プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

学生です。
まもなく定期考査があるのでそれにかかわって質問させてください。
灰色の月の後半場面。少年工が「どうでもかまわねぇや」という場面があります。そのあと文章は
ー少年工のこの独り言は後まで私の心に残ったーと続きます。
ここで、こんな問いがあります。
「- -についてこれはなぜか説明せよ」
どう答えればよいでしょうか?

因みに
私は 少年工→生きることなど「どうでもいい」
   主人公:ひところとは人の気持ちもだいぶかわってきたようだ→未来への希望を持った
      :暗澹たる気持ちのまま電車を降りた→未来への希望を再び失った

のように考え、

他人を思い遣る余裕がある時代になったと思ったのも束の間、まだ未来ある筈の少年が、生きることを諦めているのに衝撃を受け、未来への希望を再び失ったから。

と解答を作りました、

A 回答 (1件)

問題の焦点は「もたれ掛かってきた飢餓寸前の少年工の肩を無意識とは言え押し返した自身の行動」にあります。

また、作者も含め誰の中にもこうした冷酷さは潜んでいることに、さらには自身さえもそうである事に気づいている「少年工」の捨て台詞は、ある意味で「人間の真実」を見据えたものとして作者には印象的です。立場が変われば彼だって同じ行動をするわけです。戦後という時代状況とは関わりない人間そのものへの関心がこの作品の創作背景です。

一般には、死にそうになってもたれ掛かって来るなら助けをさしのべるのが人間とされるが、それでも不快感や迷惑だという感じは免れない。人間が矛盾を抱えて生きて行かざるを得ない存在である事を、まだ年若い少年が自覚している事に衝撃を受け暗澹たる気持になるが、一方その少年に改めて人間について考える契機を与えられ親近感を感じたから。
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