗れる原理と同じです。とくに子宮口の入り口部分は若い女性だと元々粘膜が露出していて直接接する機会が大きくなるからでもあります。

クラミジアについては後遺障害を残すこと、本人の自覚に関わらず病状が進む事があるため、特に慎重な治療が必要ですから、主治医の先生によく相談されるとともに、その指示には十分慎重に従われるようアドバイスさせていただきます。専門は婦人科です。もしものことを考えると、感染症について泌尿器科や感染症内科と十分な連携を持てるところが望ましいですが、多くの婦人科医は十分な情報を持っていると思いますので、まずは現在の婦人科の主治医に相談してくださいね。

この回答へのお礼

とても分かりやすい説明でした
ありがとうございました

お礼日時：2001/09/17 04:37

No.2 回答者： kobecco 回答日時： 2001/09/07 13:14

現在クラミジアを治療中とのことですが、開業医に通院されているのですか。

通院されているのから、その医院で不妊との関係について尋ねてみるのが一番です。

それとも、性病科や婦人科へ行くのはためらいがありますか。もし、そうだとしても、ぜひ思い切って専門医にご相談ください。

もし、あなたがこのOK Webでの回答で、「何も心配なさることはありません」という「専門家」からの「自信あり」の回答があれば、それで納得して安心されますか。

そんなことはないでしょう。

何も恥ずかしがることはありません。医者はごく淡々とあなたの症状や悩みについて処理してくれます。できれば、複数の医者に相談してみることをお勧めします。

No.1 回答者： yasya 回答日時： 2001/09/07 09:41

某出産雑誌の情報なのですが、

クラミジアに感染すると、おりものが淡黄色になり、量が少し増えますが、際立った自覚はないそうです。
放っておくと、膣から子宮、さらには卵管や卵巣への感染が広がり、
炎症を起こすことがあります。
酷くなると、軽い不正出血や下腹部痛などの症状があらわれることがあるそうです。
また、慢性化すると子宮や卵管に癒着が起き、
卵管炎まで進むと不妊症や子宮外妊娠の原因になることがあります。

過去にクラミジア感染があれば、血液検査でクラミジア抗体の増加が見られますが、これは特に心配ありません。
現在、活動しているかどうかの判定は、
子宮頚管の分泌物で、クラミジア抗原検査を行います。
出産までに治しておかないと、
赤ちゃんが産道感染して、結膜炎や
肺炎を起こすことがあります。

とのことでした。
ＨＩＶについてはよくわかりませんが、
妊娠初期に検査を行うと思いますので、
それほど心配しなくても大丈夫だと思いますよ。