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日本語を勉強中の中国人です。以前どこかで読んだ記憶があり、「(さ)せていただきます」は場合によって不快を与える表現になるようで、以来「お(ご)〜いたします」でこの表現を避けております。しかし、ビジネスメールでよく目にするので、変化に富む表現も求めますし、注意点を知ってまた使いたくなりました。

恐れ入りますが、「(さ)せていただきます」という表現はどのような時に不快を与えるのか教えていただけませんか。使いこなせるようにいたしたいので、よろしくお願い申し上げます。

また、質問文に不自然な日本語の表現がございましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (8件)

敬語の専門家は、「~させていただきます」という言い方を「相手の許可を得て恩恵を受ける」と説明しています。

ちょっとなんの事か分かりにくいでしょうから、少し説明します。
 今、携帯電話の契約しようとしています。初めての契約のため、本人確認の必要があり、運転免許証を出しました。ショップ側が、「コピーをさせていただいてよろしいでしょうか」と言いました。この場合、ショップ側も客の方も特に異存はない場合が多いでしょう。特にショップ側は契約の成立という恩恵が与えられました。先ほどの説明のとおり、相手の許可を得て恩恵を受けました。
 ところが、ある集会の席に現れた人が、「ただ今から、〇〇(商品名)の販売をさせていただいてよろしいでしょうか」と言い出しました。そこにいる人々の中には、喜んで買う人がいるかもしれませんが、一方で「そんなものを買うために集まっているわけではない」と怒りだす人もいるでしょう。「一体誰の許可を受けて売るんだ」「だから今許可をしていただこうと思うんです」「許可を受けるのが先だろう」「だから、よろしいででしょうかと、申し上げたわけです」かなり雰囲気が悪くなります。
 ある店が、「本日休業させていただきます」という張り紙をしていました。その店目当てに来た人が、舌打ちをして帰っていきます。
 ある研究会で、研究発表をする人が「それでは、ただ今から発表させていただきます」と言いましたが、特に反応はありませんでした。
 ある人から手紙が来て、「別便にて粗品を贈らせていただきました」と書いてありました。これに対する反応はよく分かりません。
 この「~させていただきます」は、ケースに依っていろいろな反応があるので、気をつけるべきでしょう。
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この回答へのお礼

ご丁寧に説明していただき誠にありがとうございます。おかげさまで、理解できました。慎重に使用いたします。

お礼日時:2018/12/22 22:53

「せる・させる」は使役です。

(古語では「す・さす」で尊敬にも使われました。「せ(させ)・給ふ」現代語では、まれに高位の人に使います。)他に「許容・放任」の意味もあります。
 これが「~せて(させて)いただきます」の「使役」と考えていいでしょう。問題になるのは、誰が誰にさせるのかですが、実質的な行為者は「私(発言者)」です。では、させる(私を使役する)のは誰かと言うと、相手です。「好きにさせてください」→「あなたは私を、好きにさせてください」。この「ください」を「いただきます」に代えたのが、~させていただきます」
 『この代金、私に支払わせてください』→『この代金、私が支払わせていただきます』
(前者は「私に」で後者は「私が」と変わるのは、「くださる」(くれる)の主格が「相手」であり、「いただく」(もらう)の主格が「私」だからです。)
 私は、「ください」を<使いたい派>ですが、多くの人は、「いただきます」を<使いたい派>のようです。「ください」を使いたくない理由の一つは、「命令形」だからですが、「ください」など、いっぱい使われているのですが。
 「させていただきます」を使うと、何かしら「私(発言者)」が前面に出てくるのが気にいらない人もあるようですが、「私が」という主格がある以上、仕方のないことです。
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この回答へのお礼

難しいようですね。どうもありがとうございました。

お礼日時:2018/12/22 22:56

広辞苑によれば、「させる」→使役(放任・許容を含む)とありました、させられる・時には、させたまう、として尊敬に使用されるが、使われる場面は限定される、とありました。


「させられる」は敬語としてあるようですが「させる」は敬語ではないようです。
「させていただきます」→自分をして、使役?、自分を卑下することで相対的に相手を持ち上げたつもり?、謙譲語と勘違い?。
売り言葉に買い言葉の類で「そこまで言うなら、そうさせてもらいます」この場合の「させて」は使役(許容)に該当するのかな?、これを「させていただきます」とすると「いただきます」は慇懃無礼な丁寧語?。
「部下の○○にさせます」→これは純然たる使役ですね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2018/12/22 22:54

させて頂きます、が避けられる機会の方が希でしょう。

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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございます。

お礼日時:2018/12/22 22:53

部下をしてそのようにさせていただきます、というようならOKかもしれません。


自分が、する、行動をさせて・・・はあなたのために、そうする・・・となるのかな。
命令に従い、その通りさせて・・・・はあり得ると思いますが・・。
させる、この言葉謙譲語でも使われますが、使役で使われることが圧倒的に多いのかも。
使役の意味でとらえると、確かに不愉快な感じが多いですね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。参考になりました。

お礼日時:2018/12/22 22:45

ほとんどの場合、不快に感じます。

「させていただく症候群」といって誤用ばかりです。「いたします」の方がすっきりします。
https://eigobu.jp/magazine/sasete
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。サイトは興味深く拝見しました。大変いい勉強になりました。助かりました。

お礼日時:2018/12/22 22:44

こんにちは。



「させていただきます」という表現は、「してあげます」という少し恩着せがましい表現と受け取られることがあります。
言葉は前後の流れで使い方が変わってきますが、「行(おこな)わせていただきます」が、より丁寧で適切だと思います。

ビジネスでは(海外ではわかりませんが)必ずお客様が上位の関係となります。
ですから、可能な限り丁寧な表現を使われることが大切です。

質問文の中で少々不自然な表現としましては、『注意点を知ってまた使いたくなりました』の部分です。
ここは『正しく使いたいので、注意点を知りたいです』がより適切です。

ご参考になさば幸いです。
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この回答へのお礼

ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。いろいろとても参考になりました。

お礼日時:2018/12/22 22:35

こんにちは。


とても丁寧な文章で不快感はないですよ。
日本人のほうがむしろ乱暴かもしれません。
例えば、「回答させていただきます」
このコミュニティではちょっと硬いですよね。
ビジネス文書で「メールでの回答で失礼します。この件では○○ということで対応させていただきます」
これを
「メールですみません。この件では○○で対応します」
だと、簡略化しすぎてお客様に対して誠意がなくみえますね(最近の日本人はそうなりがちですが)。
あまりへりくだりすぎると文書くどくなりますが、「させていただきます」は、むしろいい言葉ですよ。
話言葉でも、相手の声が聴きづらかったりクレームだったりしたときは、
「電話を切らせていただきます」
のほうが丁寧ですし。
お手元に「謙譲語」のテキストなどあれば参考になさればよいと思います。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。大変参考になりました。頑張ります。

お礼日時:2018/12/22 22:34

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