プロが教えるわが家の防犯対策術!

フィルムカメラ、オリンパスOM-2のピントが合いません。

50mmf1.4で撮っているため、盛大にボケます。
ファインダーで覗いている時は人を認識出来るのに、プリントしたら人がいる、くらいにしか写っていないのは何故なんでしょうか。

デジタルカメラだと、ピントがあっていなければファインダーでもぼやけてますよね。

質問者からの補足コメント

  • お写真なくてすみませんでした

    「フィルムカメラ、オリンパスOM-2のピン」の補足画像1
      補足日時:2018/05/09 19:34

A 回答 (10件)

月刊アサヒカメラ1976年3月号の「ニューフェース診断室」が、オリンパスOM-2を取り上げて詳細なレポートを掲載している。



同誌の302ページの記述にもとづいてご質問のいくつかの問題点について考察してみる。

まず、フォーカシング・スクリーンが何らかの原因で表裏逆になっているために問題が発生しているのではないかという指摘について。

同誌では、断面図のイラスト入りでファインダー光学系について解説しているが、ピント板はプラスチック製で、上面がピント面になっており、下面は中央の円内がマイクロプリズム、それ以外の部分はミリあたり20本のフレネル溝が刻まれているとレポートしている。

通常、フォーカシング・スクリーンを上下逆に取り付けるということは考えにくいことであるが、もしも万一それをしてしまったらこの質問のような現象が発生するのであろうか?

ピント板が裏返しになってピント面が下側になったとすると、レンズの光学中心からピント面までの距離は本来よりも短くなり、レンズの光学中心からフィルム面までの距離の方が相対的に長いことになる。この状態で手前の人物にピントを合わせてシャッターを切ったとすれば、出来上がった写真では人物よりも手前にピントが来ていなくてはならない筈である。ところが、質問者が提示しているサンプル写真では後方の樹木にピントが合っているので、フォーカシングスクリーンが裏返っているのではないかという仮説は物理的にみて当てはまらないことが明らかである。

ちなみに、No.7の回答者氏がフォーカシングスクリーンがずれている可能性を指摘されている。しかし、上にも書いた通り、ピント面がレンズの光学中心に近づけば、そのピント面を使ってピントを合わせる限り、フィルム上に投影される画像では撮影者が意図したよりも手前にピントが来た写真になる。

次に、撮影者の視力の問題について考えてみる。

質問者氏の補足コメントによれば、視力は1.5であるという。「ニューフェース診断室」の記述によれば、OM-2のファインダーを覗いたときのピント面とメーター指針の表示は、撮影者から見て前方3.3メートルの位置に見えるように、また、シャッター速度の目盛り表示は前方10メートルの位置に見えるように設定されているそうである。

これは当時の他社の一眼レフカメラのファインダー内表示に比べても遠い位置であり、撮影者が老眼の進んだ高齢者であっても見やすいファインダーであると診断室では好意的に評価している。

また、手ぶれが原因ではないかという指摘をしている回答も見受けられる。しかし、質問者が掲載しているサンプル写真を見る限りでは、確かに若干のブレが見受けられるものの、それが今回問題となっている人物のボケの原因でないことは明らかである。

ここまで、アサヒカメラの技術記事・質問者氏の質問及び補足の文章・提示されたサンプル写真をもとに、いくつかの仮説は排除できたことになる。よって原因はこれら以外にあると考えるべきである。

原点に戻って、質問者氏が何を知りたがっているかを見直してみる。

質問タイトルでは「ピントが合いません」というのがポイントとなっている。また、質問本文では「ファインダーで覗いている時は人を認識出来るのに、プリントしたら人がいる、くらいにしか写っていないのは何故なんでしょうか」と疑問を呈している。

No.3の回答者は故障の可能性を示唆している。確かに可能性としてはあり得る。しかし、本当に故障しているかどうかは、質問者が提示している情報だけからは判断できない。質問者が書いているようにフィルム屋(行きつけのDP店のことか)に実機を見てもらって相談すべきであろう。

