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ボランティアについて論文を書く機会に恵まれ、今構想を練っています。テーマは、いかにしてボランティアを根付かせるか、というものです。しかし、これまで「ボランティア活動は必要である。」ということを前提に考えていたため、いざ書くとなると、その必要性について上手く説明することが出来ません。

(1)無償性に意味がある。(老人ホーム慰問など。)
(2)営利を望みにくい。(捨て犬の保護など。)
(3)人手が不足している。(災害の被災者支援など。)
上記のように、具体例別に考えると、その存在意義を見出すことは可能です。

しかし、全てに共通する必要性となると、いまいちピンときません。
ボランティアはなぜ必要なのでしょうか。アドバイスをお願いいたします。

A 回答 (4件)

こんにちは。



ちょっと袋小路の先の議論に陥っているようですね。
そもそも、何でボランティアという物があるのか考えるといいかもしれません。

もし、必要なあらゆるサービスが行政から、あるいは企業から利用可能な価格で提供されるのであればボランティアは成立しませんよね。

この前提のどこかが崩れているからボランティアの出る幕があるのではないでしょうか。

サービスを提供する側では、今の日本の社会では、企業なら採算性が問題になるでしょう。
行政サービスも近頃は行革ばやりで、金のかかる事は一切やらないと言ってますし。

サービスを受ける側では、収入、資金力が問題になります。

ついでに、必要なあらゆるサービスがボランティアで提供されるとどういう社会になるか考えるといいかも知れません。
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この回答へのお礼

さっそくのご回答ありがとうございました。簡潔ですが、こんな感じにまとめてみました。

採算性・財政面で企業・行政によるサービスが期待できない分野がある。また、有償のサービスでは、資金面で享受が困難な社会層も存在する。
ボランティア活動は、こうした問題を解消する手段として重要な役割を担っている。

>>必要なあらゆるサービスがボランティアで提供されるとどういう社会になるか考えるといいかも知れません。

この部分については、自分なりに考えてみました。

資本主義によれば、ほとんどの分野で適正なサービスが提供される。しかし一方で、不採算部門の放置・社会的弱者の発生といった弊害が生ずる点は否めない。
従来は行政がこうした問題に対処していたが、財政面での負担が大きく、その限界が指摘されている。
そこで、こうした問題に対する有効な手段の一つとして、ボランティア活動への期待が高まりつつある。

誤解がなければいいのですが…。

大変参考になるご意見を、本当にありがとうございました。

お礼日時:2004/10/11 14:20

ボランティアはなぜ必要か、と言うと、社会的需要があるから、だと思います。


ではなぜボランティアをするか、と言えば、自分の行動に自己満足することがタダで出来、感謝されることで自尊心を満たせるから、だと思います。
ここのサイトで懇切丁寧に教えて下さる方も、立派なボランティアですよね。人のお役に立つのは嬉しいものです。それも自宅で気が向いた時にだけできる、気楽なボランティアですからね。
ボランティアと言ってもいろいろなので、あるいは的外れな回答になるかもしれませんが、参考までに。

今は個人でお願いする場合は、全く無償のボランティアというのはあまりないと思います。交通費や食事代程度の負担をすることが多いし、場合によっては最低賃金程度の報酬を求められることもあります。
ではなぜ素人のボランティアに頼るのか、シルバー人材センターあたりで雇えばいいじゃないか、ということになりますが、ここらへんの兼ね合いは難しいところです。
障害者の作業所で昼食を作るボランティアをしばらくやりました(検便もしました)。喜んでもらえるので張り合いはありましたが、もしガソリン代も出ないのだったら、すぐやめたと思います。
戸袋の中にスズメ蜂が巣を作った時、保健所の方が「ほんとは高齢者世帯だけが対象ですが」とボランティアさんを派遣してくれました。そのとき「薬代と交通費ということで1500円負担してもらってます」と話され、「全くタダだと長続きしてもらえないんですよね」とすまなそうに言われたのには深く納得でした。結局そのボランティアさんの処置では一時しのぎにしかならなかったのですが、とても心強い思いをしました。
ボランティアさんに助けられた人は、そのありがたさを忘れられないと思います。感謝してもらえるのは素直にうれしいと思います。
必要とする人にうまくピッタリのボラさんが見つかると、お互いとてもハッピーですけどね。
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この回答へのお礼

