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カムイ外伝は、4巻目(最近のものでなく、少し前の単行本サイズでは)から、急に劇画調に画風が変るのはなぜでしょうか?
 当時、劇画がはやっていたのもあるのでしょうか?

今でも、ストーリーはつづいているのでしょうか?

ご存知の方、よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

カムイ伝好きなので経験者



<カムイ外伝は、4巻目(最近のものでなく、少し前の単行本サイズでは)から、急に劇画調に画風が変るのはなぜでしょうか?
 当時、劇画がはやっていたのもあるのでしょうか?>



カムイ外伝は最初サンデーに連載されていました(月一連載だったような)。そこで第三巻(これは文庫本のサイズです)までが連載され一応終わりになっていました。カムイ伝(連載はガロ、単行本の出版は小学館)も第一部が完結して、長い間休載していました。16年くらいだったような気がします(年数は良く覚えていませんが10年以上は休載していました)。ちなみにこれは作者の白土三平氏が最初の描こうと思っていた物語(アイヌ民族を織り交ぜた話)と離れてしまったからです。そのため失望の念もあり長い間封印していました(体調不良も有り休養をしたりしているうちに、千葉に移り住み内房のほうで漁業に興味を持ちます。もともと野生的な知識が相当なある人のため、好きだったのでしょう。その後相当な取材(漁業も含め)を重ねていきます)。そしてやっと再開できると踏んで(構想がまとまって+自分自身のライフワーク=完結させなければならない(生涯付き合って、描き続ける漫画))、ビッグコミックに連載誌を写し連載を再開しました。何故、ビッグコミックかと言うと、カムイ伝休載期間中にビッグコミックで神話伝説シリーズと言う漫画を作者が描いています。この作品は作者にとって非常に実験的な漫画でした。それを連載させてくれた小学館(ビッグコミック)に恩を感じています。それも再開のきっかけの一つです。これが無ければカムイ伝(外伝)は一生読むことができなかったかもしれません。カムイ外伝は最初のころはやはり手塚調の時代(手塚調を否定しているわけではありません)ですから、この方が良いというかこの様に描かなければいけない時代でした。その良い例としてゴルゴ13等の作品を描いているさいとう・たかを氏も最初は手塚調です。外伝の三巻(旧小学館文庫サイズ)まではその時代です。その後時が流れて青年漫画(劇画)の認められる時代になります。そこで今までの作風から徐々に変わってきていた画で、カムイ外伝を描いています。そのため4巻目からは画の質が変わっています。劇画がはやっていると言うよりかは、手塚調が流行っていてそちらにあわせていた感じです。カムイ伝の第一部の後半を見ると現在につながる画の感じが少しはいっています。また最初のころは小島剛夕氏が主に作画スタッフとしていましたが、ビッグコミックに連載誌を移してからは、白土(本名岡本登だったような)氏の弟岡本鉄二氏だけが製作スタッフ(赤目プロダクションの)です。小学館文庫(普通の単行本サイズのカムイ外伝でも収録されているのは同じ=図書館などにおいてあるようなほうでも同じ)はカムイ外伝の休載する前のものと、休載後のものをまとめて出版しているのでそのように不思議がる人も多いのです。一番最初のカムイ外伝は全二巻で単行本サイズになってでています(そのほかに虫プロ版の廉価版が有ります)。


<今でも、ストーリーはつづいているのでしょうか?>
続いています。カムイ外伝は再開するかどうかは分かりませんが(ビッグコミック本誌では途中から第三部という表記になっていたというような話を聞きますが本当かどうかは分かりません)、カムイ伝第三部は再開する可能性があります。私が小学館のビッグコミック編集部に聞いたところ、もう4、5話はできているそうですが作者がまだ再開を望んでいないので再開をさせていません。万全の体制で臨みたいのでしょう。また現在刊行されているカムイ伝全集の案内にカムイ伝近日連載再開予定という言葉が載っていました。近日と言うのはないにせよ全集が刊行し終わるころには再開するのではないかと私は考えています。とても楽しみです。

ちなみに私はカムイ伝の最初からリアルタイムで読んでいるものではないので(私は高校生なので)確証のあるところもありますが、他の本で読んだようね事もここで書いていますので100パーセント確実かどうかは分からないです。

単行本情報
カムイ伝・・・GC版全21巻 文庫版(旧・新共に)全15巻
カムイ伝第二部・・・GC版全22巻(140ページほど雑誌連載時のものが未収録) ワイド版全10巻(GC版19巻くらいまでカムイ伝第二部連載再開(ちょくちょく休載しています)にあわせ発行)
カムイ外伝・・・虫プロ版全2巻 GC版全2巻 旧文庫版全19巻 文庫版全12巻? ビッグコミック版全20巻
他にもあるかもしれませんがこのあたりでは知っています。
長々と失礼しました。 
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この回答へのお礼

 詳しい説明どうもありがとうございます
とても参考になりました。

お礼日時:2006/05/07 12:23

単にインターバルがあったのでは?カムイ伝も途中から劇画タッチに変わります。

(若干)
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外伝と銘打っているからには、もともとカムイ伝があるのはご存知ですよね?


1964年ガロで連載開始されたわけですが、ガロという雑誌は一般誌では受け入れてもらえないテーマ作品を数多く受け入れた事で有名な雑誌です。
ガロは手塚派とは違い、どちらかといえば劇画が多かったでしょう。
カムイ伝は当初より劇画そのものです。

対して外伝は翌年1965年少年サンデーに連載されました。対象年齢が低い雑誌への掲載ですから、画風を変えた事が容易に想像できます。

その後、外伝の掲載が同じ小学館のビッグコミックに移りました。対象年齢が上がったので、元の劇画調に戻したのだろうと想像できます。

現在、カムイ伝は第二部までが終了していますが、第三部を構想中と作者が語っています。そして、第三部で完結とするとも。
外伝もカムイ伝が続く限りは執筆されるのではないかと思います。
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この回答へのお礼

参考になりました。
ありがとうございます。

カムイ伝も知っていますが、主人公がカムイとついているのですが、主人公が全編に渡ってでないので、カムイ自体をさがすのが、大変でした。 それで、全部まだ、読んでいません。
 
 ガロも知っていましたが、雑誌自体はよんだことはないです。
 あくまで単行本で、サスケやワタリなどといっしょのレベルで(今も)読んでいます。

お礼日時:2006/05/06 21:26

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