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古典文法の「に」の識別について質問です。写真の「にありけり」の「に」なのですが、「に」の後に「あり」があるので断定の助動詞なりの連用形かと思ったのですが格助詞でした。また、「評判であったのだ」と訳しても変ではないと思うのですが、ご指摘頂けると嬉しいです。

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A 回答 (1件)

>後に「あり」があるので断定の助動詞なりの連用形


必ずしもそうではありません。
である、と訳せるなら断定。言ふべきにあらず。
にある、と訳せるなら格助詞。敵は本能寺にあり。

本文に関しては、人の口にあり、人の口<に>その話が上る、という具合に「口」を場所として表現しているなら格助詞、「人の口」が連語として「うわさ」という意味であったならば断定、ということになります。

「人の口」という連語が「うわさ」としてどの程度成熟していたか、という問題に遭遇する訳ですが、それを調べるのは現実にはとても困難です。

私見ですが、どちらの解釈も正しい可能性はあると思います。どちらに解釈しても文脈の理解を過つわけでは無いようですし。
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