さっそくのご回答、ありがとうございました。

「なぜボランティアをするか」という点をスタート時点とすると、精神論的な話になってしまい、論文としては難しそうですね。

やはり、社会的需要があり、その解決手段としてボランティアが存在する、という流れで考えるのがいいですね。

余談ですが、お話を伺って、私も一度ボランティアをやってみようと思いました。自分の出来るボランティアを捜してみようと思います。

体験談を踏まえたお話を聞けて、大変参考になりました。本当にありがとうございました。

皆様、大変参考になるアドバイスをいただき、本当に感謝しております。皆様にポイントを発行したいところですが、その点についてはご容赦下さい。ありがとうございました。

お礼日時:2004/10/11 15:10

 こんにちは。



 まず,根本が今のボランティアの定義と違ってますね。ボランティア=無償というのは,過去のことで,今は有償(勿論,無償に近いですが)でもボランティアに分類されるものもあります(例えば実費負担とか交通費負担とかですね)。

 以上は余談としまして,考え方が逆だと思います。「ボランティアはなぜ必要なのか」ではなく「必要があるからボランティアがある」ということから考えた方がよいと思います。

 「企業=利潤の追求」は当然ですが,「行政=行政改革(公から民へ)」が今の流れですよね。ところが,もともと民と公の隙間の事って一杯あるわけですね。つまりどちらも手をつけてこなかったことですね。当然これからも「企業」はしないでしょうし,「行政」は国も自治体も破産状態ですから,経費削減に必死です。そこで登場するのが「ボランティア」ですね。「企業」と「行政」の隙間を埋めることに意義を見出し,活動されるわけですね。
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この回答へのお礼

さっそくのご回答ありがとうございます。

ご指摘の通り、「ボランティアはなぜ必要か」をスタートにしていたため、キリスト教精神が云々といった、全く違う方向に進みそうになっていました。

むしろ、必要性自体が問題なのではなく、手段をいかにするか、ということから考えるべきでした。これまでも必要性はあったのですよね。

端的で参考になるアドバイスをありがとうございました。

お礼日時:2004/10/11 15:01

順序が違うように感じます。



活動の内容と関係なく「ボランティア活動」
そのものが必要とされているわけじゃないですよね。

様々な社会的な問題、改善した方がよい事柄がある
         ↓
人々が集まってそれを解決するために活動を起こす必要がある
         ↓
その活動の一つの種類として、各人が無償で参加する
「ボランティア」という形態が望ましいものがある

という流れではないでしょうか。

「具体的な活動内容なんぞはどうでもいいけれど
 兎に角ボランティア団体を設立する必要があるんだ!」
なんてものではありませんよね。

「なぜボランティアが必要なのか」というよりも
「どのような活動を行う際に、ボランティアという形態が望ましいのか」
そして
「ボランティア活動を行う事で解消・改善できる社会問題はこんなにあります」
という流れで持っていくのがいいんじゃないでしょうか。
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この回答へのお礼

さっそくのご回答、ありがとうございました。

あくまでボランティアという形態はひとつの選択肢であって、問題の種類に応じて解決方法は選択していけばよいということですよね。

やはり私の考え方の筋道に間違いがあったみたいです。

「様々な社会的問題・改善すべき事項が存在する中で、ボランティアによる解決が期待される分野は多数存在する。具体的には○○…。これらの問題は、△△や××という理由で、いずれも営利組織や行政による解消が期待しにくい。云々…。」といった形で書いてみます。

私の間違いを端的に指摘していただけたので、大変ためになるご回答でした。ありがとうございました。

お礼日時:2004/10/11 14:47

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