教科書の万葉集 貧窮問答歌は、どの本からですか？

万葉集巻第五の貧窮問答歌について、今の教科書はどの本から引いて来ているのかお教え下さい。
日本古典文学体系とか、新日本古典文学体系とか、日本古典文学全集とか、国歌大観とかです。
佐竹祐吉本、契沖の万葉代匠記を読んでいて、訓が違ったので、最新のスタンダードが知りたいです。

質問者からの補足コメント

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  風離雨布流欲乃雨離雪布流欲波為部母奈久
  を西本願寺本は
  カゼマジリアメノフルヨノアメマジリユキノフルヨハスベモナク
  とし、契沖は訓は同じだが離を雑にして、
  武田祐吉は、
  カゼマジリアメフルヨノアメマジリユキフルヨハスベモナク
  と６音として、字余り、字足らずが多く、私は現在の教科書は知らないので、国語の先生なら知っているかと。
  もちろん、どこの出版社が教科書を出しているかも知りません。

  No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時：2019/02/28 08:38

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  知りたかったのは、最新の訓です。スタンダードは教科書かなと言う単純な発想です。
  小生が持っているのは、代匠記、古義、國歌大観で最新のものでも武田祐吉の全詳解と70年前の物しか無いので。
  鎌倉期の西本願寺本を読んでいて、ふと疑問に思ったからです。

  
  No.2の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時：2019/03/04 15:18

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  マニアックな質問とは思いつつ、国語の先生なら、教科書を持っていて、引用元を知らないと授業出来ないかと想像しました。
  仙覚が、一生を掛けて訓じてから700年。その訓に最も近いと佐佐木信綱も書いていますので、

  
  No.3の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時：2019/03/04 15:29

No.1 ベストアンサー 回答者： OKAT 回答日時： 2019/02/27 21:46

日本古典文学体系、新日本古典文学体系、日本古典文学全集、国歌大観。

これらには皆底本というものがあり、それぞれに説明が付いているはずです。多くの古典の原本が存在しないので、伝本の系列などが研究されていますが、これは専門家の仕事です。教科書などには、そういうことは載っていませんが、発行する会社に問い合わせれば分かるでしょう。
参考
　https://www.manyou.gr.jp/SMAN_1/index.html

No.4 回答者： OKAT 回答日時： 2019/03/04 23:22

やはり、研究者でしたか。

失礼しました。多分高校の教師あたりも、そんなに詳しいことは知らずとも、授業はできるはずです。

No.3 回答者： OKAT 回答日時： 2019/03/03 18:49

カゼマジリアメノフルヨノアメマジリユキノフルヨハスベモナク

カゼマジリアメ　フルヨノアメマジリユキ　フルヨハスベモナク
この二つの違いは漢字（万葉仮名）とは無関係で、「の」を加えた（字足らずにならないように）だけで、訓読した学者の極めて専門的な話です。同時に「作為的な」ことでもあります。「離」と「雑」との違いは手書きによって写本が作られる段階での写し間違いから来たものでしょう。「まじり」と読むなら「雑じり」のほうが正しいのでしょう。もっとも、誰かの手で途中に正され可能性もありますが。それを専門に勉強する人以外は首を突っ込む必要はありません。あるいは質問者が専門に学ぶのであれば、失礼申し上げました。（それなら、こんなサイトではなく、教授や学者に聞いて下さい）

No.2 回答者： OKAT 回答日時： 2019/03/02 14:24

これこそ専門家の仕事でしょう。

伝本はすべて手書きの書物ですから、「離」か「雑」がが判読が難しく、読みに違いが出てくるわけです。

以下引用するのは、私の手許にある唯一の資料です。番号は「国歌大観」によるものです。

#[番号]05/0892
#[題詞]貧窮問答歌一首[并短歌]
#[原文]風雜 雨布流欲乃 雨雜 雪布流欲波 為部母奈久…
#[訓読]風交り 雨降る夜の 雨交り 雪降る夜は すべもなく…

この訓読が如何に難しかったか、を語る話があります。
#[番号]01/0048
#[題詞]（（軽皇子宿于安騎野時柿本朝臣人麻呂作歌）短歌）
#[原文]東 野炎 立所見而 反見為者 月西渡
#[訓読]東の野にかぎろひの立つ見えてかへり見すれば月かたぶきぬ

江戸時代の国学者「賀茂真淵」は「東（あづま）の野けぶり立ちたつ所見て」と訓読したということです。
　あまり、参考にもならないことですみません。
結局、質問者がお知りになりたいのはどういうことなのでしょうか。