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 染色するのに用いられるシッフ液が染色体を染色する原理が解りません。原理をできれば詳しく教えてください。

A 回答 (2件)

染色体を染める試薬は酢酸カーミンとかも使われますが、こちらが染色体中のヒストンなどのタンパク質と反応することで染色体を染めるのに対して、シッフの試薬は直接DNAと反応し、色を呈します。



具体的には参考URLに書かれていますが、
ポイントを言うと、
1、シッフ液はアルデヒドの検出が鋭敏にできる
2、酸による加水分解でDNAの塩基が糖から外れる
3、ヘミアセタール構造になった糖は、構造が変わり、アルデヒドができる。

というところでしょうか。上のほうの構造式だけ見てもらってもいいと思います。

参考URL:http://members.pgonline.com/~bryand/StainsFile/s …
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Freeuserさんのほぼ完璧な回答を少しだけ補足させてください。



シッフ試薬は,アルデヒドの検出試薬です。原理は有機化学のシッフ反応で検索してみてください。

DNA検出のフォイルゲン反応,多糖検出のPAS反応,蛋白質検出のニンヒドリン‐シッフ反応なども同じ原理です。

ただ,染色というものは体験的なものです。化学反応によるもの,電気的に結合するもの等ありまして,本当の原理はすべて解っているわけではありません。

Freeuserさんの酢酸カーミンも塩基性タンパクであるヒストンと結合すると殆どの成書には書いてありますが,抽出したDNAを濾紙にとって染色すると染色されますから,私は犯人はヒストンではないと思っています。何か解りませんが…
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