私は上記以外の考えられる可能性について書いて質問者に自己診断をしてもらいたいと思う。

一般にマニュアルフォーカスの一眼レフカメラを使い慣れていない人は、ピント合わせのコツがつかめなくて、レンズの距離リングをやたらにぐるぐると廻すばかりしがちだ。視力が悪いわけではない。一眼レフのファインダーの見え方に馴染んでいないので、どこにピントが合っているかが分かりにくいだけである。慣れるに従ってピントの位置がわかるようになってくる。

さらに言えば、レンズの距離リングをどちらに回転させればピントが前に来るのか後ろに行くのか、どれくらいの角度回転させればピントがどれくらいの距離だけ変化するのかといった事も、練習を重ねて無意識に手が動くようになっていないとスムーズな撮影はできないものである。オートフォーカスの機能に慣れてしまっていると、マニュアル撮影をこなすために最低限のトレーニングが必要である。

サンプル写真を見て気になったのは、この場所はかなり暗かっただろうなという事だ。うっそうと繁る林の中で、わずかな木漏れ陽だけが女性の髪に当たっている。直射日光が降り注いでいる広い場所と比較すると、光線の量はおそらく8分の1程度に落ちていると考えられる。ベテランにとっては苦にならない条件だが、初心者だとピント合わせに苦戦しそうな場所だ。

もう一つの疑問について考える。「ファインダーで覗いている時は人を認識出来るのに、プリントしたら人がいるくらいにしか写っていないのは何故か」ということだが、これはマニュアル一眼レフのファインダーの見え方と写真になった時の見え方は違うという事だ。カメラのピント版にはフレネル溝が刻まれているが、写真フィルムの表面はつるつるの平面だという違いによる。

従って、ファインダー像よりも仕上がりの写真の方がボケ味がきれいに出る傾向がある。

数多く写真を撮って、ファインダーでこのように見えているから写真にしたらこんな風に見える筈だという一種の「翻訳能力」を養う必要がある。

メーカーのオリンパスでは、0M-1と共用で12種類のフォーカシングスクリーンを開発していた。写真の仕上がりイメージに近い画像を撮影時に見たいということであれば、フレネル溝の無い全面マットスクリーンに交換するという方法がある。

以上、とりとめのない回答になってしまったが、参考にしてもらえる部分があれば幸いである。
    • good
    • 0

そーそーフォーカシングスクリーンで思い出したw



もしかしたら単純に表裏逆になってるダケってケースも有り得るぞ(笑)
とりま手元のカメラ良く見てみるべきじゃね?
    • good
    • 0

>一応全国規模の写真コンテストで入賞した経験もあるので



そーゆー人がこの程度を自己解決できないってのが不思議なんだが…w

フォーカシングスクリーンかフィルム側かどっちかが正規の位置からずれているってしか無いよねぇこの場合?
んで、可能性としてはフォーカシングスクリーンである可能性が高い訳だ。構造的にね。

OM-2の現物手にしたこたねーけど、この時代のそのクラスのカメラだとフォーカシングスクリーンは交換出来て当たり前。
前のオーナー(この質問内容だと質問者様が該当機の現役当時に新品購入したんじゃあるまい?)がスクリーン交換する時にズレた位置でセットしたままになってるとか、ズレた状態で固定しようした結果として固定機構が歪んじゃってるとか、はたまた他機種用のスクリーンを無理やり流用した結果ピント位置がズレたとかの可能性が考えられるゾw
    • good
    • 0

写真拝見しましたが、完全に背景にピントが合っている状態ですね。


しかし、撮影時ファインダ上では、人にピントが合っていた、ということでしょうか?

