プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

ふと思ったんですが
オートジャイロが旅客用として普及しないのは何故なのでしょうか?
コミュータ用と考えればとても良い乗物だと思うのですが
普及しなかったということは何かがあるのでしょう。
その原因を教えてください。

A 回答 (5件)

#3です。



「離陸への滑走距離は固定翼より短い」
正しい

「更に動力付滑空機のように離陸時のみ回転翼に
動力を伝える方式をとれば更に短い滑走で良い。」
スペインのシェルパが作ったものにそのようなものがありました。

「着陸においてはヘリには及ばないものの
非常に短い滑走で着陸可能である。」
正しい

「飛行速度においても固定翼に及ばないがヘリより早い」
誤り ヘリコプタはローター回転面を前方に傾け、発生した力を推力と揚力に分力します。オートジャイロはローター回転面は常に後方に傾いていますので、揚力は生まれるものの、一部の水平分力は抗力になってしまいます。同じ力で推進しようと思えばヘリコプタにはかないません。

「飛行速度を落としても失速しにくい」
正しい

「推進力と揚力を動力により生み出すヘリに比べ
推進力のみに動力を使うため固定翼には敵わないが
ヘリよりも経済的である」
誤り これもロータの水平分力の抗力を無視しています。ちなみに推進用のエンジンの力の一部がロータを回転させるのに消費されるだけのことですね。自動車に風車を載せて発電するようなもので、結局、直接機械的な接続がなくてもエンジンの力を消費していることに他ならないわけです。それならエンジンに発電機を直結した方がよほど効率はよいわけで、オートジャイロも同じことが言えるわけですね。

このように見てくると固定翼機にもヘリコプタにも、どちらに対しても優れた面がなくなります。中途半端なわけです。しかも長時間滞空という意味では飛行船にもかないません。しいていえば小型軽量化しやすいということでしょうか。ヘリコプタでも一人乗りの超小型のものがありますけども、推進のための機構などどうしても複雑になりがちです。

それらを考えると、オートジャイロというより動力をなくして回転翼グライダーとして活用した方が、向いているのかもしれません。一例として第二次世界大戦中にドイツがUボートに偵察用の牽引式オートジャイロを搭載しました。日本は大型潜水艦が多かったので固定翼の偵察機や、中には爆撃機を搭載したものまでありましたが、ドイツのUボートは小型の艦が多く、飛行機を搭載するには無理があったわけですね。

いずれにせよ、物や人を輸送する手段としては、ヘリコプタがここまで普及した以上、まったく過去のものとなってしまいました。
    • good
    • 1

面白い質問に思ったので自分なりに考えてみました。



どの航空機でも乗客を乗せるだけのキャパを持たせるには大きくて重い機体にならざるを得ませんので、かなり大きなローターをつけたものになりますね。しかも離陸にはローターの回転数を十分に与えられるだけの強い推力も必要ですし、そのための滑走距離もかなりのものでしょうね。どうでしょうか? これだけ列挙しても飛行機&ヘリコプターに勝るメリットがあるかは疑問です。

しかもジャイロコプターは離陸時にローターの回転が不足した状態で横風でも受けようものなら、ほとんど舵が効かないはずですから転倒する可能性もあります。

格納するにはコンパクトで個人所有には打ってつけかも知れませんが、どうもそれだけ?のような気がしますね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。
実はどこかのHP(どこか忘れた)で見たところ

離陸への滑走距離は固定翼より短い
更に動力付滑空機のように離陸時のみ回転翼に
動力を伝える方式をとれば更に短い滑走で良い。
着陸においてはヘリには及ばないものの
非常に短い滑走で着陸可能である。
飛行速度においても固定翼に及ばないがヘリより早い
飛行速度を落としても失速しにくい
推進力と揚力を動力により生み出すヘリに比べ
推進力のみに動力を使うため固定翼には敵わないが
ヘリよりも経済的である

以上のようなメリットが記載されていたことを覚えてます

では飛鳥なんていうSTOLに莫大な金をかけるよりも
コミュータ用にという前提でジャイロ実用化研究を行うほうが効率的ではないかと思ったわけです。

しかし、実際には実用化されていない。
ということは実用に不向きな何かがあるのか?と思った訳です。

お礼日時:2004/12/03 14:21

複座のオートジャイロも萱場が作ってましたね。

陸軍の観測機でした。

そもそも回転翼機の旅客機があまり活躍していませんね。結局、固定翼機に揚抗比などで勝てない、したがって運行経費が掛かってしまうわけです。

ヘリコプターですらこうですから、ローターがブレーキになってしまうオートジャイロでは勝負にならないでしょう。民間のヘリが活躍しているのはホバリングができるからですが、それすらできませんので活躍する場がないわけです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。
ただ、空港設置困難な離島などのコミュータとして考えた場合
空港の建設費、敷地確保の問題で滑走路設置が困難な場所にはジャイロが最適ではないかと思ったわけです。
しかし普及しない。
それは何故?と思った質問でした

お礼日時:2004/12/03 14:25

高速大量輸送に適さないと思います。


時間とそれなりの費用をつぎ込めば、何とか実用に適した物が出来るかも知れません。

仮にできたところで、かけた費用や期間に見合った物が出来るかどうか。

現状では、すでにあるもので足りているのではないかと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。
おっしゃることは判るのですが
開発経費で考えた場合
飛鳥なんぞよりも効率的なのではないかと思ってしまった訳です

お礼日時:2004/12/03 14:27

基本的に一人乗りだから。

    • good
    • 2

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!