もしそうだとすると、フォーカシングスクリーンがずれている可能性があります。
フォーカシングスクリーンが本来あるべき位置にない場合、フォーカシングスクリーン上だけでピントが合っていて、実際にフィルムに露光される際にはピントがずれている、ということになります。

フォーカシングスクリーンが外れかかっていないか、あるいはモルトなどが劣化していないか、確認されてみたほうが良いかと思います。

わたしもこのカメラではありませんが、古いBRONICAで、モルトの劣化によりフォーカシングスクリーンがずれてしまい、同様の経験があります。
    • good
    • 0
    • good
    • 0

写真拝見しました。


ちなみに、OM-2のフォーカシングスクリーンはセンターがスプリットイメージ、その周りのドーナツがマイクロプリズム。
この場合、人物が中央にないので、人物をセンターに持ってきてスプリットイメージかマイクロプリズムでピントを合わせた後、構図を取り直す(この場合、厳密にはコサイン誤差が生じます)かマット面でピントを合わせます。
その辺り、どう言う方法でピントを合わされたのでしょうか?
    • good
    • 1

…ブレなんじゃないの?。


手ブレ。

開放値が1.4でも、絞りが絞られていれば1.4じゃ撮れないよ?。
F11とかになってない?。
OM2は絞り優先オートだから、絞りに応じてシャッタースピードも変わる。
ISO100のフィルムとか使って屋内撮影だと、確実に手ブレするよね。

微妙なブレは、ピンボケと間違えやすいよ?。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。一応全国規模の写真コンテストで入賞した経験もあるので、間違いはないとは思うのです。写真を載せていなくて申し訳ないです。背景の風景はばっしりあっているので、ピント距離のみの問題かと思います。

お礼日時:2018/05/09 19:32

OM-2は、MFカメラ。

ピントはユーザーが合わせます。
MFカメラは、ピントに関係なくシャッターを切る事ができます。そこが、AFカメラと違うところ(動体予測AF除く)。

で、MF一眼レフファインダーの視度は、マイナス1D(ジオプタ)~0.8D。
つまり、健常者の視力で、1~1.25mの距離が明瞭に見えるようになっています。
ですから、近視遠視の人は視度補正レンズでファインダーのイメージスプリットが明瞭に見えるよう調整が必要になります。

次に、ファインダーが明瞭に見え、目標の被写体に正確にピントを合わせたにも関わらずピンボケとなる原因は幾つか考えられます。
一番に、結像面とフォーカシングスクリーンの物理的距離が一致しない事です。
これも、ミラーの狂いやプレッシャープレートの押さえが弱まり正確にフィルムゲートを通っていないなど要因は多岐に亘ります。

これ以上は、実際のカメラを拝見していませんので何とも申せません。
何れにしろ、要修理品と思われます。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

なるほどです。壊れている可能性は大いにありますね。フィルム屋に相談してみます。

お礼日時:2018/05/09 19:33

あなたの視力は?



ものさしやメジャーで1mの距離を測って、そこに物を置いてピントを合わせて、撮ってください

近視や遠視だと、1mより奥でピントが合っているように見える、1mよりも前でピントが合っているように見えるので、それで撮ると
ピンボケの写真ができあがりますよ

あと、カメラはずっと使い続けていた物ですか?中古品だと、たまに視度補正レンズが着いたままになってて、それがあなたの視力と合っていないのに、気が付かない
というのがあります。

あとは、1mの距離でピントを合わせて、絞り値を変えて撮ってみてください

レンズが終わってる場合もありますし
    • good
    • 0
この回答へのお礼

視力は1.5なので、問題はありません。色々とって、現像してみないとわかりませんね。ありがとうございます。

お礼日時:2018/05/09 19:33

試しに同じ条件でF11まで絞って人物にピントを合わせて撮ってみて下さい。



これでボケる様でしたらレンズに問題ありかもしれません。

問題無ければF1.4はバックをぼかすポートレート撮影以外は使わない方がいいです、条件にもよりますがF8かF11辺りを中心に調整すれば撮りやすいかと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

そうですね。撮ってみないことにはわかりませんね。その場で確認出来ないのがやっぱりデジタル人間にはつらいです。ありがとうございます。

お礼日時:2018/05/09 19:35

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!